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11月30日(水) サンタンカ(イクソラ・シネンシス)

111130ixora_chinensis「おお、サンタンカがきれいに咲いているぞ。この花びらの先が細くなった品種は、たしかコッキネア(Ixora coccinea)の方…」などと知ったかぶりに独りごちながら近づいたら、ついていた名札にはIxora chinensisとあって、ゲゲッ!
「ウソだァ、学芸員さん間違えたんじゃあ?」と生意気なことを考えたものの、あらためて調べると、コッキネアの花弁の先端は尖り方がもっと鋭いようです。さらに、シネンシスの方も、見るからに丸々とした花弁のものだけでなく、今回のようにかなり菱形で細いものもあることがわかりました。
いやはや、もう少しで事務所に抗議に行くところでしたが、そんな勇気に恵まれないことが幸いしました。他人(ひと)を疑うよりもまず自分を疑うこと…さして長くもないであろうこの先の人生なのに、また一つ、身にしみる教訓を得ました。

2010年のきょうショクヨウギク(料理菊)> 2009年のきょうシロダモ> 2008年のきょうヤブムラサキ> 2007年のきょうキヅタ> 2006年のきょうムクノキ> 2005年のきょうリキュウバイ> 2004年のきょうウインターコスモス

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11月29日(火) ドラゴンフルーツ(ヒモサボテン、ピタヤ)

111129dragon_fruitゴマ入りのゼリーみたいな、白い果肉(赤や黄色もあり)はサッパリしていいのですが、お店では1個500円見当するので滅多に口に入りません。
おっと、すぐに食べることばかり考えるのはいけない癖で、きょうのお勉強内容はドラゴンフルーツの本名がヒモサボテンであり、また本場の中米ではピタヤと呼ばれていることです。なるほど、這い回る茎はたしかに紐状です。
大きな白い花が夜に咲くといいます。これが植えられている温室でナイトツアーの企画をしてくれないものか、機会があったら頼み込んでみたいものです。

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11月28日(月) バンレイシ

111128banreisiタイトルのバンレイシは、漢字にすると蕃荔枝です。荔枝はライチーですから、実があれに似た形だけれどもずっと大きいということで、蕃(蛮と同意か)の字を載せたものでしょう。別名の釈迦頭とか佛頭果も、この実を見たままのネーミングです。
大きな果物屋さんでも見かけたことはなくて、味は未体験です。ただ、調べると甘味が強くておいしいもののようです。緑の皮が黒ずんだころが食べごろだそうで、そのころにここを再訪して、実のひとかけらだけをこっそり…なんて悪いことはせず、まめに果物屋さんの店先を覗いてみることにいたします。

2010年のきょうサザンカ> 2009年のきょうマユハケオモト> 2008年のきょうキミノオンコ> 2007年のきょうウンリュウヤナギ> 2006年のきょうカラタチバナ> 2005年のきょうニホンスイセン> 2004年のきょうクコ

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11月27日(日) サクララン

111127sakuraranオマケの蝶々が目立ちすぎますが、あくまで主題はサクラランです。園芸好きの人のページを見ると、かなりの人気品種のようです。
赤い芯をもつ桜色の花は、プラスチックの模造品みたいに思えるつくりです。和風の、「触れなば落ちん」みたいな儚(はかな)さとは異質で、ちょっと受け入れにくいかなあと思いつつ、そのきれいさには見入ってしまいます。
そして、これがガガイモの仲間というのだから笑えます。そう言われてシゲシゲ見れば、ガガイモの花から剛毛を取り去った風に見えなくもなく、ガガイモが大好きなのだからサクラランもファンになってしまおうか、などと揺れる男心です。

2010年のきょうアオハダ> 2009年のきょうカミヤツデ> 2008年のきょうアカネ> 2007年のきょうオキザリス・バーシカラー> 2006年のきょうシャクチリソバ> 2005年のきょうコブクザクラ> 2004年のきょうイネ

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11月26日(土) フウリンブッソウゲ

111126huurinbussouge寒くなっても夏の風鈴をそのままにしているお宅が近所にあって、その音を聞くたびにゾゾッと気持ちが冷えてしまいます。…などと言いながら、こんな季節に自分まで風鈴を持ち出すのは憚られますが、この美しさに免じて許してもらいます。
ぶら下がったシベがまさしく風鈴の紐と短冊を思わせるし、なんと言っても透き通ったオレンジの花色が涼しげで、本物のガラス細工のようです。
また、色合いにも増して目を惹かれるのはそのつくりで、5枚の花びらに刻まれた深い切れ込みがじつに繊細です。もし本当にこんなガラス細工の風鈴があったら、財布に少し無理をかけても家に連れ帰りたくなることでしょう。

2010年のきょうノガリヤス> 2009年のきょうシャコバサボテン> 2008年のきょうセンボンヤリ> 2007年のきょうジョウリョクヤマボウシ> 2006年のきょうガーベラ> 2005年のきょうガマズミ> 2004年のきょうフェイジョア

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11月25日(金) オンシジューム

111125oncidium切り花や鉢植えで見ることの多い蘭ですが、そんな息苦しい姿ではなく、本来の生育環境らしい様子を撮りたいものと思っていました。ただ、こらえきれずに今年2月には一度、鉢植えのこの蘭を載せてしまっています。
ところが結果はそれでオーライだったようです。2月の記事では花のつくりを詳しく見たのに対し、今回は念願が叶って葉や茎や根の様子をこうしてとらえられました。二度の掲載で内容を無駄なく分業できて、なにより・なにより!
しかしこうして見ると、精巧緻密で華奢な花のわりには根張りがたくましく、ベルバラの貴婦人のしたたかさもかくやと思い知らされる気がします。

2010年のきょうヘラノキ> 2009年のきょうサカキ> 2008年のきょうペラペラヨメナ(ゲンペイコギク)> 2007年のきょうカワヤナギ> 2006年のきょうナツハゼ> 2005年のきょうカマツカ> 2004年のきょうサネカズラ

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11月24日(木) ゴレンシ(スターフルーツ)

111124star_fluit_zentai鈴なりのスターフルーツを見つけたら、その木には花もたくさんついていました。前にこれを載せたときは季節的にもっとあとで、花はなくて、実ももっと黄色く熟していたはずです。…と思って「掲載植物名一覧」でスターフルーツを探したら、あれれ、見当たりません。掲載洩れ??と自分を疑い始めたときに思い出しました。そう、スターフルーツの和名はゴレンシで、一覧には和名しか載せていませんでした。
このごろ、こういうこと(通称で検索しても、お堅い名前しか載せていない)が多くて、複数の名前があるものはそれらのどれからでも検索できるようにしておかねば、と思い始めたところです。次の更新のときはスターフルーツも入れなくては!
111124star_fluit_hanaさて、こちらが花の拡大です。直径が1㎝少々の小さな花で、花弁も萼もピンク色がボカシになっています。さてこの形はなにかに似ているけど…と思いつつ分類を調べたら、へー!カタバミ科でした。そういえばカタバミの実にも稜はあります。しかし、あの路傍の雑草(失礼)とこの南国の実が同じ仲間とは驚きました。またまた植物界の深淵を覗き見た思いです。

2010年のきょうゴシュユ> 2009年のきょうツルソバ> 2008年のきょうリンゴ> 2007年のきょうマンデビラ(ディプラデニア)> 2006年のきょうツタウルシ> 2005年のきょうオトコヨウゾメ> 2004年のきょうアキノウナギツカミ

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11月23日(水) サンジャクバナナ

111123sanjakubanana_zentai温室というのは、きのうのアアソウカイのような珍品があるのに加えて、必ず名札があるので、勉強には持ってこいです。ところが、このバナナの前に立って名前を見たときは真面目な学習意欲は吹き飛び、「ひぇー、この実が三尺にもなるの!」というおバカな驚きで目を輝かせてしまいました。
もちろん、90㎝を超えるようなバナナがあるわけはなくて、三尺なのはこの木(ではなくて草ですが)の背丈でした。つまりふつうのバナナのように巨大にはならず、そのわりにはこのように実がたくさんつくというお得な種類なのでした。
111119sanjakubanana肝心のお味については説明されていなかったし、八百屋でこの名を聞くこともなかったので、あえて栽培されるものではないかもしれませんが、バナナの花の様子がしっかりわかる写真という意味を含めて、ここに名前を連ねることにしました。

2010年のきょうオウゴンカシワ(ナラガシワ)> 2009年のきょうラクウショウ> 2008年のきょうキカラスウリ> 2007年のきょうシロウメモドキ> 2006年のきょうツルウメモドキ> 2005年のきょうキカラスウリ> 2004年のきょうハクサイ

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11月22日(火) アアソウカイ

111122aasoukaiまたまた温室のお世話になる季節がやってきて、今シーズンのトップバッターは植物名のアイウエオ順では必ず先頭にくるアアソウカイくんです。悪い冗談としか思えないこの名は、ものの本にはたいがい出てくるのですが、ブログ8年目にしてようやく実物を眼にすることができました。
てっきり索引トップ掲載を狙ったダジャレ名前かと思っていました(職業別電話帳では、そんな社名や店名をときどき見かけます)。ところが真相は、この植物の原産地がマダガスカルで、そこがアジア(亜細亜)とアフリカ(阿弗利加)、相互の境界なので「亜阿相界」なんですって! ううーん、単純なオヤジギャグとは異質に高度な内容ではあるものの、それでもプンプン臭います。
あ、失礼しました。これは龍胆寺 雄(りゅうたんじ・ゆう)という、作家にして国際的なサボテンマニアだった(故人)人の命名だそうで、オヤジなんて言っては化けて出られます。でも、そのペンネームだって「リンドウ・自由」なんて匂わせているところをみれば、この先生、かなりヒネリのきいた愉快なオジサンだったようです。

<補注> 「変な名前」植物の首位をアアソウカイと争いそうなキソウテンガイはこちらです。(2013年2月4日)

2010年のきょうシマカンギク> 2009年のきょうホコリタケ> 2008年のきょうコダチダリア(キダチダリア、皇帝ダリア)> 2007年のきょうギンバイカ> 2006年のきょうナギ> 2005年のきょうカリン> 2004年のきょうオオモミジ

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11月21日(月) メガルカヤ

111121megarukaya前シーズンはメリケンカルカヤを載せたので、今年はもう少しベーシックなメガルカヤとオガルカヤを載せたいと目論んでいました。ただ、見つけたものの撮影時期を待っていると刈られてしまったり、時期が良くても天気に恵まれなかったり、ターゲットを絞ると、なかなか撮影ははかどらないものです。
という言い訳で、今年の掲載はメガルカヤだけに終わりそうです。6個ずつの小穂のなかから1本だけ長く飛び出した芒(のぎ)がメガルカヤの特徴で、「雌」刈萱のわりには棘々しい感じがします。逆に「雄」刈萱の方がかわいい花を見せてくれるので、なんだか雌雄の名付けが逆みたいに感じるのですが、その真相究明はまたいつかオガルカヤをきれいに撮影できたときのことにします。

<補注> あまりきれいな写真ではありませんが、メガルカヤとオガルカヤを重ねて比較した写真はこちらです。(2012年12月26日)

2010年のきょうミツデカエデ> 2009年のきょうアブラチャン> 2008年のきょうアメリカヅタ> 2007年のきょうカタバミ> 2006年のきょうヤポンノキ> 2005年のきょうシロダモ> 2004年のきょうドウダンツツジ

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11月20日(日) メグスリノキ

111120megusurinokiメグスリノキの紅葉を取り上げるのは2回目ですが、前の掲載(2007年)はこの木の薬効を自分で試す前のことでした。思えばあの記事のあと、日を置かずにメグスリノキ茶を飲み始め、「おお、効果があるぞ」と喜んだものでした。
そして2年ほども愛飲したのですが、その蜜月の破局は眼鏡を新調したときに訪れました。「このごろなんだか眼が良くなってきたと思うんです」というワタシの申告を笑顔で受け止めた視力検査技師さんが告げた結果は、「ゆっくりですが、(眼の)老化は進行していますね」。「老化」という箇所にかなり力が籠もっていたように感じたのは、ワタシの僻(ひが)みでしょうか。
すぐにプッツリやめたわけではありませんが、あれ以来、忙しい朝に十数分も煎じる手間に熱意を持てなくなったのは事実です。そんな情けない裏話はさておいて、この木の紅葉はやはり美しいものです。薬効を検証してあげられなかった悲しみのせいか、鮮やかな赤色がやや滲んで見えました。(ピントが甘いせいという声もあり)

2010年のきょうキチジョウソウ> 2009年のきょうイワニガナ(ジシバリ)> 2008年のきょうチシャ(レタス)> 2007年のきょうオキザリス・フラバ> 2006年のきょうレンギョウ> 2005年のきょうツリバナ> 2004年のきょうチャノキ

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11月19日(土) スズメウリ

111119suzumeuri久しぶりに、藪のなかでスズメウリを見つけました。この実を初めて撮ったときは白くなった実が二つでした。次に緑と白の実が二つ仲良く寄り添う姿を見つけました。そして、今回こうして緑から白に変化する過程がわかるシーンをとらえたもので、また少し、スズメウリと親しくなれた気がします。
そう言えば、自宅で育てて花を観察できたのはもう4年前のことでした。発芽力が強くて、簡単に育てられるのに、じつはあれ以来、ウチでは育てていません。いまこうして全体の様子をつくづくと見ると、葉がとても痛みやすいことがわかります。自宅のプランター栽培ではそれが目につきすぎて困ったのだと思います。
やはり野に置けスズメウリ…藪のなかで「やあ、いたね~!」と旧交を温めるのがスズメウリとの正しい付き合い方なのだなと再確認しました。

2010年のきょうスイショウ> 2009年のきょうダンコウバイ> 2008年のきょうツノナス(フォックスフェイス)> 2007年のきょうドウダンツツジ> 2006年のきょうソラヌム> 2005年のきょうシロヨメナ> 2004年のきょうビワ

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11月18日(金) ビレヤ・シャクナゲ

111118vireyaまたもや、あの「珍品の寺」での撮影です。住職さま・奥さま、ご丹精に心から感謝申し上げます。
まるで温室での一枚と間違えるようなこんな花が、こんな時期に露地で咲いているのですからうれしくなります。ただ、さすがに関東の冬を屋外で越すのはむずかしいようですが、うまく避寒して大きく育てれば、通年で花を咲かせると言います。
原産地の名前を冠してマレーシア・シャクナゲとも呼ばれ、代表的な花色はこのオレンジです。園芸改良されて、ピンクや白の花もあるようです。

2010年のきょうシマサルスベリ> 2009年のきょうヒオウギ> 2008年のきょうスイレンボク> 2007年のきょうエアーポテト> 2006年のきょうフユノハナワラビ> 2005年のきょうムサシアブミ> 2004年のきょうセンリョウ

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11月17日(木) ペペロミア・オブツシフォリア

111117peperomia先日、ポトスを載せたときに気づきました。ポトスが室内観葉植物の東の横綱なら、西の横綱と言えるこのペペロミアにも登場してもらわなければいけないことに…。
昔、自分で育てたのは変哲のない緑一色の葉のものでしたが、写真の鉢植えはほどよく斑が入っていました。これら、葉が分厚くて丸みを帯びたタイプは、ペペロミアのなかでもオブツシフォリアという種類で、ふつうにペペロミアと言えばこのタイプをさすそうです。
今回調べて驚いたのは、ペペロミア属(コショウ科)には1,000種ほども仲間があることです。まだ見たことのないサンデルシーとかカペラ―タなどは、葉が心形で薄く、自分の概念にあるペペロミアとはほど遠い姿でした。ポトスのときも同じような感慨を持ったものですが、「氷山の一角」という言葉が我が身に重くのしかかります。

2010年のきょう島バナナ(バナナ)> 2009年のきょうヒッコリー> 2008年のきょうムラサキカタバミ> 2007年のきょうチョコレートコスモス> 2006年のきょうウコギ> 2005年のきょうヨメナ> 2004年のきょうヒイラギ

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11月16日(水) カイノキ

111116kainoki1去年、きれいな紅葉を載せたのは11月11日だったのに、今年は同じ木の色づきがまだまだ冴えません。やはり、この間までの「暑さ!」は異常でした。
したがって、この実の色づきもこれで正解かどうかは怪しいのですが、去年の風折れした枝よりはグッとマシだし、なにしろ今年の稔りは去年と段違いに豊かです。紅葉には邪魔な暑さも、結実には好都合ということでしょうか。
111116kainoki2完熟もようの一粒を指でつぶし、口に入れたところで、ハッと気づきました。カイノキはたしかウルシ科? 気づくと同時に舌には苦みが走り、ワタシは蛇口を探して走り、いやはやバカは治りません。幸いに自分は漆にはかぶれにくいので、指はまったく問題ありませんでしたが、舌の先は3時間ほどチクチクしていました。
それなのに、この木には大きなグレーの鳥が偵察に来ていました。いったい、鳥の味覚と毒性物質の処理力はどうなっているのか、本当に不思議です。

2010年のきょうキッコウハグマ> 2009年のきょうシオデ> 2008年のきょうアシ(ヨシ)> 2007年のきょうフユザクラ> 2006年のきょうコンギク> 2005年のきょうノコンギク> 2004年のきょうアブチロン

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11月15日(火) ワイルドオーツ(ニセコバンソウ)

111115wildoatsとある休日、久しぶりに一家眷属が集った和食レストランでのことでした。小洒落たそのお店の廊下に活けられていたのがこの草だったのです。
「あら、小判草が可愛いわね」と反応したのは目ざとい伯母でした。こういうとき、自分としてどういう反応をしたものか、ちょいと迷います。相手がまったくの他人で、しかも草木に疎い人だったなら、「あ、ホントに…」とやり過ごしてしまうところでしたが、相手はなかなかのナチュラリストで、しかもわりと気心の合うお姉様です。
つい、「いや、それはニセコバンソウ…というか、ワイルドオーツというヤツで…」と、大人気なくマジ解説をしてしまいました。「ふーん、そう言えば実が薄いかな」と伯母が余裕の反応をしてくれたから救われたものの、いやはや、生半可な知識は親族の関係をも壊しかねないことを思い知った一瞬でした。
にもかかわらず、「和食の店にワイルドオーツは似合わないだろッ!」と心のなかで八つ当たりしていたのだから、どうにも救いのないオジさんです、ワタシ…。

2010年のきょうヘビノボラズ> 2009年のきょうコウカジュ> 2008年のきょうルリフタモジ(白)> 2007年のきょうイヌマキ> 2006年のきょうサイカチ> 2005年のきょうノコンギク> 2004年のきょうコセンダングサ

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11月14日(月) トネリコ

111114tonerikoシマトネリコはすでに3度、今年だけでも2度登場させていたので、じつは内心忸怩たるものがありました。「島」ではないトネリコを載せないことには、せっかくのシマトネリコが肩身の狭い思いをしているのではあるまいかと。
今まで何度かお目にかかってはいたものの、感心しない写真ばかりだった「本来の」トネリコが、そんなわけで遅ればせながら登場です。たしかに葉の感じや枝振りが両者は似ています。ただ、トネリコの幹は「島」よりもどっしりして太く、野球のバットの適材というのがよくわかります。
そして、トネリコと言えば、その名は「戸に塗る木」の転訛というのも、バットと同じくらいお決まりの話題です。樹皮につく虫が出す蝋物質を、滑りの悪くなった戸や敷居に塗ったそうで、おっと、受験生のいるお宅では、このトネリコはもちろん、シマトネリコでさえ、植えるのは絶対にやめた方がいいようです。

2010年のきょうカラスノゴマ> 2009年のきょうミツデカエデ> 2008年のきょうヒシ> 2007年のきょうハツカダイコン> 2006年のきょうヒメノウゼンカズラ> 2005年のきょうモッコク> 2004年のきょうウインターコスモス

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11月13日(日) アシボソ

111113asiboso先日、夜の石ころ道で大きく躓(つまず)きまして、「うー、5㎝も飛び出していたとは言え、躓くなんて情けない」と思いつつ、それだけ足をとられても転ばずに踏みとどまった我が足腰の確かさを自慢したい気も満々…(笑)。
このアシボソを見るたび、「こうなっちゃあいけないね。下半身はしっかり鍛えねば」と思うのです。いわば身を戒める諭しの草です。
とは言うものの、実際にはそれほど極端に茎の付け根が細っているわけではなく、姿が似通ったメヒシバあたりと比べられやすいのがこの草の不運でした。メヒシバとよく似た5~6本の穂をのばしますが、全体にこちらが小振りで細く、しっかり立ち上がるメヒシバに比べてナヨナヨと倒れかかるところが哀れな名前の由来のようです。

2010年のきょうサルビア・エレガンス(パイナップルセージ)> 2009年のきょうヤブサンザシ> 2008年のきょうムシカリ> 2007年のきょうコミカンソウ> 2006年のきょうプレクトランサス・モナ・ラベンダー> 2005年のきょうセンニンソウ> 2004年のきょう早咲きツバキ(西王母)

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11月12日(土) セイヨウニンジンボク

111112seiyouninjinboku息長く花を咲かせてくれる木というのはお得感があってうれしいものです。以前、夏に鉢植えのセイヨウニンジンボクの開花を載せましたが、今度は露地植えで見上げる高さ(3~4m)の木が花を咲かせているのに出会いました。
調べると、本来の花期は7~9月とあるので、どうやら今の花はオマケと思った方がよさそうです。ただ、暑い季節を通して花をつけ、そしてまた今、季節を間違えた咲き方とは思えない数の花穂を見せてくれるのだからありがたいものです。
さらに調べたら、果実が胡椒の代用品になるとあります。あらあら、花にばかり気を取られて実がついていたかどうかノーチェックでした。このあと、葉も落ちるはずなので、実の確認に加えて、今後の葉の変化もとらえたいものです。

2010年のきょうアコニット(セイヨウトリカブト)> 2009年のきょうヤブムラサキ> 2008年のきょうカキ(品種不明) > 2007年のきょうイチゴノキ> 2006年のきょうケンポナシ> 2005年のきょうハマギク> 2004年のきょうセイヨウアサガオ

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11月11日(金) トマチロ

111111tomatillo1もし萼が剥けていなかったら、その姿はやや大きめのホオズキです(写真右側でボケている一粒)。しかし、こうして中身が見えていると、まさかホオズキと思うわけにもいかず、「このナス、莢に包まれてる~」なんて間抜けな呟きをしたりして…。
しかし、珍しい食材としてときどきマスコミでもこのトマチロ(Tomatillo)は取り上げられるので、妙な呟きはせずに済みました。メキシコ料理には多用されるものの、生だとあまりおいしいものではないそうで、よその畑のものに手を出せなかったくやしさは少しだけ紛れます。
111111tomatillo2花はいかにもナス科のそれです。トマチロにはいくつか種類があり、花が黄色とか、実が熟してもここまで黒くならないものとか、それぞれに品種名がついています。花が白で実が貫禄のある黒紫色のこれはパープルトマチロというようです。

2010年のきょうカイノキ> 2009年のきょうオシロイバナ> 2008年のきょうシュウメイギク(八重)> 2007年のきょう早咲きツバキ(西王母)> 2006年のきょうラッキョウ> 2005年のきょうミツマタ> 2004年のきょうウメモドキ

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11月10日(木) ツリバナ

111110turibanaどうじゃい!という自慢の声が漏れてきそうな写真です(自分で言ってりゃ、世話がない・笑)。今年はこれでもう打ち止めだろうと思い、同趣旨の写真を載せたのがほぼ1カ月前のことでした。それがどういう風の吹き回しか、さても今ごろ、完全無欠に見えるツリバナの実が、目の前に現れてくれたのです。
だがしかし、殻はちゃんと5つに割れており、タネも総計5つ下がっているくせに、あれまあ、どうしてタネがついていない殻(写真左端の実)があるんじゃぁ? さらに、殻は5つのくせしてタネは6つぶら下がっておらんか、君ィ(写真中央の実)!
なかなかに、したたかに、ツリバナの実とは手強いものです。ここまで苦労させられると、もしかしていつの日か、教科書どおりのツリバナの実が並ぶ枝を見つけたとき、「味わいのない奴らだなあ」などと悪口を叩きそうで、自分が怖くなります。

2010年のきょうウラジロノキ> 2009年のきょうトキリマメ> 2008年のきょうミドリハッカ(スペアミント)> 2007年のきょうトウゴマ> 2006年のきょうアザミゲシ> 2005年のきょうヒメツルソバ> 2004年のきょうユズリハ

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11月9日(水) イワレンゲ

111109iwarenge1お庭の立派な岩組みに、見慣れない多肉植物を見つけました。花の時期にはまだ少しあるようですが、左端の1本の蕾がそろそろ割れだしています。
111109iwarenge2花穂の長さは短いもので5~6cmで、ここから蕾を増やしながら倍くらいまではのびるようです。赤みを帯びた多肉の葉に花びらの白と萼の緑が映えて、盆栽風に鉢植えで育てても楽しめそうです。
幸運なことに、帰り道で寄った園芸センターで同じものを見つけました。値札でイワレンゲの名がわかったのであとで調べたら、イワレンゲには微妙な差を持ついくつかの種類がありました。数枚撮った写真だけではそこらの区別がつけにくいので、きょうのタイトルはアバウトです。

2010年のきょうキクニガナ(チコリ)> 2009年のきょうアワコガネギク> 2008年のきょうジャコウソウモドキ> 2007年のきょうシラキ> 2006年のきょうスズメウリ> 2005年のきょうハナミズキ(アメリカヤマボウシ)> 2004年のきょうダチュラ

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11月8日(火) ジュウガツザクラ

111108juugatuzakuraジュウガツザクラは、咲きっぷりのいい年とそうでない年があるように思えます。今年はどうやら当たり年のようで、あちこちが時ならぬ花見日和です。
ただ、この桜にそんな性質があるという記述は図鑑でもネットでも見たことがないので、あくまで自分が見ている範囲のことです。そんな狭い観察の範囲でもう一つ気になるのは、この秋冬開花時に葉があるかないかの問題です。
きょうの写真で明らかなように、今回写したこの木は一度全落葉しており、花と同時に若葉が開き出しています。ところが、葉をつけたままに咲き出した木(別の場所)を写した年もあります。ちなみに染井吉野とか大島桜とか、ふつうの春咲きの木は紅葉し始めてはいるものの、今の時期はまだしっかりと葉がついたままです。
さらに、今回見た木はもう若葉を出し始めているのに対し、かつて12月に花盛りを写した木には葉が見えていません。ジュウガツザクラって、いつ葉が落ち、いつ若葉が芽吹くのがふつうなのか、自分でわからないことをウダウダと綴るのは気が引けますが、ようは花だけでなく葉も、「ヘンな木だなあ」がきょうの結論です。

<補注> もっと本格的な花盛りの様子はこちらです。(2015年10月22日)

2010年のきょうツルナ> 2009年のきょうヤマツツジ> 2008年のきょうイロハモミジ> 2007年のきょうオナモミ> 2006年のきょうサルノコシカケ> 2005年のきょうイロハモミジ> 2004年のきょうヨウシュヤマゴボウ

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11月7日(月) オオバシコンノボタン(アツバノボタン)

111107nobotanまるでカシワバアジサイのように、自分の重みで傾いた派手な花を見つけました。花弁だけ見るとサクラソウかと思うような雰囲気ですが、背丈が1m近くもある全体の姿に眼を向け直すと、ぜんぜんお門違いの推量であることがわかります。
近づくと、根もとに小さな札が挿してあり、「ノボタンの一種」とありました。ここは、以前もエアーポテトを撮らせてもらったお寺さんで、そのときも奥さんが「うちのが変なものが好きで…」と教えてくれたことを思い出しました。
帰宅後、ノボタンを調べてはみましたが、これと思われる姿は出てきません。たしかに、白い毛が輝く葉はノボタンそのものなのですが、英名でスパイダーフラワーと言われる、あの蜘蛛の脚のようなシベが見えないのが困りものです。
111107nobotan2と思ってグッと寄った写真をよく見たら、かなりさびしいものの、それらしく屈折したシベがささやかについてはいるようです。そんなわけで、きょうのタイトルはオーナーの表現のままに「ノボタンの一種」としておくことにします。

<追記> この写真を見て、ブリさんが「オオバシコンノボタンでは?」と教えてくださいました。確認したところ、葉の厚さや大きさ、あるいは茎に四稜が目立つという特徴が符合したので、「ノボタン(の一種)」としていたタイトルを変更しました。ありがとうございました!!(2011年11月8日)

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11月6日(日) ヒメイチゴノキ

111106himeitigonoki1「苺と言ってもヘビイチゴじゃないか!」などと嘆くのは失礼というもので、ようやく苺らしい色になった実を写すことができました。これまでは、今の時期だったにもかかわらず、緑色の状態しかとらえていませんでした。
111106himeitigonoki2一枚目の写真で、実のまわりに白くボケて写っていたのがこの花です。まるでドウダンツツジそっくりで、初めてこの花にお目にかかったのは2月中旬のことでしたから、かなり息長く咲き続けるようです。
実と花が一緒とは奇異にも思えますが、1年かけて実が熟すじっくりタイプの木なのです。ということは、春夏秋冬、花か実、またはその両方を見ていられるというお得な木で、そのせいか庭木や鉢植えとして少しずつ勢力をのばしてきています。
その主力がこのヒメイチゴノキで、学名(Arbutus unedo cv. Compacta)どおり背丈がコンパクトであることがふつうのイチゴノキとの違いです。もっとも「姫」でも3mまでは育つそう(ふつうのイチゴノキは5m以上)なので、3m以下の両者を見分けるのは素人には不可能に思えます(今回の「姫」は植物園で名札がついていたもの。どう調べても、背丈以外には「姫」と「ふつう」の見分けポイントは見当たらず)。
111106itigonokiさてダメ押しの一枚です。これは通りがかりのお屋敷の庭にあった一本で、背丈は優に4mを超えていました。したがって、「姫」である可能性は際限なくゼロです。ただ、花がピンク色をしていて、いかにも姫っぽいのが厄介です。調べると、「ふつう」にはまれにピンクの花のものがあると言います。
さらに悩ましいのは実がまだ緑であることです。いやいや、写真右側にある緑の実の陰にはチラリと赤熟したものも見えているので、これから一気に色づくのでしょう。姫もふつうも、市場価格はなかなかいいお値段ですが、これだけややこしいものならば、手元に置いてじっくり観察を続けようかと食指が動き始めます。

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11月5日(土) タチシオデ

111105tatisiode藪のなかにタチシオデの葉を見つけ、ニンマリしながら引き起こすと、葡萄のような、ブルーベリーのような、黒々と熟した実が出てきました。実の色具合やつきかたは、仲間のシオデとかなりよく似ています。
春の若葉のお味からして、この稔りを心待ちにしていたのです。さっそく、パクリ、ムニュムニュ、ふーむ、想像していたとおり、ほんのりと上品な甘さです。
111105tatisiode_miおっと、もちろんタネもチェックです。こちらは実の味と違って予想だにしない色と数でした。これだけ派手な色で数があれば、もし動物に食べられずに枯れて地上に落ちたとしても、赤色に敏感な鳥が啄んでくれる可能性が残ることでしょう。
111105sankiraiさてこちら(↑)は春にも引き合いに出したサンキライです。葉の形がタチシオデに似ていて芽吹き時期も重なるので、春はどっちか迷うこともあったのに、今はまさしく「赤と黒」、スタンダールも真っ「青」の違いです。
111105sankirai_miそしてこちら(↑)がサンキライの実です。ガシガシして無味です。冗談にも飲み込む勇気は出ませんが、物の本には生食できるとか果実酒にするとかありました。時期がまだ早すぎたのかもしれません。ただ、面白いものでタネは真っ赤でした。似たもの同士は、生き残り作戦でも同じようなことを考えるものです。

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11月4日(金) ジョウリョクヤマボウシ

111104jouryoku_yamabousi常緑山法師の名誉回復画像です。一昨年、わずかに残った実を掲載したままでいたので、この種類は実のつきが悪いと自分で思い込む危険がありました。
これならホンコンエンシス(品種名)君もさぞやドヤ顔でいるはずです。たとえ悪食のヒヨドリご一行様が入れ替わり訪れたところで、「おかわり、ないぞぉ」などとクレームが出ることはないでしょう。
111104jouryoku_yamabousi_taneさて、同じく前回のフォローとして、実の中身もレポートです。たまにタネが2個入っているものもあります。ふつうは食べてしまうマンゴー顔負けの果肉も、実を潰した状態で写し込んでおきました。もちろん、撮影のあとは「ご馳走さま!」でした。

2010年のきょうマルバノキ> 2009年のきょうアブチロン(黄花)> 2008年のきょうザクロ> 2007年のきょうキャラボク> 2006年のきょうアイ> 2005年のきょうサネカズラ> 2004年のきょうヒメツルソバ

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番外編 : 周防大島の茶粥

1111031ketumeisi青森・野辺地と山口・周防大島がつながっていた! いえ、いくらSOS状態の地球でもそんな歪みが起こるわけはなくて、両所をつないだのは茶粥でした。
9月にカワラケツメイを取り上げたとき、もともと東日本には食習慣のなかった茶粥が青森・野辺地に孤立して存在することに触れました。そして、いつか「野辺地・茶粥の旅」に出ることを夢見ていたのですが、縁とは異なモノです。周防大島生まれ(福岡在住)の義理の母が、先日ひょいと「茶粥を炊こうかね」と言って茶筒から取りだしたのが上の写真の種でした。
「あれれ、茶粥は焙じ茶でしょ」「いえね、大島にいる甥がこれを送ってくれたのよ。昔はこれで粥さんを炊いていたから、懐かしくてね」「ひぇー、これってケツメイシじゃありませんか」と声がうわずるワタシを、義母は不思議な顔で見つめたものです。
青森の茶粥は乾したカワラケツメイ全草を焙じて使うのに対し、周防ではケツメイシ、つまりエビスグサの種だけを使うという違いはあるものの、北前船が食文化まで運んだ形跡がありありの事実でした。
さて調理です。まずはケツメイシを炒ります。上の写真の左側が炒り上がりです。これを布袋に入れ、しっかりと煮出します。
1111032takiageその煮出した汁に生のお米を入れ、かなりな強火でグツグツと炊きます。多めの汁で炊くのがポイントだそうで、この日はお相伴にあずかる人数が多すぎたせいでお米を入れすぎ、87歳になる義母が「しまったァ~」とくやしそうでした。
1111033dekiagari自分の感覚だと、お粥はもっとモタッとしているのですが、周防の茶粥はこんな風にサラサラなのだそうです。「お酒を呑んだ翌朝の父は決まってこれを作らせたものよ」という回顧談とともに口に入れた粥は、香ばしい茶の香りにほんのりの苦さが伴っていて、これなら呑みすぎた朝でも爽快な食卓につけそうです。
ところでこれには後日談がありまして、義母は数日後に適正量の汁&お米でもう一度これを作りました。「かき回しちゃいけないのに、こないだは焦げそうで、つい杓文字を入れてしまったのよ。今度は大丈夫!」。うーむ、この執念があれば、百歳なんて軽くクリア…その娘もさぞかし長生き…ありがたいことでございます。

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11月3日(木) ネリネ

111103nerineブログを始めた最初の冬に、ネリネの代表色であるピンクの花に葉を添えた写真を載せました。なにせ、ヒガンバナ科には花と葉が入れ違いに出るものが多いので、ネリネをネリネらしく紹介するには、豊かに茂る葉が必須のものなのです。
そんな過去の努力(?)のおかげで、今回は心置きなく花だけに寄ってみることができました。しかも、かなり枯れ模様の濃いピンクの花を尻目に、今が盛りの赤と白のセットですから、縁起がいいったらありません。
ただ、赤(朱)の花はなんだかキツネノカミソリを思わせるし、白に至ってはヒアシンスみたいで、「きれい!」と「変…」が半分半分の気持ちです。もっとも、今どきはさらに深くて血の色のような赤とか、紫に見えるものとか、それらがボカシになったものとかいろいろ作出されていて、紅白程度に戸惑っていたら、ネリネに笑われます。

2010年のきょうウキクサ> 2009年のきょうフジバカマ> 2008年のきょうエビヅル> 2007年のきょうハイアワユキセンダングサ> 2006年のきょうタコノアシ> 2005年のきょうサワフタギ> 2004年のきょうクチナシ

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11月2日(水) オオデマリ

111102oodemari妙に暖かい日もあれば、う~冷えるゥという朝もあり、うっかりして体調を崩したらマズイぞと気を遣います。そんな季節に騙されてしまう草木もあって、葉を色づかせたオオデマリが大きな花房を咲かせていました。
おっと、うっかり「騙されてしまう」などと書きましたが、ものは考えようです。春夏秋冬の順序などにはとらわれず、子孫を残せそうな温度環境を感じたら、すかさず繁殖に励む生命力の現れがこの花なのかもしれません。
さすがに本来の花期とは違い、3mもある大きな木に花はこの一房だけでしたが、おかげでこれまで写したことのなかったオオデマリの紅葉を載せることができました。

2010年のきょうカエンキセワタ(レオノティス)> 2009年のきょうジョウリョクヤマボウシ> 2008年のきょうジャケツイバラ> 2007年のきょうルリフタモジ> 2006年のきょうオリヅルラン> 2005年のきょうクフェア・タイニーマイス> 2004年のきょうユリノキ

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11月1日(火) キッコウハグマ

111101kikkouhaguma1ようやく、ようやく見つけた小悪魔です。去年は9月から12月まで、眼を皿にして探しまくっても見つからず、小悪魔どころか性悪女め!と罵ったキッコウハグマの開放花が、ようやく目の前に現れてくれました。
しかし、小悪魔であることは変わらず、一日探し回って出会った開放花はこのひと株だけで、あとはすべて閉鎖花でした。ワタシの探し方が下手なのか、それともこの花とはよほど相性が悪いのか、閉鎖花と開放花の比率は、この日は100対1というところでした。しかし、1,000対ゼロだった去年から見れば大進歩で、まずは素直に喜んでおくことにします。
111101kikkouhaguma2その花、薄暗がりのなかでこの小ささですから、ちょっと悲しい写りです。それでも、5弁の花が3個寄り集まったつくりや、オレンジ色の葯をスケールの上に散らかしているシベがどうにか見てとれます。このシベ、こうして葯を持つときは雄シベで、このあと、シベを包む筒のなかから雌シベがのび出してくる仕かけです。
ということは、雄から雌に性転換する様子をとらえる作業がまだ残っているわけで、まだまだ100分の1を追いかける苦労は続きそうです。キッコウハグマが開放花だけ咲かせている山、どこかにないものでしょうか。

<補注> 5年後、性転換後の姿を初めて見ることができました。(2016年11月12日

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