3月14日(月) カイヅカイブキ
イブキを園芸用に改良したのがカイヅカイブキだといいます。ふつうのイブキよりも枝が幹を巻くようにのびます。この樹形全体が巻き上がる性質を剪定でうまく強調して、まるでソフトクリームみたいに育てているお宅をときどき見かけます。
写真のものは、カイヅカイブキとしてはかなり大きな木(樹高10mほど)で、そんな強剪定はせずにわりと放置されて自然樹形に近いように見えます。それでも木全体を眺めると、グルン・グルンと巻いています。
写真のものは、カイヅカイブキとしてはかなり大きな木(樹高10mほど)で、そんな強剪定はせずにわりと放置されて自然樹形に近いように見えます。それでも木全体を眺めると、グルン・グルンと巻いています。
<補注> このイブキのことを「カイヅカ」ではなく「カイズカ」と表記するケースが割合に多く、大阪府貝塚(かいづか)市で作出されたという謂われからすれば「ヅ」であろうに、おバカなことだと一人で憤慨していました。
ところがあらためて学名を調べてみたら、そこにはJuniperus chinensis L. 'Kaizuka'とありました。zuはたしかにズなので、カタカナ表記に学名を反映させるなら「カイズカ」は正解になってしまいます。
ただし、YListも「カイヅカ」を標準和名としていて、「カイズカ」は別名扱いの立場です。「ヅ」をローマ字表記するとき、duではなくzuにするのは「慣習法」のようになっているので、ここは学名登録ミスではなく、Kaizukaをカタカナに戻すときはカイヅカにすべきだということを再確認しておきます。(2019年3月)
2010年のきょう<ハルニレ> 2009年のきょう<オオイヌノフグリ> 2008年のきょう<マツバギク> 2007年のきょう<ウチワノキ> 2006年のきょう<アセビ> 2005年のきょう<ユキツバキ>
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