5月10日(火) マメヅタ
石垣の隙間からウサギの耳が…。いえいえ、こんなところにウサギさんはいなくて、これはマメヅタの胞子葉です。その周りで丸くて「豆」に見える方が名前の元になった栄養葉で、この二つがセットでめでたくマメヅタというわけです。
この胞子葉・栄養葉の関係は、同じシダ植物のツクシ(胞子茎)とスギナ(栄養茎)を連想させます。もっとも、植物名的には「スギナ」のくせに、わざわざ「ツクシ」と呼び分けるのと違い、マメヅタの胞子葉は残念ながら「ウサミミ」などとは呼ばれません。
ツクシの場合、時期的に「ツクシだらけ」になって、あの状態をスギナとは呼びにくいのに比べ、ウサミミの場合、圧倒的多数の「豆」に囲まれやすいことが身に備わった不運でした。しかし、名前などなくてもこの存在感は、しっかり豆を食っています。
この胞子葉・栄養葉の関係は、同じシダ植物のツクシ(胞子茎)とスギナ(栄養茎)を連想させます。もっとも、植物名的には「スギナ」のくせに、わざわざ「ツクシ」と呼び分けるのと違い、マメヅタの胞子葉は残念ながら「ウサミミ」などとは呼ばれません。
ツクシの場合、時期的に「ツクシだらけ」になって、あの状態をスギナとは呼びにくいのに比べ、ウサミミの場合、圧倒的多数の「豆」に囲まれやすいことが身に備わった不運でした。しかし、名前などなくてもこの存在感は、しっかり豆を食っています。
<補注> 胞子葉がたくさんのび出した様子を収録しました。(2011年10月28日)
2010年のきょう<モッコウバラ(白八重)> 2009年のきょう<エゾネギ(チャイブ)> 2008年のきょう<シャリンバイ> 2007年のきょう<ウスバサイシン> 2006年のきょう<セッコク> 2005年のきょう<ヤエコデマリ> 2004年のきょう<オオムラサキ>
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