12月3日（土） ルドベキア・ヒルタ・プレーリーサン

「草原の太陽」とは恐れ入る名前です。去年は目につかなかったのに、この秋はあちこちで見かけました。大手種苗会社の園芸品種というのは、さすが広がり方に勢いがあります。寒くなってもまだ咲き続けるところも流行る要因でしょうか。
ただ、姿ははっきり言って締まりケがありません。花はヒマワリもどきに大きくて派手なのに、草丈が低く、全体がナヨッとしていて、収まりが悪いのです。
さらに、「これでもルドベキア！？」という個人的戸惑いがあります。ルドベキア類の多種多様さはわかっていても、これだけ風貌が違っていると、「いい加減にしてよ」と泣きたくなります。花の表情が、いかにも「へへん、あんたなんかに理解されてたまるかい」とほくそ笑んでいるようで、ああ憎たらしいヤツです、ホント。

＜補注＞ 同じルドベキア・ヒルタ（Rudbeckia hirta）でも、cv. Prairie Sunは花壇のなかで澄ましているのに、var. pulcherrimaとなるとやや嫌われ者の野草です。

2010年のきょう＜アカメガシワ＞　2009年のきょう＜フウトウカズラ＞　2008年のきょう＜タカノツメ＞　2007年のきょう＜アカカタバミ＞　2006年のきょう＜スギナ＞　2005年のきょう＜ナンキンハゼ＞　2004年のきょう＜キダチチョウセンアサガオ＞