6月1日(金) シロモジ
3裂した葉の、その裂け目の基部が、まるで穴あけポンチを打ったみたいに括(くび)れています。裂け目を持つ葉でもこういう特徴は珍しいし、仲間のクロモジの葉はまったく裂けず、単なる楕円形です。
そして、葉とどちらを先に書き出そうか悩んだのがこのコケシ型の実です。科の代表であるクスノキとよく似たつくりであっても、コケシがすぐに逆立ちしてしまうクスノキに比べると、シロモジの実はずっとこうして立って(注1)います。
とても特徴的な佇まいを持つ木なのに、名前が仲間のクロモジをもじったものであることがやや不憫です。小枝に入る黒い斑紋が文字みたいというクロモジに対し、こちらは白い文字が浮かび上がる…わけではなく(笑)、たんなる対語です。
そして、葉とどちらを先に書き出そうか悩んだのがこのコケシ型の実です。科の代表であるクスノキとよく似たつくりであっても、コケシがすぐに逆立ちしてしまうクスノキに比べると、シロモジの実はずっとこうして立って(注1)います。
とても特徴的な佇まいを持つ木なのに、名前が仲間のクロモジをもじったものであることがやや不憫です。小枝に入る黒い斑紋が文字みたいというクロモジに対し、こちらは白い文字が浮かび上がる…わけではなく(笑)、たんなる対語です。
<補注1> この実はずっと立っているわけではなく、実の重さが増せば、当然ながら下向きに垂れます。(2012年8月26日)
<補注2> 開花の様子(雌雄異株)を掲載しました。(2016年3月22日)
<補注3> 9月中旬、実は青いまま数が激減していました。(2018年9月16日)
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