12月30日(金) ミカイドウ
春先によく見かける濃いピンクの花があります。豪華なくせにうつむいて咲くあの花を、自分は単に「海棠(かいどう)」と呼んでいました。ところが、少し知恵がついて、あれは正しくはハナカイドウで、別にミカイドウというのがあることを知りました。
花はきれいでも実をつけない(注)ハナカイドウに対し、ミカイドウはこうしてヒメリンゴと間違えそうな実をつけます。小さすぎて食べるのはかわいそうにはなっても、味はしっかりと林檎です。
八重の花を重そうにうつむけるハナカイドウに比べ、一重で色も薄いミカイドウの花は横向きや上向きにつきます。とは言うものの、ヒメリンゴやズミとは花も実もかなり紛らわしくて、いつかしっかり比較して整理しなくてはいけません。とりあえずきょうのところは「ミカイドウ、おいしかったァ」というレポートです。
<補注> 「実をつけないハナカイドウ」としたのは誤りでした。正しくは、「小さくて味わうにはわびしいが、多少は結実する」ことがわかりました。(2012年1月9日)
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