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2月13日(月) クリハラン

120213kuriharan
主脈の両側に行儀良く並んだ胞子嚢がきれいです。今回撮ったものはたまたま片側1列でも、生長時期や場所の違いで、これが複数列のときもあります。
地上に出るのが茎ではなく葉柄なので、葉が一枚一枚、土から出ているように見えます。そんな変わった構造の仲間(ウラボシ科同士)にはヒトツバがあっても、両者の見分けに悩むことはありません。
ヒトツバの胞子嚢は葉裏全体をびっしり埋めるという違いもあるし、それを確かめるために葉を裏返すまでもなく、二つの葉の質がまるで別だからです。ほとんど光を透かさないほど分厚い革質のヒトツバに対し、このクリハランを撮るときはつい逆光を狙ってしまうほど薄くて艶やかなのです。葉身が30㎝以上もあるので、本物よりはずいぶん大柄ではあっても、見るたび、本当にクリ(栗)の葉だと感心します。

<補注> 属違いなのにクリハランを名乗るシダ類がありました。(2023年12月6日

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