9月10日(土) カワラケツメイ
陸奥湾(青森県)に面して野辺地という町があります。この町の名物に茶粥があり、その粥はこのカワラケツメイを炒って煮出した茶で炊かれます。
茶粥といえば西日本のもの(ただし焙じ茶を使用)ですから、遠く離れたみちのく・野辺地に、そこにだけポツンと茶粥の習慣があるのは訝(いぶか)しいことです。その由来を聞くと、なんと江戸時代の北前船の置き土産だそうで、TVやネットなどなくても、おいしいものはいつでもキチンと伝わるもの(注)なのでした。
さて、それでは野辺地風・茶粥の実験をば…と思わないでもなかったものの、名前どおりの河原だったならまだしも、ここは遊歩道沿いの石垣の上で、刈り取るのは憚られます。やはり、土地の食べ物は現地でいただくのが一番と思い直し、「野辺地・茶粥の旅」をここに記録できる日を夢見ておくことにします。
茶粥といえば西日本のもの(ただし焙じ茶を使用)ですから、遠く離れたみちのく・野辺地に、そこにだけポツンと茶粥の習慣があるのは訝(いぶか)しいことです。その由来を聞くと、なんと江戸時代の北前船の置き土産だそうで、TVやネットなどなくても、おいしいものはいつでもキチンと伝わるもの(注)なのでした。
さて、それでは野辺地風・茶粥の実験をば…と思わないでもなかったものの、名前どおりの河原だったならまだしも、ここは遊歩道沿いの石垣の上で、刈り取るのは憚られます。やはり、土地の食べ物は現地でいただくのが一番と思い直し、「野辺地・茶粥の旅」をここに記録できる日を夢見ておくことにします。
<補注> 野辺地とは遠く離れた周防大島で、カワラケツメイではなくケツメイシを使った茶粥が愛されていることを知りました。身内からもたらされたその偶然は、「縁は異なもの味なもの」としか言いようがないできごとでした。(2011年11月)
2010年のきょう<ヤナギタンポポ> 2009年のきょう<メドハギ> 2008年のきょう<ノシバ> 2007年のきょう<ハネミギク> 2006年のきょう<ヤハズソウ> 2005年のきょう<イチイ> 2004年のきょう<ヤマボウシ>
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