7月18日(月) ニンジンボク
淡い紫の花房が垂れ下がって、いかにも夏向きの涼しい景色です。このような小粋な花がどうしてニンジンなどという俗っぽい名前かというと…。
命名のもとになったのは花ではなくて葉でした。しかも、そのニンジンとは、野菜畑のニンジンではなく、あの高級漢方薬の高麗人参(朝鮮人参)のことでした。
ただ、3年前に見た高麗人参の葉はずいぶんフックラ型で、今回のニンジンボクの葉の方がずっとスマートです。掌型の複葉というのが似ている点なのだそうで、それならトチノキだってニンジンノキになりはしないかとねじ込んでしまいます。
命名のもとになったのは花ではなくて葉でした。しかも、そのニンジンとは、野菜畑のニンジンではなく、あの高級漢方薬の高麗人参(朝鮮人参)のことでした。
ただ、3年前に見た高麗人参の葉はずいぶんフックラ型で、今回のニンジンボクの葉の方がずっとスマートです。掌型の複葉というのが似ている点なのだそうで、それならトチノキだってニンジンノキになりはしないかとねじ込んでしまいます。
<補注1> ニンジンボクの花房は枝垂れるのに対し、セイヨウニンジンボクの花は元気に空に向かいます。
<追録> 「ニンジンボクの花房は枝垂れる」と決めつけていたら、このように(↓)咲き始めは空に向かって咲くのを見つけました。(撮影:2012年8月5日)
<補注2> 10月になっても咲いている(咲き戻り)ニンジンボクを見たし、セイヨウニンジンボクだと11月中旬にも開花していました。
<補注3> 同属の仲間にはタイワンニンジンボクもあります。(2012年8月6日)
2010年のきょう<ゴボウ> 2009年のきょう<マツカゼソウ> 2008年のきょう<アオツヅラフジ> 2007年のきょう<シオデ> 2006年のきょう<ノハナショウブ> 2005年のきょう<ヤツガシラ> 2004年のきょう<ジュズダマ>
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