1月11日(水) ケナシサルトリイバラ(サンキライ)
温室での撮影で、写真としては「なんだかなぁ」です。加えて、自分としてはまたもや過去のいい加減な知識の更新を迫られた1枚です。(最近こればかり・涙)
いままで、ふつうのサルトリイバラのことを、語感が好きだからという勝手な理由でサンキライ(記事タイトルも、サンキライをメイン、サルトリイバラをサブ)と呼んできました。しかし、本来のサンキライはこのケナシサルトリイバラのことでした。中国に産するこのケナシの根が土伏苓(または山帰来)で、重要な漢方薬です。
つまり、日本産のふつうのサルトリイバラを山帰来とするのは本家との混同で、いまでは「みんなで渡れば怖くない」状態ではあるようでも、いやしくも植物ブログでサンキライをメインタイトルに据えるのはまずいことがわかりました。
ということで、過去の記事(タイトル)はすべて修正します。ただ、掲載植物名一覧ではケナシもふつうも、どちらもサブとしてサンキライをあてておくことにします。
いままで、ふつうのサルトリイバラのことを、語感が好きだからという勝手な理由でサンキライ(記事タイトルも、サンキライをメイン、サルトリイバラをサブ)と呼んできました。しかし、本来のサンキライはこのケナシサルトリイバラのことでした。中国に産するこのケナシの根が土伏苓(または山帰来)で、重要な漢方薬です。
つまり、日本産のふつうのサルトリイバラを山帰来とするのは本家との混同で、いまでは「みんなで渡れば怖くない」状態ではあるようでも、いやしくも植物ブログでサンキライをメインタイトルに据えるのはまずいことがわかりました。
ということで、過去の記事(タイトル)はすべて修正します。ただ、掲載植物名一覧ではケナシもふつうも、どちらもサブとしてサンキライをあてておくことにします。
さて、過去の懺悔ばかりで、本来のお題であるケナシサルトリイバラの説明がおろそかになりました。ケナシは棘なしのことで、ふつうのサルトリイバラと違って蔓に棘がありません。また、葉が細いので、丸型の「ふつう」とはずいぶん感じが違います。
問題は実の色であって、なんせこの撮影対象一株しか見たことがないので、こんな黒紫色が標準かどうかは定かではありません。
あれやこれや、なんとも締まらないきょうの記事です。ただ、これが「実もきれいだけど、名前もきれいだなぁ」から始まったサンキライ好きが少しは理屈もわきまえてきた「成長の証」であってほしいものです。
問題は実の色であって、なんせこの撮影対象一株しか見たことがないので、こんな黒紫色が標準かどうかは定かではありません。
あれやこれや、なんとも締まらないきょうの記事です。ただ、これが「実もきれいだけど、名前もきれいだなぁ」から始まったサンキライ好きが少しは理屈もわきまえてきた「成長の証」であってほしいものです。
<補注> ケナシサルトリイバラの標準和名はナメラサンキライ、別名にはケナシサルトリイバラのほかにドブクリョウもあります。(2022年1月)
過去のきょう 2011 フユアオイ 2010 ユズリハ 2009 ハリギリ 2008 シマダケ 2007 ゼニゴケ 2006 イブキ(ビャクシン) 2005 カンザクラ
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コメント
面倒なことは知らん顔して避けてしまう私ですが、
師匠は絶対そんなことはしませんねぇ。
やはり探求心のいや探究心のかたまりですね。
投稿: zenpeichan | 2012-01-11 20:27
はた衛門さん、こんばんは。
食べ物がらみのお話で申し訳ありませんが、
サンキラ餅の葉はあきらかにサルトリイバラの丸い葉です。
もうサンキラはその語感の良さから、
好き勝手に一人歩きしているのでしょう。
サルトリイバラ餅はなんだか飲み込みにくそうですもの。
本来のサンキライの実はきれいな紺色ですねぇ
パッと見、アオツヅラフジの実かなと思ってしまいました。
でも実のつきかたはサルトリイバラですねぇ
投稿: ブリ | 2012-01-11 23:03
zenpeichanさんへ:
いやあ、これでも見なかったことにしているものはいくつかありまして、
そいつ(草木ですけど)を見かけたときは「そのうちねぇ」とごまかしてます。
これからはスマホがあるので、その場でじっくり調べ……、
うーん、道端でこれやったら、変態ですよねえ(泣)。
ブリさんへ:
情報、ありがとうございます。
やはり京文化圏ではそういうお餅が日常的なんですね。
こちらでは(ワタシは)見ないもので、話だけのことでした。
プッ、サルトリイバラ餅じゃあ誰も買いませんね。
投稿: はた衛門 | 2012-01-12 06:10