11月15日(火) ワイルドオーツ(ニセコバンソウ)
とある休日、久しぶりに一家眷属が集った和食レストランでのことでした。小洒落たそのお店の廊下に数本活けられていたのがこの草だったのです。
「あら、小判草が可愛いわね」と反応したのは目ざとい伯母でした。こういうとき、自分としてどういう反応をしたものか、ちょいと迷います。相手がまったくの他人で、しかも草木に疎い人だったなら、「あ、ホントに…」とやり過ごしてしまうところだったのに、相手はなかなかのナチュラリストで、しかもわりと気心の合うお姉様です。
つい、「いや、それはニセコバンソウ…というか、ワイルドオーツというヤツで…」と、大人気なくマジ解説をしてしまいました。「ふーん、そう言えば実が薄いかな」と伯母が余裕の反応をしてくれたから救われたものの、いやはや、生半可な知識は親族の関係をも壊しかねないことを思い知った一瞬でした。
にもかかわらず、「和食の店にワイルドオーツは似合わないだろッ!」と心のなかで八つ当たりしていたのだから、どうにも救いのない爺ですなあ、ワタシ…。
「あら、小判草が可愛いわね」と反応したのは目ざとい伯母でした。こういうとき、自分としてどういう反応をしたものか、ちょいと迷います。相手がまったくの他人で、しかも草木に疎い人だったなら、「あ、ホントに…」とやり過ごしてしまうところだったのに、相手はなかなかのナチュラリストで、しかもわりと気心の合うお姉様です。
つい、「いや、それはニセコバンソウ…というか、ワイルドオーツというヤツで…」と、大人気なくマジ解説をしてしまいました。「ふーん、そう言えば実が薄いかな」と伯母が余裕の反応をしてくれたから救われたものの、いやはや、生半可な知識は親族の関係をも壊しかねないことを思い知った一瞬でした。
にもかかわらず、「和食の店にワイルドオーツは似合わないだろッ!」と心のなかで八つ当たりしていたのだから、どうにも救いのない爺ですなあ、ワタシ…。
<追録> 果穂のサイズは最終形まで育っていても、7月末だと色がまだ緑でした。(撮影:2023年7月25日)
2010年のきょう<ヘビノボラズ> 2009年のきょう<コウカジュ> 2008年のきょう<ルリフタモジ(白)> 2007年のきょう<イヌマキ> 2006年のきょう<サイカチ> 2005年のきょう<ノコンギク> 2004年のきょう<コセンダングサ>
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コメント
その辺の空気、よく分かります
人の間違いを指摘するのはなかなか難しいものですね!
しかし本人のためにやはり間違いは訂正してあげた方が親切だと考えます
伯母さんも小判草にしては少し違うな!と思いつつ
とりあえず、最も近いと思われる自分の知ってる草名を口にしたのでしょう!
植物好きの人はやはり大切に維持していきたいと思います
投稿: ひろぼ | 2011-11-15 09:02
ひろぼさんへ:
出だしを「いや(強い否定の調子)」と始める言い方って
聞き苦しいなあ、と他人の口癖を批判しつつ、
なんだかこのごろ自分もそんな言い方をしているような…。
ヘンな流行に乗らないようにしなければ!
投稿: はた衛門 | 2011-11-16 05:39