7月2日(土) トウグミ
トウグミはナツグミの変種で、二つの違いは微妙というのがもっぱらの評判です。自分の場合は、両者それぞれ一本の木を春・夏通じて確かめることができたので、実だけでなく花の様子も併せ考えて、「なんとなく」二つを区分しました。もし唐突に、どちらかの実だけを示されたら、十中八九はお手上げだと思います。
自分が観察した木だと、トウグミの実はナツグミのそれよりもひと回り大きく(直径8㎜対10㎜くらい)、その分、実のつき方はトウグミの方がナツグミより散漫(注)でした。味はトウグミが一段勝り、酸味や苦みがおとなしいと思いました。
…という区別の仕方はどれも相対的・流動的あるいは主観的です。「葉表に鱗状毛があればナツグミ、星状毛ならばトウグミ」というのが科学的な見分け方だそうでも、いつものことで事前学習が足らず、そんな写真がありません。
「グミ→葉→マクロ撮影」という連想を次の機会まで持ち続けられればとは思いつつ、たぶんまた実に手をのばしてニマーッとして、それで葉のことは忘れてしまう(注)公算が大の人間というのは困ったものです。
自分が観察した木だと、トウグミの実はナツグミのそれよりもひと回り大きく(直径8㎜対10㎜くらい)、その分、
…という区別の仕方はどれも相対的・流動的あるいは主観的です。「葉表に鱗状毛があればナツグミ、星状毛ならばトウグミ」というのが科学的な見分け方だそうでも、いつものことで事前学習が足らず、そんな写真がありません。
「グミ→葉→マクロ撮影」という連想を次の機会まで持ち続けられればとは思いつつ、たぶんまた実に手をのばしてニマーッとして、それで葉のことは忘れてしまう(注)公算が大の人間というのは困ったものです。
<補注> 星状毛のことを思い出したのは10年後でした(汗)。
なお、本文中に「実のつき方はトウグミの方がナツグミより散漫」と書いたのはとんでもない観察不足で、5月から6月初めのうちは豊穣の稔りでした。(2021年6月3日)
2010年のきょう<ネムノキ> 2009年のきょう<キンコウカ> 2008年のきょう<モモノハギキョウ> 2007年のきょう<ヤマユリ> 2006年のきょう<テリハノイバラ> 2005年のきょう<ツルハナナス> 2004年のきょう<ノウゼンカズラ>
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コメント
はた衛門さん、おはようございます。
わぁ~同じです。
何が同じかと申しますと、
こうしよう!と思っていましても、
何か別のことに気をとられたら、
本筋のことをコロッと忘れてしまうというところ!
でもそんなことをおっしゃりながら、
次の機会には実を味わいつつ、
きちんと調べてアップしてこられるのでしょうね。
きっとうれしがっているのはわたしだけ!
さてサジオモダカがもう咲いているのですか。
見に行ってこなくては!
途中で気をとられるものに出会いませんように!
投稿: ブリ | 2011-07-02 09:41
ブリさんへ:
うわー、サジオモダカの場所もおさえてあるんですか!
手にしっかりとスプーンを握っていけば、きっと大丈夫!!(笑)
投稿: はた衛門 | 2011-07-03 06:55