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4月28日(土) イチヨウ(一葉)

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何年も追いかけて、初めて撮れました。毎年、毎年、「どれが葉っぱに見えるのさ?」とつぶやきながら花の芯をチェックしていたのに、あろうことか、今年は同行した助手2号が、「これじゃな~いぃ?」と見つけてしまいました。
おお、たしかに、先端は雌シベ(柱頭形状)なのに、花柱は「葉」と呼んでも差し支えない平たい緑色物体です。なんと、鋸歯さえ備わっています。
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まったく、この「葉」の出現率の低さときたら、志木のハタザクラの旗など足下にも寄れません。ボテッとした花がごく淡いピンクであることから「一葉」とは察しがついても、ほとんどの木ではこの「葉」を持つ花が一輪も見つからないのです。
もちろん、助手に出し抜かれた程度の我が眼力に問題が多かったことは隠しようもない事実です。ア、そうだ! 我が国には古来、「心眼」という便利な道具がありました。エ、心が曇っている人には無理…ふん、失礼しましたぁ!

<補注> この葉化した雌シベが2本のものはフゲンゾウ(普賢象)で、その鼻(牙)はイチヨウに比べると発見がずっと簡単です。

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コメント

師匠が助手に出し抜かれたとは
誠に痛快の極みに存じます
それでも緑色の一葉をに収めることが出来る喜びが伺われ祝着に思います
ハタザクラの旗より稀有な緑葉の存在
植物界はおもしろいことだらけですね!
初めて知りましたが、その滅多に無い葉から〔イチヨウ〕と名付けるのもまたおもしろい!

投稿: ひろぼ | 2012-04-29 09:58

はた衛門さん、こんにちは。
またお出かけでいらっしゃるのですね。
おかげで、コメントが遅れても大丈夫^^

わたしもサクラにどうしてこの名称なのか!と驚きました。
そうなんだぁ
ほんとに勉強になりますし、
逢いたい!という気持ちにさせていただける
わたくしの教科書であり、命の母的効用のある『草木365日』!

投稿: ブリ | 2012-04-29 11:46

ひろぼさんへ:
あまりにもこの「葉」が見つからなかったもので、
もしかしたら樋口一葉さんの呪いかと…。
ホント、持つべきものは優秀な助手です(笑)。

ブリさんへ:
ブハハ、命の母ですかぁ。まいどご贔屓、ありがとうございます。
大阪市内だと、もう八重も終わったころであっても、
ブリさんところならまだ咲いていそうですね。

投稿: はた衛門 | 2012-04-30 06:41

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