6月9日(土) ヒメリンゴ
赤くなったリンゴの実は木にぶら下がります。花は空を向いて咲きます。受精した子房が膨らみ始め、自分の重さに耐えきれず、お陽さまに向けていた臍を下に向けるのはいったいいつごろなのか、ただそれだけがテーマの写真です。
シャッターを押すときは、中央の垂れ始めとその奥の上向きしか見えていませんでしたが、改めて見たら、写真下側にはじつに微妙に横向きになっているものも写っていました。ヨチヨチ歩きだった近所の子供が、いつの間にか走り出すのと同じで、生きとし生けるものは僅かながらも日々成長しているのです。その成長課程が一般には「老化」と呼ばれる段階になった己については、この際、触れないでおきます。
2011年のきょう<キレンゲツツジ> 2010年のきょう<ナルコユリ> 2009年のきょう<ニワウルシ(雄株)> 2008年のきょう<コアジサイ> 2007年のきょう<ノリウツギ> 2006年のきょう<プリベット> 2005年のきょう<サルビア・グアラニチカ> 2004年のきょう<ネムノキ>
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