9月15日(木) エノキ

トチノキとかカキノキとか、ふつうは栃とか柿と呼べば用が済んで、特に「ノキ」は必要ないと思うのです。しかし、エノキから「ノキ」を取ったら、これは困ります。
さて、その「エ」とはなんだろうと不思議ではあっても、定説はないようです。農具の柄にしたという説が自然でいいと思いながらも、材は狂いやすいそうで、鎌がすっぽ抜けたら怪我人が出そうです。
枝が多いから「枝(え)の木」というのは、写真でもわかるようにうなずけはしても、この程度に枝が混む木はほかにもあるような気がします。よく燃える意味の「燃え木」が訛ったというのはかなり苦しい感じです。一里塚の木として「選出」されたので「選(え)りの木」が縮んだとも言うものの、やや考えすぎに思えてなりません。
それらに比べると、実を小鳥がよく食べるから「餌(え)の木」というのは、シンプルな発想で光ります。このカラフルな実は、たしかにいつの間にかなくなるし、葉も蝶類に好かれてボロボロになります。
語源の想像だけでこれだけ我々の生活に密着していたことがわかるエノキがなくなって「エ?」と驚かないように、身近な場所のエノキを大切に守りたいものです。
さて、その「エ」とはなんだろうと不思議ではあっても、定説はないようです。農具の柄にしたという説が自然でいいと思いながらも、材は狂いやすいそうで、鎌がすっぽ抜けたら怪我人が出そうです。
枝が多いから「枝(え)の木」というのは、写真でもわかるようにうなずけはしても、この程度に枝が混む木はほかにもあるような気がします。よく燃える意味の「燃え木」が訛ったというのはかなり苦しい感じです。一里塚の木として「選出」されたので「選(え)りの木」が縮んだとも言うものの、やや考えすぎに思えてなりません。
それらに比べると、実を小鳥がよく食べるから「餌(え)の木」というのは、シンプルな発想で光ります。このカラフルな実は、たしかにいつの間にかなくなるし、葉も蝶類に好かれてボロボロになります。
語源の想像だけでこれだけ我々の生活に密着していたことがわかるエノキがなくなって「エ?」と驚かないように、身近な場所のエノキを大切に守りたいものです。
2010年のきょう<マルバチシャノキ> 2009年のきょう<ソクズ> 2008年のきょう<ヤマジノホトトギス> 2007年のきょう<コボタンヅル> 2006年のきょう<トキリマメ> 2005年のきょう<ホワイトベルベット> 2004年のきょう<タラノキ>
| 固定リンク
コメント