3月31日(木) エゾムラサキツツジ
花びらの先が尖らないので花冠が丸く見えるところは、同じ早咲きのゲンカイツツジを思わせます。ただ、名前に紫を冠しているとおり、こちらの紫みが勝っていて、蝦夷地の春雪を背景にこれが咲いていたら、さぞや映えることでしょう。
もっとも、色合いは相対的で不確かです。そこで着目するのは写真にもある葉で、このごろは「落ちない落葉樹」のことで頭を痛めていたのに、なんとこの木のおかげで「半常緑」(注1・2)という存在を知ることになりました。
エゾムラサキツツジの花は、このわずかに残った葉の付け根から咲き出しています。冬越しした逞しい葉が、最後のご奉公とばかりに花を支えているように見えます。
もっとも、色合いは相対的で不確かです。そこで着目するのは写真にもある葉で、このごろは「落ちない落葉樹」のことで頭を痛めていたのに、なんとこの木のおかげで「半常緑」(注1・2)という存在を知ることになりました。
エゾムラサキツツジの花は、このわずかに残った葉の付け根から咲き出しています。冬越しした逞しい葉が、最後のご奉公とばかりに花を支えているように見えます。
<補注1> 半常緑で花がゲンカイツツジに似るところから、エゾムラサキツツジにはトキワゲンカイの別名があります。
<補注2> ツツジ類の常緑or落葉のタイプをまとめました。(2013年2月23日)
2010年のきょう<リビングストンデージー> 2009年のきょう<ヤブサンザシ(雌)> 2008年のきょう<サラサレンゲ> 2007年のきょう<オオシマザクラ> 2006年のきょう<クロモジ> 2005年のきょう<ヤマモモ>
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コメント
突然訪問致しました。ムクロジの実検索からです。
自分は手首に15個の環を専用の0.9円のゴムを4本通して散歩時のお供にして居ります。15個は3.5・7
七五三の縁起からです。 要らぬお世話で失礼致します
投稿: chibo | 2011-04-09 17:48
chiboさんへ:
コメント、ありがとうございます。
そう言えば、ムクロジの実はあの日のまま、糸を通さないでいたことを思い出しました。
投稿: はた衛門 | 2011-04-10 07:38