7月5日(火) ノハナショウブ
まるで田んぼのように水を張った場所で大事に育てられる花菖蒲に対し、その原種であるノハナショウブは湿地であろうが乾燥地であろうがおかまいなしです。前に初めて見つけたのは用水の辺(ほとり)だったし、今回は丘の上でした。
また、花菖蒲がふつうは一本の茎に花を二つ(二回)咲かせるのに対し、ノハナショウブは三つは咲くし、花茎が分岐することもあり、その分、花期が長めです。
また、花菖蒲がふつうは一本の茎に花を二つ(二回)咲かせるのに対し、ノハナショウブは三つは咲くし、花茎が分岐することもあり、その分、花期が長めです。
生息場所や花期という条件面は柔軟なくせに、さらにこんな美しさまで備えているのだから大したものです。それなのに、この美しさには満足せず、これを花菖蒲にまで変化させた人々もいたわけで、野の美しさに満足している自分とは違う人種の存在に、いまさらながら嘆息してしまいます。
2010年のきょう<ビジョザクラ(バーベナ)> 2009年のきょう<オオバギボウシ> 2008年のきょう<ケショウサルビア(ブルーサルビア)> 2007年のきょう<リシマキア・プンクタータ> 2006年のきょう<アフリカハマユウ(インドハマユウ)> 2005年のきょう<ノブドウ> 2004年のきょう<アサガオ>
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コメント
いい色ですねえ。
ノハナショウブから作った花菖蒲。
今、植え替え期で四苦八苦しています。
この色にまさる花色をまだ、見つけられないでいます。
癒されます。ありがとうです。
投稿: yoko | 2011-07-05 19:44
yokoさんへ:
へぇー、こんな暑い時期に花菖蒲は植え替え(株分け)をするのですねー。
ちょっと意外でした(見るだけなので、育て方を知りません・涙)。
熱中症に気をつけてくださいねー!
投稿: はた衛門 | 2011-07-06 07:08