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6月27日(水) エノキウツギ(ウオトリギ)

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秋には赤い宝石のような実をつける木です。その開花をとらえました。どこにでもある木ではなく、実ならまだしも、花のタイミングに合ったのは幸運でした。
撮影した木は、3年前に実をつけていたものですから、盛大に花粉をつけたこの花が結実したはずです。実際、花粉のなかには白い雌シベが埋もれていました。
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ところが!なのです。幸運と混乱は背なか合わせだと思い知らされました。別の場所にある木には、まるっきり葯を持たない「雌花らしきもの」しかないのです。あれ?と元の場所に戻って調べると、こちらには「雄花らしきもの」しか咲いていません。
雄花らしきものが咲く木に実がなる? 1本の木で雄性・雌性が入れ替わるのか? 雌花らしきものが咲いていた木には実がついていただろうか?(注)
ハテナマークばかりで情けなくても、実も変ならば花も変な木であることだけはわかりました。そうそう、蕾を見ればわかるように、花に見えるのは萼のようです。その気で見たら、薄くて小さな白い花びらが、萼と花糸の間にありました。

<補注> 問題解決の糸口にたどりつきました。(2016年7月22日

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コメント

ウオトリギは観たことがないのですが、珍しい樹のようですね。
雌雄異株だとして、雄株に果実がつくのは不思議ですね。
すごい観察眼だと思います。

話がそれるかもしれませんが、ヤマコウバシは、雄株が発見されてないのにちゃんと種子をつけるそうですが、これと似た現象なのでしょうか。
http://sizenkansatu.jp/index_3.html

投稿: sizenkansatu | 2012-06-27 22:58

sizenkansatuさんへ:
自分でわからないものを掲載するのは心苦しいことで、
そんな話におつきあいくださり、ありがとうございます。
ヤマコウバシもそうですし、サイカチも同じように、ワタシには不思議な存在です。
http://hatazakura.air-nifty.com/blog/2007/05/531_510b.html

投稿: はた衛門 | 2012-06-28 07:42

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