3月27日(日) ユキゲユリ(チオノドクサ・ルシリエ)
この花、以前登場したときは「チオノドクサ」でした。あれから5年、知恵が少しだけついて、今回は和名を前面に押し立てます。さらに、カタカナで呼ぶときもルシリエと加えるのが正式で、属名だけで呼ぶ(注)のは流通的な通称らしいと知りました。
もともとは小アジアの高地の花で、日本ではブルージャイアント(この写真)やピンクジャイアント(前回登場のもの)という園芸種が早春の花壇を飾るようになりました。
百合というには寸法(背丈10~15㎝)がずいぶん不足でも、分類的にしっかりとユリ科(注)なので文句は言えません。ユキゲは雪解で、雪割草あたりと比べるとやや生硬な語感がするのは後発の花の苦しいところに思えます。
もともとは小アジアの高地の花で、日本ではブルージャイアント(この写真)やピンクジャイアント(前回登場のもの)という園芸種が早春の花壇を飾るようになりました。
百合というには寸法(背丈10~15㎝)がずいぶん不足でも、分類的にしっかりとユリ科(注)なので文句は言えません。ユキゲは雪解で、雪割草あたりと比べるとやや生硬な語感がするのは後発の花の苦しいところに思えます。
<補注> 2カ所に(注)とした部分は、APG分類体系では変更されています。属名 Chionodoxa は Scilla となったので、チオノドクサと呼ぶのはやや不適になりました。
さらに、科も Liliaceae(ユリ科)から Asparagaceae(キジカクシ科)に所属替えになっているので、ユリ呼ばわりにも問題が生じます。美しい見かけに反して、なんとも立つ瀬のない花です。
2010年のきょう<メタセコイア(雄花)> 2009年のきょう<ヤブサンザシ> 2008年のきょう<キブシ> 2007年のきょう<ミツマタ> 2006年のきょう<ザゼンソウ> 2005年のきょう<ヒュウガミズキ>
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コメント
雪解けすぐに青い花が咲いてます。此花だと思います。割と日陰に、なぜここに咲いているのかは、調べてみます。
投稿: kawahata yosiaki | 2012-04-30 19:07
株わけしてもらいます。
投稿: kawahata yosiaki | 2012-04-30 19:09
kawahata yosiakiさま:
レスが遅れて申し訳ありませんでした。
チオノドクサは自然にどんどん殖えていくものではないようでも、
適地に一度植えられると、毎年元気に芽を出してくれます。
もともと高地のものですから、寒い土地には向いているのかもしれませんね。
投稿: はた衛門 | 2012-05-04 16:22