7月15日(日) ワイヤープランツ
この春、思いがけずに実を見つけたワイヤープランツの大きな繁みです。そろそろ花どきだろうと勇んで近づいたものの、目を凝らすまでは空振りかと心配しました。
蟻(画面中央)と比べてわかるとおり、なにしろ小さい(花の直径=4~5mm)し、色がこんな案配ですから、葉のなかに溶け込んでいます。ただ、次第に目が慣れると、ほとんどの枝先には花があり、いまがまさに花盛りであることがわかります。
こうして接近すると、5枚の花びらに見えたものは萼であることがわかります。つまり、本来の花びらはないタイプの花です。飛び出ている白い3本は雌シベに思えるわけで、もしそうだと雄シベが見あたらない(注)ことになります。この先は、携帯顕微鏡みたいなものがないと、こういう小さな花にはお手上げです。
蟻(画面中央)と比べてわかるとおり、なにしろ小さい(花の直径=4~5mm)し、色がこんな案配ですから、葉のなかに溶け込んでいます。ただ、次第に目が慣れると、ほとんどの枝先には花があり、いまがまさに花盛りであることがわかります。
こうして接近すると、5枚の花びらに見えたものは萼であることがわかります。つまり、本来の花びらはないタイプの花です。飛び出ている白い3本は雌シベに思えるわけで、もしそうだと雄シベが見あたらない(注)ことになります。この先は、携帯顕微鏡みたいなものがないと、こういう小さな花にはお手上げです。
<補注1> ワイヤープランツ(ミューレンベキア・コンプレクサ)は雌雄異株でした。したがって撮影した繁みは雌株であり、別に雄株を見つける必要が生じました。
<補注2> その後の調べで、ワイヤープランツは基本的に雌雄異株でありながら、稀に雌雄同株(雌花以外に雄花または両性花を持つ)のものもあると知りました。
元の記事から7年間、ワイヤープランツのブッシュに花がついていれば目を凝らしてきたものの、実がついていたり、明らかに雌花とわかるものがあるとそれ以上の捜索はあきらめてきました。これからは雌株らしくてもしつこく「ピンク系で楕円形の葯を持つ8~9本の雄シベ」を探さなくてはなりません。(2019年7月)
過去のきょう 2011 コエンドロ(コリアンダー) 2010 アーティチョーク(チョウセンアザミ) 2009 イヌビワ 2008 ムラサキバレンギク 2007 イチジク 2006 ヒマワリ 2005 アキノエノコログサ 2004 ユリ(品種不詳・カノコユリ系)
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コメント
前回アップされたとき慌てて見に行きましたが、残念ながら見られませんでした。
しかし、その後しっかり我が家のワイヤープランツも花が咲きました。
ありがとうございました。
投稿: zenpeichan | 2012-07-15 14:57
zenpeichanさんへ:
おお、それは良かったですね。
近所には花をつけていない株もあるので、必ず咲くものでもなさそうです。
今度こそ、実もご覧になれますように!
投稿: はた衛門 | 2012-07-16 06:52