5月29日(火) ナガミヒナゲシ
背景の明るいグレーは電柱の色で、画面の右側には道路のアスファルトや白線が写っています。完全に「路傍の花」であることを表現してみました。
花は盛りを過ぎたのでまばらになったとは言え、結実した壺型の莢を頭に乗せた茎がグングン背丈をのばしています。
花は盛りを過ぎたのでまばらになったとは言え、結実した壺型の莢を頭に乗せた茎がグングン背丈をのばしています。
今月初め、まだ種をこんなにつけないでいた時期に、広い道路の歩車道分離帯に群れ咲くこれを必死で抜いているオジサンを見かけました。
ステテコ姿でしたから、業者さんなどではなく近所の人であることは明らかで、別の日も見かけました。この草にはかなりの遺恨をお持ちのようです。
たしかに、ナガミヒナゲシの繁殖力たるや半端ではなく、ちょいと見かけたと思ったら、どんどんどんどん、どんどんどんどん、子孫を殖やし続けます。
その勢力拡大のネタ元がこれです。名前のとおりに長い実に、まさに「芥子粒とはこれのこと」みたいな種がぎっしり詰まっています。
この種壺の蓋がとれる(右端の1個)と際限もなく芥子粒があふれ出てきて、その数を勘定してみようかという考えは一瞬のうちにケシ飛んでしまいました。
ステテコ姿でしたから、業者さんなどではなく近所の人であることは明らかで、別の日も見かけました。この草にはかなりの遺恨をお持ちのようです。
たしかに、ナガミヒナゲシの繁殖力たるや半端ではなく、ちょいと見かけたと思ったら、どんどんどんどん、どんどんどんどん、子孫を殖やし続けます。
その勢力拡大のネタ元がこれです。名前のとおりに長い実に、まさに「芥子粒とはこれのこと」みたいな種がぎっしり詰まっています。
この種壺の蓋がとれる(右端の1個)と際限もなく芥子粒があふれ出てきて、その数を勘定してみようかという考えは一瞬のうちにケシ飛んでしまいました。
<補注1> 同じく路傍系の植物であるマツバウンランと、種の比較をしました。(2020年5月23日)
<補注2> ナガミヒナゲシの開花はずいぶん早いものでした。(2022年3月23日)
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コメント
一瞬のうちにケシ飛んでしまいました
相変わらず上手ですねぇ!
これはやはり誰でもできるものじゃない特殊な才能
ガマズミの実ははた衛門さんのように植物吟味の味見じゃなくて
私の子供の頃は幼友達と一緒に食べる目的で探して食べてました
投稿: ひろぼ | 2012-05-29 08:46
ひろぼさんへ:
いいですねえ。子供たちが木の実をつまんでいる風景…。
いまどきの子は、もしグミを食べていたとしても、
茱萸ではなくGummiですもんねえ(涙)。
投稿: はた衛門 | 2012-05-30 07:00
こんにちは。
ナガミヒナゲシ、2cmくらいの莢に千粒くらいの種が入っているそうです。
うちも大繁殖されてるので、蕾の頃にかなり抜いたのですが、これの恐ろしいところは、抜かれても花を咲かせてしまうことでしょうか。
山積みにしていた緑と茶色の雑草の中に、オレンジの花が大量に咲いているのを見つけた時は言葉を失いました。
きっと種も熟しちゃうのでしょう。
情けなしに葉っぱが出てきた段階で抜くしかないようです。
そのうち特定外来生物に指定されるの日もそう遠くないかもしれません。
投稿: きおねこ | 2012-06-01 18:35
きおねこさんへ:
ゲゲーッ、抜いても生き続けますか!
あのオジさんが、抜いた株を丁寧にアスファルトの上に
並べていたのは、この草のシブトさを熟知していたわけだ。
花はまことにかわいいんですけどねえ。。。
投稿: はた衛門 | 2012-06-02 05:43