8月27日(土) オカボ(イネ)
陸稲と書いて「おかぼ」と読める人は少なくなっているはずです。はた衛門ご幼少のみぎりは「おかぼ」という言葉が立派に通用していたし、高台の開拓地などで水のない田を見たものだったのに、いまや言葉も実物も貴重品です。
機械力と治水力に恵まれなかった時代には、水田を作ることのできない場所や環境でも稲作を可能としてきた品種です。水稲(ふつうの稲)よりも葉が大きく、根が発達しているという違いはあっても、植物学的には同じ「イネ」だそうです。
しかし、立派な水田さえ放棄される昨今、あえて陸稲を育てる意味は薄れ、食味もやや劣ることから、すっかり忘れ去られた存在になりました。いまや歴史の証人としての役割しか果たせない時代になったとは言え、こんなお米(と田んぼ・注)があったのだということは、当世の子供たちにも伝えていきたいものです。
機械力と治水力に恵まれなかった時代には、水田を作ることのできない場所や環境でも稲作を可能としてきた品種です。水稲(ふつうの稲)よりも葉が大きく、根が発達しているという違いはあっても、植物学的には同じ「イネ」だそうです。
しかし、立派な水田さえ放棄される昨今、あえて陸稲を育てる意味は薄れ、食味もやや劣ることから、すっかり忘れ去られた存在になりました。いまや歴史の証人としての役割しか果たせない時代になったとは言え、こんなお米(と田んぼ・注)があったのだということは、当世の子供たちにも伝えていきたいものです。
<補注> 見分けは葉と根の差と書きながら、その証明が不足だった陸稲の完全証拠を補足しました。(2011年9月24日)
2010年のきょう<アワ> 2009年のきょう<イヌトウバナ> 2008年のきょう<アキグミ> 2007年のきょう<アキノタムラソウ> 2006年のきょう<キクイモ> 2005年のきょう<ハゲイトウ> 2004年のきょう<モミジルコウ(ハゴロモルコウソウ)>
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