8月21日(日) フトイ
イグサ(藺草・イ)はイグサ科なのに対し、フトイ(太藺)はカヤツリグサ科です。生える場所(湿地)や茎の姿がイグサに似ているので名前を借りてはいても、パッと見、茎が堂々と太くて、全体が繊細なイグサとは別物だとわかります。
また、イグサの花は茎のなかほどにつく(注)のに対し、フトイの花(小穂)はこうして茎の先について茎をしならせるのも大きな相違点です。
ただ、茎(花茎)のなかが髄で埋まっているのは両者共通だし、茎の肌触りもよく似ています。夏の昼寝用になら、フトイで編んだザクッ(ゴロッ)としたゴザの方が適していそうで、実際に使われたという記述もあるものの、どうも過去形のようです。
また、イグサの花は茎のなかほどにつく(注)のに対し、フトイの花(小穂)はこうして茎の先について茎をしならせるのも大きな相違点です。
ただ、茎(花茎)のなかが髄で埋まっているのは両者共通だし、茎の肌触りもよく似ています。夏の昼寝用になら、フトイで編んだザクッ(ゴロッ)としたゴザの方が適していそうで、実際に使われたという記述もあるものの、どうも過去形のようです。
<補注> イグサの花穂は、見た感じだと「茎のなかほど」にあっても、正確にはそれより下が茎、上は苞です。
<追録> フトイの小穂から雌シベが出ていました。つまりいまは雌性期で、続いて雄性期(雄シベはやや粉っぽい)になります。(撮影:2022年6月22日)
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