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7月9日(月) ザクロ

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ザクロの花を見れば「紅一点」という単語を思い浮かべはするものの、これがよくわからない言葉です。ザクロの花はたくさん咲くので、漢詩に詠うところの「一面の緑のなかに咲くただ一つの赤い花」という状況にはならないと思うのです。王安石(詩の作者)さんのお宅のザクロがよほど発育不良だったのか、あるいは気の利いた従者が、朝な朝なに花を一つだけ残して摘んでいたとか┐( ̄ヘ ̄)┌。
そして、花の蕾もまたおもしろいのです。萼がまるでカプセルみたいな形で固くて、その先が割れ出すと手品のように花びらが広がります。
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その萼が落ちないで残ると、あのパックリ割れるザクロの実になります。たくさん咲いた花がすべて実になるわけではなく、不稔の萼はボタボタと地面に落ちます。花の咲く時期、ザクロの樹下の賑やかさを見れば、「紅一点」どころか「姦しい」という言葉さえ連想する始末で、さても王さんが見たザクロとはどんなものだったのか…。

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