1月13日(木) センダン
空を見上げて、思わず「お見事!」とつぶやいてしまいました。被写体が少なくなるこの季節にはどうしても目立つので、あちこちでこの木にレンズを向けてきました。そんな思い出を探ってみても、いままででこれが最高の稔り具合です。
ただ、美しいのはいいとしても、人間にとっては食用にならず、ほかの用途も聞きません。鳥も好んでは食べません(注)。つまり、これは孤高の美なのです。
誰からアテにされるでもなく、ただひたすら寒風のなかに美しく立ち尽くす…ストイシズムの権化のようなその姿に、心のなかでそっと拍手を送りました。
ただ、美しいのはいいとしても、人間にとっては食用にならず、ほかの用途も聞きません。鳥も好んでは食べません(注)。つまり、これは孤高の美なのです。
誰からアテにされるでもなく、ただひたすら寒風のなかに美しく立ち尽くす…ストイシズムの権化のようなその姿に、心のなかでそっと拍手を送りました。
<補注> 「好んでは食べない」という評価はやや不適切のようで、12月のうちからヒヨドリが集団でこの実を啄んでいるのを目撃しました。(2015年1月)
2010年のきょう<ハアザミ(アカンサス)> 2009年のきょう<ハアザミ(アカンサス)> 2008年のきょう<ヒヨドリジョウゴ> 2007年のきょう<ツルウメモドキ> 2006年のきょう<クヌギ> 2005年のきょう<房咲き水仙・ペーパーホワイト>
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コメント
おはようございます。
センダンの実、今は確かに目立ちますね。
毎年、花を楽しみにしていたご近所のセンダン、昨年どういうわけか
開花前に伐られてしまってがっかり。
この先、どこで花を愛でようかとずっと悲しんでいましたが、この実
のおかげで、何だこんな所にもあったんだと教えてもらっています。
某所のブログで、小鳥がセンダンの実を好んで食べているというのを
読んだことがあります。
でも、私も見ている限りでは実が減っているようには思えないので、
たまたまその方の居住地のの小鳥が好んでいるだけなんでしょうね。
昨年、リースの材料に結構、好評を得ましたが、持帰った実を割って
みても面白みもなく…。
調べてみたら、ひびやしもやけの薬効があるみたいです。
投稿: きおねこ | 2011-01-13 09:30
きおねこさんへ:
面白い情報をありがとうございます。
センダンも、木によっては果皮が多少は厚いものがあったりして…?
あるいはそこの小鳥が大きな種を排泄するのにハマっているとか…?
あーあ、すぐにバカなことを考えてしまいます。
投稿: はた衛門 | 2011-01-14 06:55
おお、鈴なりですね。
これだけ見事に実を付けているのですから
目を引かないわけはないでしょうが、鳥も見向きを
しない実・・・でも、こうやって師匠がしっかりと
撮影されるのですからセンダンも大喜びしているこ
とと思います。
投稿: zenpeichan | 2011-01-14 21:35
zenpeichanさんへ:
zenpeichanさんには「写されるのが幸せ」と慰められるし、
きおねこさんには「ヒビ・シモヤケの薬効」を見つけてもらったし、
センダンもさぞや喜んでいることでしょう。
センダンになり代わりまして、厚く御礼申し上げます!!
投稿: はた衛門 | 2011-01-15 05:34
今日は
センダンの実、不味いので、最後に食べられるのでしょうかね。先日、ヒヨドリとムクドリが啄んでいるところを目撃し、画像に撮りました。
投稿: ぴょんぴょん | 2011-01-19 14:01
ぴょんぴょんさんへ:
拝見しました。ああやって食べるんですねー。
動くモノを、あんなに上手に撮ることができるとは、すご~い!!
鳥って丸呑みみたいだから、味は関係ないんでしょうかね?
投稿: はた衛門 | 2011-01-20 07:10