« 11月4日(金) ジョウリョクヤマボウシ | トップページ | 11月6日(日) ヒメイチゴノキ »

11月5日(土) タチシオデ

111105tatisiode
藪のなかにタチシオデの葉を見つけ、ニンマリしながら引き起こすと、葡萄のような、ブルーベリーのような、黒々と熟した実が出てきました。実の色具合やつきかたは、仲間のシオデとかなりよく似ています。
春の若葉のお味からして、この稔りを心待ちにしていたのです。さっそく、パクリ、ムニュムニュ、ふーむ、想像していたとおり、ほんのりと上品な甘さです。
111105tatisiode_mi
おっと、もちろんタネもチェックです。こちらは実の味と違って予想だにしない色と数でした。これだけ派手な色で数があれば、もし動物に食べられずに枯れて地上に落ちたとしても、赤色に敏感な鳥が啄んでくれる可能性が残ることでしょう。(注)
111105sankirai
さてこちら(↑)は春にも引き合いに出したサンキライです。葉の形がタチシオデに似ていて芽吹き時期も重なるので、春はどっちか迷うこともあったのに、いまはまさしく「赤と黒」、スタンダールも真っ「青」の違いです。
111105sankirai_mi
そしてこちら(↑)がサンキライの実です。ガシガシして無味です。冗談にも飲み込む勇気は出ません。ただ、生食できるとか果実酒にするという情報も見かけます。時期がまだ早すぎたのかもしれません。
そして面白いことにタネは真っ赤でした。似たもの同士は、生き残り作戦でも同じようなことを考えるものです。

<補注> タチシオデの種が真っ赤である意味についての想像は「ハズレ」でした。また、そのことを書いた記事へのコメントでは、サンキライの実の食べごろを教えていただきました。(2013年12月6日

2010年のきょうマコモ> 2009年のきょうヤブミョウガ> 2008年のきょうセイタカアワダチソウ> 2007年のきょうコバレンギク(ヒメバレンギク)> 2006年のきょうセンボンヤリ> 2005年のきょうヒヨドリジョウゴ> 2004年のきょうナンテン

|

« 11月4日(金) ジョウリョクヤマボウシ | トップページ | 11月6日(日) ヒメイチゴノキ »

コメント

師匠がいれば野にある植物をいくらでも食べられますね。
今度一緒に食べ歩きしたいなぁ・・・

投稿: zenpeichan | 2011-11-05 21:14

zenpeichanさんへ:
どうしてこうイヤシンボなのか、自分でも笑ってしまいます。
きれいだなあ…と見るだけにしておけばいいのに、
つい手がのびてしまうんです(涙)。

投稿: はた衛門 | 2011-11-06 06:45

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 11月4日(金) ジョウリョクヤマボウシ | トップページ | 11月6日(日) ヒメイチゴノキ »