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8月31日(金) ボタンヅル

120831botanduru待望のボタンヅルに巡り会うことができました。丘の上で燦々たる陽光を浴び、ヤマツツジの木を覆い尽くして、花を咲かせていました。
仲間のセンニンソウの葉が全葉で小細工のないあっさりしたものであるのに比べ、3出複葉の小葉それぞれが深い切れ込みを持つ込み入った作りです。ボタンの葉に見えるかどうかは別にして、とても趣のある姿です。
花はセンニンソウよりひと回り小さく、あちらが純白なのに対し、こちらはややクリームがかっています。花びらに見える萼片とシベが同じ長さで半球状に開くので、花火とか手鞠とか、そんなイメージを抱きます。

さてうれしい出会いはまた悩みの元でもありました。まずは名前です。ボタンヅルとボタンズル、二つの表記があるのです。「蔓」は「ツル」であり「スル」ではないと思うのですが、なんと牧野博士(新日本植物図鑑)が「ズル」派なのです。
ただ、手元のほかの図鑑は「ヅル」だし、広辞苑や大辞林も「ヅル」です。いつもは博士の権威にひれ伏すのに、今回はちょっと逆らってしまいます。
もう一つ困ったのは、これが草か木かということです。以前は草も木もかまわず、手当たり次第に掲載していたのに、このところブログタイトルに忠実に、記事を草・木・草・木の順にしていたのです。いずれこういう(草木という区分がしにくい植物にあたる)日が来ることはわかっていたのに、バカなことをしているものです。
ボタンヅルは草か木か! 牧野博士は「落葉木質のつるである」としていて、草木の境にこだわっていないのはさすがです。ただ、「小低木」とする図鑑は少なくない一方で、「多年草」とするものもあり、にわかには判断できません。
結局、うれしい遭遇に舞い上がって根元の観察を怠った自分がいけないわけで、次の機会には自分なりの意見が出せるようにマジマジと見ることにします。などと言っているわりには、きょうは「草」の出番の日で、まあパッと見は草だったような…。

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8月30日(木) ヤマハギ

120830yamahagiまっすぐに上にのびる枝振りがヤマハギの特徴です。その枝についた葉(3出複葉)は軸が長いのですが、花はその葉の先端よりもさらに外側に飛び出ます。
「葉っぱに埋もれてなんかいられないわ!」というヤンチャな嬢ちゃんのように見えて、この木に会うと思わず楽しくなります。

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8月29日(水) トチカガミ

120829totikagami2週間前にトチカガミの雌花・雄花が並んでいる姿をここに出し、トクトクとした風を装いましたが、じつは内心忸怩たるものがありました。掲載前の調べで、トチカガミは雌花の花柄が雄花のそれより倍も太いことがわかったのです。
それなのに、あの日撮った写真には花柄の様子を伝えるものは皆無でした。雌花のシベに目を奪われ、花を真上から狙うばかりで、その花柄は視野になかったのです。
こういうミスは来年に持ち越したくはないので、照りつける陽射しにクラクラしながらもリベンジに行ってきました。たしかに、雄花のか細い花柄はお湯のような水温にダウンしていましたが、雌花はこんなに頑強な土台に支えられていました。
子房も少し色づき、ゆるやかな膨らみを見せています。決して美的とは言えないこのフォルムには、見る者をうなずかせる「生きる力」があふれています。

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8月28日(火) ガマズミ

120828gamazumi真っ赤に色づいたゴマギの実に目を奪われたのは先月の初旬でした。あのとき、足場が悪くて近寄れなかったこともあり、じつはゴマギかガマズミか迷ったものです。
しかし、こうして8月も終わろうというのに、ガマズミはまだ実が色づかないことを確かめて、今さらながらホッとしました。似た者同士(どちらもスイカズラ科ガマズミ属)とは言っても、性質には差のあることも多いものです。
ガマズミの実が赤く輝くには、あとひと月ほどの時間が必要でしょう。そのころ、一方のゴマギの実はどう変貌しているのか、少しずつ確認していきたいものです。

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8月27日(月) コマツヨイグサ

120827komatuyoigusaしおれた花の色がオレンジになるのはマツヨイグサと同じです。ただ、陽が昇ると花を閉じてしまうマツヨイグサに比べ、こちらの花は陽が高くなっても元気です。
もう一つ、ほかのマツヨイグサ類は腰丈以上の高さがあるのに対し、これは地を這うように育ちます。あまり立ち上がることがないのが特徴です。
なお、前にこれを取り上げたときのものと今回のものは、葉の様子がまるで別種かと思うほど違います。前のものにはほとんど切れ込みがありませんでした。このように、葉にバリエーションがあることも、コマツヨイグサの大きな特徴です。

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8月26日(日) シロモジ

120826siromojiまるで小さなスモモのように、浅い割れ目がついてきたシロモジの実です。2カ月前にここに登場させたときは、この実をコケシにたとえていました。
ということは、あのとき、「この実はずっと立ったまま」と書いたことは正確ではなかったわけです。春に結実して初夏まではコケシでも、夏の間には重くなった頭を垂れてスモモに変貌する…というのが現時点での正確なシロモジの実の様子でした。
さて、このあとまさかこれが赤く熟すわけはないはずです。冬には実がなくなっていたように思うので、いつごろどんな落ち方をするのか、記録を続けることにしましょう。

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8月25日(土) コミカンソウ

120825komikansou1先月下旬に、「花がないのに実が並んでいる」不思議な状態を報告したコミカンソウが、ようやくノーマルな開花・結実シーンを見せていました。
枝の左が先端で、まだ開かない花蕾が並んでいます。これに対し、枝の右側では、緑色ではあっても、咲いた花が実を結んでいます。我ながら見事に、一本の枝で蕾から実までの時間の流れをとらえることができました。
120825komikansou2その流れを、少し離れて見てみました。かわいい「蜜柑」の連なりに感動します。そう言えば、そろそろ早生の蜜柑が出てくるころかもしれません。時期的にも、この実を見たとき、蜜柑を連想するのは決して突拍子なことではないことを実感しました。

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8月24日(金) サルココッカ・コンフサ

120824sarcococcaこの木が雌雄異株であることに気づき、雌花までしっかりと撮影できたのがこの春でした。そのとき、「あの黒紫色の実に変わっていくプロセスも楽しみなので、ときどきはこの雌株のチェックを忘れないようにしよう」と書いたことが実現できました。
本当はもうちょっと早い時期に、2本の雌シベがそのままツノとして残る様子をとらえたかったのですが、それはまた来年以降の課題です。
子房はもうすでにぷっくりと膨らんでいますが、サイズ的には完熟状態の半分から2/3程度です。これからさらに恰幅を整えながら、あの迫力ある黒紫色まで変化していくわけで、このかわいい黄緑坊主のままでいてほしい気持ちが半分、あの黒ピカ頭に早く会いたい気持ちが半分、男心を揺らしてくれるおもしろい木です。

<補注> この木を雌雄異株と誤解していたのですが、あとで雌雄同株異花であることが判明しました。(2015年3月26日

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8月23日(木) メドハギ

120823medohagiこの草の概要については前に触れているので、今回は細かいことは省きます。ではなんのための再登場かと言うと、写真の色合いです。
前の写真は午後2時くらいの撮影なのに、夕陽でも浴びているみたいに赤がかぶっていたのです。最近も室内撮影の設定のままでシマトネリコを撮ったミスがありましたから、ボケをかましていた可能性は十分にあって、メドハギのすっきりした佇まいを色で損なっていたので、リカバリーの一枚です。
草本なのに胸の高さまでまでのび上がり、その枝がスラリと細くてまっすぐですから、見るからに小気味のいい姿です。

<補注> 冬に種を稔らせた姿はこちらです。(2015年12月28日)

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8月22日(水) ゴヨウマツ(ヒメコマツ)

120822goyoumatu朝夕など、だいぶ涼しくなってきて、なんとなく気が楽になってきました。というのは人間の勝手な言い分で、蝉にとっては「うわ、急がなきゃ」の季節でしょう。
そこで急ぎすぎて、こんな刺々しいものにつかまって羽化しちゃったの? お腹に穴があいてない? というのはいらぬ心配で、蝉というのは登れれば相手はなんでもかまわないようです。柔らかい草だろうが、硬いお墓(おいおい)だろうが、背の高いケヤキだろうが、小さなヒメコマツだろうが、…あ、そうそう、きょうのお題はヒメコマツです。
本名はゴヨウマツなのに、背があまりのびないのでこんな異名がつきました。二葉であるふつうの松より葉が繁く、寸法もほどよくて、お庭の植木には好適です。

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8月21日(火) ワタ

120821wataずっと前の秋にワタの実を載せたとき、「花は(トロロ)アオイオクラと見分けにくい」ことを嘆きました。花だけ見ればそのむずかしさは今も変わらなくても、咲き終わった花の萼が、いかにも「綿が入ってまっせ~」という形(写真では花の右下)なことに気づいてからは、それほど悩まなくてもよくなりました。小さな進歩です。
一方で、アメリカの広大な綿畑のイメージがあるせいか、ワタはもっと背丈があるものと思っていました。しかし、これまで何カ所かで見たワタは案外に寸詰まりで、だいたいが腰の高さです。念のためにネットで彼の地の写真を見たら、日本のワタとたいして違わない寸法で、思い込みというのはいかんなぁと反省させられました。

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8月20日(月) シャシャンボ

120820syasyanbo枝に並んで咲いた花が次から次と脱落し、花柱がむき出しになっていたのが先月下旬でした。あっと気がついたら、その花柱はぷっくりと膨らんで、いかにもシャシャンボらしくたわわな稔りになって枝を撓(しな)わせていました。
実に残ったおへそがユーモラスです。このむくれたお口のような形状は雌シベの先がそのまま残ったもののようです。つまり、この実は花柱が膨らんだもので、果実は子房部分が膨らむものと思っているとちょっと違うのです。
そう言えばイチゴの実は花托だし、実のでき方は画一的ではありません。熱中症に怯えながらも野山をうろつく楽しみは、こんなささやかな発見に支えられています。

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8月19日(日) サンカクイ(とカンガレイ)

120819sankakuiこういう絵日記をつけていると、過去の自分に赤面することしばしばでも、ごくたまにその健気さに驚くこともあります。かつてカヤツリグサの仲間らしきものを載せたときがまさにそれで、初心者が恐れげもなく、見分けがむずかしいホタルイ属を取り上げたのに感心はしても、判別は見事に間違え、それに気づいて修正してはみたものの、さらに間違えるという混乱ぶりでした。
あれから6年、どうやらサンカクイらしさをきちんと押さえた写真が撮れるようになりました。まず、茎を切って見せるなどという乱暴をせずに、断面が三角であることを表現できています(と自己満足)。さらに、花柄もしっかりわかり、花穂がプランプランと簪(かんざし)状に揺れる姿をとらえています。
120819kangareiその花柄がないカンガレイがこちら(↑)で、茎はサンカクイと同じ三角形状でも、そこからダイレクトに花穂が飛び出ているのがわかります。

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8月18日(土) サイカチ

120818saikatiこの木がサイカチであろうがあるまいが、写真としてはどうでもよくて、誰が見たってカブトムシを写したかっただけということは見え見えです。サイカチの木陰で息をついていたとき、なにかが動く気配を感じて目を移し、「うぉ」と声を漏らしてしまいました。
さて、なぜにサイカチにカブトなのかとこの親分を見続けていたら、この場所には次々とほかの昆虫が訪れていました。幹の裂け目から樹液が出ているようです。
ただ、それら遅参者たちは、この親分にあっけなく撃退されるのです。たしかに、この立派な角を振り立てられると、敵うものなど皆無です。というわけで、カブト親分の強欲さ紹介記事のようにはなったものの、きょうの主役はあくまでもサイカチです(汗)。

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8月17日(金) モミジアオイ

120817momijiaoiこのブログの初年度にこれを載せたときは、じつにヒドイ色合いで、いま見直すと、いやはやモミジアオイさん、ごめんなさいでした。
では2回目はどうだったかというと、それから2年経って、空の青とのコントラスト狙いは悪くないものの、逆に言えば空も花も葉も、ついでに蕾の様子まで、なんでもかんでも欲張っていて、「まあモミジアオイではあるわなぁ…」みたいな写真でした。
そして、亀の甲より年の功というか、三度目になれば捨てるものは捨てて、少しばかりは思い切りが良くなりました。というよりはモミジアオイのこの潔さに応えようと思ったみたいです。グイッとのびた茎、サクッと開いた葉、グワッと燃える赤が迷いを感じさせない花、じつに爽快にして豪快です。夏だぜい、暑いぜい、グワッ!!

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8月16日(木) タマサンゴ(フユサンゴ)

120816tamasango1汗のしたたる時期にこの赤い実を見て、フユサンゴという別名に首をかしげていたのは懐かしい思い出です。たしかに、冬枯れの時期に華やかな色の実はありがたい存在とは言え、もうひと月も前からこの実は膨らみ、若い緑の玉が次々に赤く熟して、カラフルな景色を作り出してくれていました。驚くほど長い鑑賞期間です。
その実を作るための花は、いかにもナス科の姿です。これだけ実が熟しているのに、いつまでも咲き続け、どんどん実を作ります。この実は意外にポロリと落ちやすいので、長く枝にとどまっているのではなく、常に新しい実に更新されているのです。
120816tamasango2その完熟の実をかじってみました。とてもジューシーで、ほおずきに似た淡い苦みはあっても、飲み込むのに邪魔になるほどではありません。しかし、本気で飲み込むとヤバイ(毒性あり)そうで、せっかくたくさん実るのに、もったいないことです。

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8月15日(水) トチカガミ

120815totikagamiトチカガミの花は男性過多でして、嫁一人に婿十人みたいな状況であることは前にも触れました。今回の雌花(中央)も、両手に花ならぬ左右に雄花を従えて登場です。と言うか、雌雄をそろえて撮りたいという願望をようやく叶えた一枚です。
さらに幸運にも、この雌花はかなり若い状態でした。以前の写真では、6本の柱頭が二股に割れてしまい、なにやらタコ踊りみたいな姿だったのに、今度はクッキリと星形を呈していて、雄花との明らかな違いがわかります。
次は雌花の子房が膨らんだ姿を撮り、そのあとに種をひと粒いただき、そして我が家のメダカ池がこの花でいっぱいに…というのを捕らぬ狸の皮算用と言います。

<補注> 雌花の花柄の様子はこちらです。(2012年8月29日)

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8月14日(火) アオギリ

120814aogiriちょっとした怪奇映像です。虫こぶ? 病気? というこちらの心配は大きなお世話で、アオギリにとってはこれが正常な姿でした。
今年もまたをうまく撮れなくてメゲていたら、あっと言う間(ほぼ1カ月)にこんな姿です。見かけはホントにどうしようもないのに、この馬力にはほとほと感心します。
さて、今回の新発見は莢の反り返りです。実が成熟したら莢が反転して中身を弾き出すとばかり思ってたのに、見れば最初から莢は裏返っています。…とすると、莢の役割は滑空して種を運ぶことのようです。弾くのも滑空するのも、運ぶ距離に大差はないと思いながらも、かつての自分の誤解はここで弾き飛ばしておきます。

<補注> 花と実のしかけについて、少しだけ詳しく見つめることができました。(2015年7月20日

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8月13日(月) ヒヨドリバナ

120813hiyodoribanaひと月ほど前から、ヒヨドリバナが花を咲かせ始めています。以前、この花を10月の末に取り上げ、「ヒヨドリが鳴くころに咲くというくせに、時期がぜんぜん合わない」とエラそうに言ったことがありました。
調べてみれば、ヒヨドリの営巣は6月ころだと言うし、ヒヨドリバナは7月中旬には咲き出すわけで、先の発言は取り消しです。野山の花としてはかなり長く咲き続けるタイプなのだと弁解しておきます。
その花は、あのアサギマダラの食草(成蝶が吸蜜)です。前に近所でこの蝶を撮影したときに吸蜜していたのは、ヒヨドリバナの仲間であるフジバカマでした。
さらに、アサギマダラの食草と言えば、ここではキジョランを取り上げています。キジョランには卵を産み付け、幼虫がその葉を食べ、成蝶はヒヨドリバナなどの蜜を吸うというしくみがようやく理解できたわけです。花と蝶…歌の文句ではなくても、こうして彼らを眺め続けていると、途切れ途切れの連環が少しずつでもつながってきます。

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8月12日(日) ナギ

120812nagi生まれたての赤ちゃんのような姿と、紫色に染まり始めた時期と、枯れてミイラになったのにまだ枝に残っている様子と、わりとしつこく、ナギの実は追いかけています。それでもまだこんなシーンがありました。時期的には青年期でしょうか。充実してきた丸い実が、まるでマスカットぶどうのようです。
ただし、大きさは指の先くらいはあっても、いかにも未熟という様子で、食欲はそそりません。実際、今回見た木は手の届く高さに実がついていて、今にして思えば念願の試食もできたのに、いたずら心はまるで起きませんでした。

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8月11日(土) キジョラン

120811kijoran思いがけずキジョランの花を見ました。前にこの花を載せたのは10月初旬で、高いところに花があることを嘆いているのに、今回は余裕で見下ろして撮りました。ただ、花の多くは蕾状態ですから、今ごろが咲き始めで、これから秋にかけて蔓の下側から上方へと順々に咲き昇っていくのでしょう。
分厚くてふてぶてしい花はいかにもガガイモ科的な風貌ですが、ガガイモほど毛深くはありません。冬の大きな莢とか髪の振り乱し具合に比べたらかわい過ぎる花で、このまやかし具合もなかなかに鬼女だなあ…とオジサンっぽくつぶやいてみました。

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8月10日(金) スイショウ

120810suisyou「これはあの暑かった盛りに載せるべきでした」と書いたのは一昨年11月でした。いつも言いっぱなし・忘れっぱなしのワタシとしては、大変優秀な約束履行です。
期待したように、やはりとても涼しげな姿で、スイショウの並木道なんてあったら、道行く人もずいぶん楽だろうと思います。しかし、この木は湿地&高木の下という環境が好きなので、とても街路樹には向かないだろうことが残念です。
ここは鬱蒼とした沢筋で、肺腑を洗うような涼風がときどき吹き抜けます。平地とは体感温度で2~3度は違っている感じで、涼しげな姿をした本人が一番涼しい場所にいるのだから、世のなかというのは不公平かつ理屈に合わないものです。

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8月9日(木) クワズイモ(アロカシア)

120809kuwazuimo食べられないから「食わず芋」です。当然ながら、食べられない芋が八百屋に並ぶワケもなく、こうしてもっぱら眺めて楽しみます。食べると舌がしびれて呂律が回らなくなるそうで、それだったら、ワタシは毎晩これを食べていることになります(笑)。
それにしても大きな葉です。そこら辺の小さな食卓だったら、立派にテーブルクロス(ランチョンマットではなく)の代わりになりそうです。
これだけ雄大な葉を茂らせる芋って、余程に大きいことでしょう。根性でもって、晒しに晒して食べることもするようですが、その気持ち、痛いほどにわかります。

<補注> 和名で呼ぶとなんとも色気がありません。しかし、園芸店で「アロカシア」と呼ばれると、かなり高価だし、お洒落です。この写真のものはいかにも「クワズイモ」が似合う面構えでも、園芸的に作出された「見目良い」ものを店で見かけます。

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8月8日(水) ムラサキナツフジ(サッコウフジ)

120808murasakinatuhuji一・二輪、開きかけの花はあるものの、撮影時期としてはかなりのフライングです。ふつうはこういうものはボツにするのですが、こんな時期(暑い!)だし、滅多に見かける木ではないし、自主規制なんて簡単に解除です。
そして、この藤にはさらなる言い訳がありまして、別名のサッコウフジ(園芸的にはこちらの方が通りがいい)の意味がさっぱりわからないのです。漢字だと「醋甲」なのですが、古く(江戸末期?)中国から渡来したとき、誰もその意味を解明しなかったようです。中国音に字をあてたのか、中国名がそのままなのか、不思議な字を見ながら考えていると暑さが募ってくるようで、もぉ、鬱陶しいったらありゃしません。

<補注> 次の夏もムラサキナツフジに挑戦し、花・葉・枝の様子を、それぞれ少しだけはっきりとらえることができました。(2015年8月7日)

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8月7日(火) バアソブ

120807baasobu大変な婆ちゃんにお目にかかることができました。この婆ちゃん、五輪開催中のかの国の女王様よりも、ひょっとしたら大物(絶滅危惧種)です。
7月初旬・中旬と、ここにはすでに二度、来てみています。しかし、草の海に紛れて、株のありかはさっぱりわかりませんでした。それが今回は一目瞭然でした。セイバンモロコシに巻き付いて、胸の高さで花がたくさん開いていました。
細い蔓で周りのものに手当たり次第に絡みついてのびる様子は、たとえてみればヒルガオに似ています。もちろん花はまるっきり違い、その大きさは親指の先くらいです。
さて、バアソブときたらジイソブです。婆ちゃんほどに希少種ではないものの、うまくこの夏のうちにとらえられるかどうか、婆ちゃん、早く爺ちゃんに会わせてね!

<補注> ジイソブ(ツルニンジン)については、10月16日(蕾の様子)10月26日(開花状態)に掲載できました。

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8月6日(月) タイワンニンジンボク

120806taiwan_ninjinbokuニンジンボクの種類は元来が涼しげなのですが、この木はとりわけスッキリした風情です。花色はほかのニンジンボクと同じでも、葉のスマートさがその原因です。
まず、ふつうのニンジンボクと比べます。あちらの葉は大きな鋸歯が目立ち、小葉一枚もややでっぷりとしています。
次にセイヨウニンジンボクですが、小葉は「ふつう」よりスマートではあっても、数が5枚または7枚で、5枚の場合でも付け根側の小葉まで大きいので、「タイワン」と比べて葉のつき方が密に見えます。
それら二つの種類と比べるとハッキリしてくるのはこの「タイワン」の涼やかさで、小葉の細さが際立ちます。5小葉(または3小葉)ではあっても付け根の2枚は小さいものが多く、実質的に3小葉に見えます。ほかの季節ならいざ知らず、こんな暑さのなかでもし三つの人気投票をしたならば、結果は明らかに「タイワン」の勝利でしょう。

2011年のきょうアナベル(アジサイ)> 2010年のきょうヤマホタルブクロ> 2009年のきょうベロニカ> 2008年のきょうホルトノキ> 2007年のきょうタマアジサイ> 2006年のきょうウイキョウ(フェンネル)> 2005年のきょうフサフジウツギ(ブッドレア)> 2004年のきょうイヌキクイモ

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8月5日(日) コバンソウ

120805koban1コバンソウの花(!)を見つけてから丸2カ月、もうすでに消えてなくなりそうに枯れきってしまっていたのを2・3本引っこ抜いてきました。イネ科であるからには、なりは小さくてもちょっとは食べられる実(種)をつけるのでは…という期待に胸弾みます。
白い紙の上で揉みほぐしてみると、ん、期待したようにバラバラと落ちてくる種はありません。何粒か、黒いものが見えますが、これはゴミでした(涙)。どっかに種は入っていないものか、かなりしつこく分解しましたが、なにも出てきません。
120805koban2それもそのはずでした。殻の内側にへばりついているこの薄皮が種なのだそうです。まるでタマネギとか百合根の鱗片をプレスして乾かしたみたいな、楽しみに待ったワタシの2カ月をあざ笑うかのような、ニヒルで小癪な「種」でした。
もしこれを栽培したいときは、「種を植える」手間はなく、グシャグシャと崩したこの「ごみ殻」をテキトーに捨てておけばいいとのことです。繁殖力は旺盛で、庭を一面小判の海にすることも簡単なようですが、問題はそんなスペースがどこにもないことです。

2011年のきょうカンガレイ> 2010年のきょうガガブタ> 2009年のきょうカラスザンショウ> 2008年のきょうハマユウ> 2007年のきょうクサレダマ> 2006年のきょうサボンソウ> 2005年のきょうベゴニア> 2004年のきょうフヨウ

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8月4日(土) 矮性サルスベリ

120804sarusuberi手前に写ったメヒシバネコジャラシと比べると、その背の低さがよくわかります。サルスベリの根元だけ深い溝になっているとか、主幹をゴリゴリ剪定してあるとか、そういうズルは一切なしの天然自然な状態です。
「鉢植えにできる」と植木屋さんが宣伝しているのも過剰表現ではありません。ふつうのサルスベリは意外に大きくなるので、このサイズなら狭い庭には好適です。
さらに、こうして並べて垣根風に育てる手もあります。街路樹としてのサルスベリならありきたりでも、歩車道分離帯がピンクの波なら、さぞやきれいなことでしょう。

2011年のきょうハクウンボク> 2010年のきょうキキョウ> 2009年のきょうサギソウ> 2008年のきょうハマゴウ> 2007年のきょうナツハゼ> 2006年のきょうセンノウ> 2005年のきょうブルーベリー> 2004年のきょうタラノキ

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8月3日(金) ダイコンソウ

120803daikonsou掲載写真を拡大できるしかけをまだ備えていなかった(注)ころ、この実の針先が「フック状に曲がっている」と書いたままでした。
その複雑な曲がり方は、横幅10㎝ほどの写真ではとてもわかるものではなく、上記のしかけに変えて良かったなぁとしみじみです。自然の造形の不思議さ…などと月並みなフレーズには照れるものの、なんでもない花のあとにこんなからくりがあるなんて、本当にマジックショーです。
さらにかつての記事を読んでいくと、ダイコンソウとオオダイコンソウの差についても写真としてはっきりさせないままであることを思い出しました。それを忘れて、目がフックにだけ引っかかってしまうなんて、我ながらじつに情けない甘さ(ピントも)です。

<注記> 過去記事についても、写真を拡大できるように、順次差し替え中です。(2016年8月3日)

2011年のきょうシロバナキキョウ> 2010年のきょうキツネノカミソリ> 2009年のきょうアーティチョーク> 2008年のきょうハマボウ> 2007年のきょうコオニユリ> 2006年のきょうトコロ> 2005年のきょうキツネノカミソリ> 2004年のきょうスベリヒユ

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8月2日(木) センリョウ

120802senryou高級食材であるイクラを木で栽培する技術が開発されました。まもなく、これが真っ赤に熟すと収穫の時期です…なーんちゃってw(゚o゚)w
暑さでちょっと脳みそが溶け出したようで、バカは言うわ、ピントは合ってないわ、もう始末に負えません。こんな時期にも、愚痴の一つも言わずに着実に実を膨らませていく草木たちって、本当に尊敬に値します。
季節ものとして冬の赤い実は定番であっても、この暑熱の季節、美しい若緑と愉快なおへその表情には、一服どころか二・三服分の清涼剤効果があります。

2011年のきょうシロバナシモツケ> 2010年のきょうヤブミョウガ> 2009年のきょうマルバチシャノキ> 2008年のきょうサボテン(ノトカクタス)> 2007年のきょうキンロバイ> 2006年のきょうモミジアオイ> 2005年のきょうカナムグラ> 2004年のきょうタマサンゴ(フユサンゴ)

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8月1日(水) 黒葉サトイモ

120801kurobasatoimo_rサトイモはサトイモではあっても、葉が黒いのです。最初は緑色(写真中央の若葉)なのに、だんだん黒くなってきます。歳を経て腹が黒くなる人間というのはいても、顔(葉表)が黒くなるのでは、ただの日焼けと変わりません。
前に埼玉名産ヤツガシラ(サトイモの品種)の芋葉の様子を載せています。しかし、この黒葉サトイモはああいう風にデカければいいという品種ではなく、鉢植えにして園芸的に楽しむようです。もちろん、別に鉢植えでなくてかまわなくても、寒さには弱い(南洋原産)ので、ちょいと家のなかに退避できると、少しは長持ちしそうです。

2011年のきょうヒメヒオウギズイセン> 2010年のきょうハンカチノキ> 2009年のきょうオオリキュウバイ> 2008年のきょうカキラン> 2007年のきょうオレガノ> 2006年のきょうミゾカクシ> 2005年のきょうシマサルスベリ> 2004年のきょうコナラ

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