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2月21日(月) キツネノカミソリ

110221kitunenokamisoriきのうの姫さまのように綱渡りで冬をやり過ごす葉もあれば、大地を温(ぬる)ます春の息吹をとらえてから、「さあ出番!」と芽吹くこんな葉もあります。
さてもこの葉が狐さん用の剃刀に見えるのはこの時期だけで、すぐに先端は尖り、葉質は薄くなって、あまり特徴のない姿に変わってしまいます。さらに、花が咲く盛夏となればこの葉は消え失せてしまい、花と葉を一緒に見ることは叶わぬ夢なのです。
仲間の彼岸花も似たようなしくみで、「葉知らず花知らず」などという悲しくも風流な別名を持っています。ところが、こちらキツネノカミソリの場合はせいぜいドクバナと蔑まれるくらいで、ヒネリのきいた別名はどうも見当たりません。
あの炎暑のなかで蚊の羽音に怯えながら花を愛で、いまだ寒さ去らぬなかでこうして若葉を慈しむ…なかなかに数寄者好みの野草だとは思うのですが、名前がいかにも直球なのです。あ、そうか、剃刀をあてるときにヒネったりしたら危ないですもんね。

2010年のきょうフラサバソウ> 2009年のきょうキヅタ> 2008年のきょうユキワリイチゲ> 2007年のきょうヒメイタビ> 2006年のきょうナギイカダ> 2005年のきょうクロッカス

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