6月30日（土） タチアオイ

前にタチアオイのシベが雄性から雌性に変化する様子を撮影したとき、そのシベや花粉がよく見えるように、花びらの色が濃いものを選びました。あのときは、タチアオイの花色としてあれがもっとも黒っぽいと思っていました。
しかし、世のなかは広くて深いものです。今回見つけたこれ、マジに黒です。陽に透かせば赤みは見えても、そんなイジワルをしなければ、ほぼ完璧に黒です。

しかしまあ、世のなかは広くて深いものです。別のお宅の庭にはこんなえげつない一品がありました。なにが悲しゅうてタチアオイがカーネーションのマネをせにゃならんのかい！と心で罵りながら、指は勝手に弾んでシャッターを押しておりました。

＜補注＞ その後の調べで、1枚目の黒花種はAlcea rosea ‘Nigra’という学名を持つ園芸種（和名：クロタチアオイ）とわかりました。なお、2枚目の黄色八重種は学名の調べがつかず、種苗業界ではダブルイエローと呼ばれているようです。

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