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11月7日(月) オオバシコンノボタン(アツバノボタン)

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まるでカシワバアジサイのように、自分の重みで傾いた派手な花を見つけました。花弁だけ見るとサクラソウかと思うような雰囲気です。ただ、背丈が1m近くもある全体の姿に眼を向け直すと、ぜんぜんお門違いの推量であることがわかります。
近づくと、根もとに小さな札が挿してあり、「ノボタンの一種」とありました。ここは、以前もエアーポテトを撮らせていただいたお寺さんで、そのときも奥さまが「うちのが変なものが好きで…」と教えてくれたことを思い出しました。
帰宅後、ノボタンを調べてはみたものの、これと思われる姿は出てきません。たしかに、白い毛が輝く葉はノボタンそのものなのに、英名でスパイダーフラワーと言われる、あの蜘蛛の脚のようなシベが見えないのが困りものです。
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…と思ってグッと寄った写真をよく見たら、かなりさびしいものの、それらしく屈折したシベがささやかについてはいるようです。そんなわけで、きょうのタイトルはオーナーの表現のままに「ノボタンの一種」としておくことにします。

<補注1> この写真を見て、ブリさんが「オオバシコンノボタンでは?」と教えてくださいました。確認したところ、葉の厚さや大きさ、あるいは茎に四稜が目立つという特徴が符合したので、「ノボタン(の一種)」としていたタイトルを変更しました。ありがとうございました!!(2011年11月8日)
<補注2> YListでは、この野牡丹(Tibouchina grandifolia)の和名はビロードノボタンであり、別名は一つも取り上げていません。ただ、この名前は一般にまだ認知されていないように思えるし、ビロードの形容詞はほかのTibouchinaにもあてはまってgrandifoliaだけのものとは思えないので、当面、この和名は採用せずにおきます。
なお、一部の植物サイトではオオバノボタンとしているのを見かけますが、これは同科別属のMiconia calvescensの和名とされていて(Wiki)混同を招くので、参考までとしておきます。(2021年秋)

2010年のきょうサルビア・インボルクラータ> 2009年のきょうシイクワシャー(ヒラミレモン)> 2008年のきょうハヤトウリ> 2007年のきょうノアサガオ> 2006年のきょうハマナス> 2005年のきょうノジギク> 2004年のきょうハヤトウリ

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コメント

はた衛門さん、こんにちは。
わたしもパッと見はサクラソウとか九輪草を思い浮かべました。
でも葉が平坦で厚みがありそうです。
ネットで見ていましたら、オオバシコンノボタンというのにぶち当たりました。
どうでしょうか。大きくなるみたいですよ。
ノボタン、こんなお花もあるのですねぇ
また、1つ覚えましたが、もしかしたら、許容量がきまっていて、
1つか2つ頭からはみだしてしまっているかもしれません・・^^

投稿: ブリ | 2011-11-07 11:05

ノボタンの一種?
こういう品種もあるものなんですねぇ。
ちょっとうっとりしながらびっくりしています。

投稿: zenpeichan | 2011-11-07 20:56

ブリさんへ:
うわあ、どうやって調べたんですか? すごい!!
葉身が30cmまではなかったので少し引っかかりはしても、
沖縄が本拠地らしいので関東の露地では15cmくらい(はあった)でOKでしょう。
茎もしっかり四稜でした。
ありがとうございました。

zenpeichanさんへ:
むふふ、欲しくなったんでしょぉ~。
すてきですよお。
美しいですよお。

投稿: はた衛門 | 2011-11-08 05:24

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