7月8日(日) ムラサキクンシラン(アガパンサス)
子供のころ、初めて自分のカメラを持ったとき、指南役の父に叱られた一枚があります。それは風景を斜めに写したもので、なぜだか理由は教えられずに、「こういう写し方はイカン」と言われたのです。爾来、斜め写真は自分のなかの禁忌です。
したがってこのアガパンサスも、決してカメラを傾けて撮ったものではありません。などという長い言い訳が必要なほどに、アガパンサスというのはこうしてきっちりそろってみんなが同じ角度に傾いてくれます。
じつはこの写真の場合、右手には塀があります。隣になにがあろうと、ほかの多くの植物は直立して育つのに、アガパンサスはダメなのです。周りをいっさい気にしない傍若無人なヤツは困ったものでも、気にしすぎてオドオドして見えるヤツもなにやら鬱陶しいもので…あ、話は人間のことではありませんでした。
したがってこのアガパンサスも、決してカメラを傾けて撮ったものではありません。などという長い言い訳が必要なほどに、アガパンサスというのはこうしてきっちりそろってみんなが同じ角度に傾いてくれます。
じつはこの写真の場合、右手には塀があります。隣になにがあろうと、ほかの多くの植物は直立して育つのに、アガパンサスはダメなのです。周りをいっさい気にしない傍若無人なヤツは困ったものでも、気にしすぎてオドオドして見えるヤツもなにやら鬱陶しいもので…あ、話は人間のことではありませんでした。
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コメント
はた衛門さん、おはようございます。
すごいですねぇ
土と直角に伸びるということですか。
いえ、塀が45度に傾いているわけではないですよね。
ということは、土の傾きの大きさにつれて
この子にも少しずつ傾斜がうまれるということ?
いえ、それが問題なのではなくて、
皆が同じ角度に傾斜するということがポイント!なのかな。
あぁ 数字が入ると一気に思考力が低下することを暴露してしまいました。
いえ、数字が入っていてもたいした思考力は無いのですが。^^
投稿: ブリ | 2012-07-08 07:51
あれ?今までそんなこと全然気づかなかったです。
そうなんですかぁ。お父様の遺言がぁ・・・まてよ
お元気だったりして・・・(失礼ですね。)
お父様の教えを未だに守られるはたえもんさんはきっと
アガパンサス似なんでしょうか。
私はその逆。全然意に介さず勝手放題でした。
お陰でこの程度?にしか成長しませんでした。
投稿: zenpeichan | 2012-07-08 15:07
ブリさんへ:
あらら、誤解を招く書き方でしたか。
ここの地面は水平です。塀は垂直です。いわばフツーの環境です。
だからフツーに空に向かって直立してくれればいいのに、
アガパンさんは隣に誰かいると、こうして遠慮してしまうのです。
「愛(博愛)の花」ですから、つい隣人に譲ってしまうのでしょうかねえ。
zenpeichanさんへ:
おっとー、ワタシがアガパンでしたかぁ。トホホ。
しかし、斜め構図はダメなんてホントなんですかねえ。
親父はどこでそんなことを知ったのか、いまとなっては確認もできません(笑)。
投稿: はた衛門 | 2012-07-09 06:44
わあ 斜め向け斜めっ て一斉にきれいに咲いていますね。
背景の地面が水平だから、斜め茎が伸びていることがわかります。花色がよく見かけるのより濃くて、家のもこの濃い色なのですが、今年はたったの1輪が咲きかけています
。
カメラですが、私としては風景が入るときは水平線は水平にと気をつけています。他の被写体も基本はそう心がけています。
良いなと思った時の構図はいろいろですけど。
投稿: 杏まま | 2012-07-09 10:22
杏ままさんへ:
「水平線は水平に」…たしかに、海が傾いていたらタイタニックですもんねw(゚o゚)w
草木を撮るとき、茎や枝の角度とか悪くてズルしたい衝動に駆られますけど、
でも、この写真の水平だってバレバレですからね~。
やっぱり親の遺訓は守るべきものですね。
投稿: はた衛門 | 2012-07-10 05:28
ホントですね。私も近所で確認しました。
この写真ほどきれいに角度がそろってはいませんでしたが、塀から遠ざかるような感じでした。
狭いところが嫌いなんですかね。
またまた面白い話題をいただき、ありがとうございました。
投稿: sizenkansatu | 2012-07-11 08:20
sizenkansatuさんへ:
お、これもお目に止めていただいて光栄です。
周り(目測で半径30~40㎝)になにもなければ直立はするようです。
しかし、自分は壁から50㎝も離れているくせに、隣が傾くと自分も…という
右ならえ方式が不思議なんですよね。
投稿: はた衛門 | 2012-07-12 06:57