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1月30日(月) シモバシラ

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花や葉の特徴を無視し、シモバシラがシモバシラと命名された理由を今回はしみじみ感じました。氷の薄膜を美しく吐出したこの茎は、地上からわずかしか残っていません。これまで見た結氷状態の茎が枯れたとは言っても先端部まですべて揃っていたのとは大いに状況が違います。こんな残骸でもフレアができるとは驚きです。
「枯れて、地上部がわずかに残る茎」などという草本はいろいろありそうなのに、こうして氷の芸術を見せてくれるのはシモバシラの茎だけ(たぶん)です。どの草の茎も、構造には大きな違いがなさそうなのに、シモバシラのそれだけが微妙に結氷を誘うわけで、寂しい冬にも人間を楽しませてくれる造化の神さまに感謝です。
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さて、こちらは本物の霜柱です。長いもので4cmほどあって、踏み応え十分です。山道で誰にも遭わないのをいいことに、しばしザクザク歩きを楽しみました。

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