12月21日(火) カエンキセワタ(レオノチス)
離れて見上げるしかなかったカエンキセワタに、至近距離で会うことができました。結果、懺悔と新たな疑問の渦に翻弄されることになりました。
先月なかごろ、ブログ友のryoiさんもこの花を写し、「この大根の薄切りみたいなものは何なんだろう?」と書いていたのです。萼・花弁があるのだから、残りのパーツと言えば雌シベ・雄シベではあるまいか…実物を確かめもせずに、そんな浅はかな答えをしてしまったワタシは、平成の無責任男でした。
これ(↑)が「大根の薄切り」です。花筒のなかから、左右に2枚と下に向かって1枚が開いています。
さて、その花を1つ手に取り、綿帽子のような花弁をあおってみました。なんと、なかには「ふつう」の雄シベが4本と雌シベが1本、ちゃんとありました。ryoiさん、ごめんなさい。さあ、謎の「大根の薄切り」は、いったい全体なんなの(注)でしょう。
先月なかごろ、ブログ友のryoiさんもこの花を写し、「この大根の薄切りみたいなものは何なんだろう?」と書いていたのです。萼・花弁があるのだから、残りのパーツと言えば雌シベ・雄シベではあるまいか…実物を確かめもせずに、そんな浅はかな答えをしてしまったワタシは、平成の無責任男でした。
これ(↑)が「大根の薄切り」です。花筒のなかから、左右に2枚と下に向かって1枚が開いています。
さて、その花を1つ手に取り、綿帽子のような花弁をあおってみました。なんと、なかには「ふつう」の雄シベが4本と雌シベが1本、ちゃんとありました。ryoiさん、ごめんなさい。さあ、謎の「大根の薄切り」は、いったい全体なんなの(注)でしょう。
<補注1> 同じシソ科であるオドリコソウの花で、同じ部位についている似たパーツを見つけました。この存在の意味はまだ想像がつかないものの、花びらの一部と考えてよさそうです。(2013年4月22日)
<補注2> 同属(見分けがやや不安)を収録しました。(2024年7月11日)
2009年のきょう<カラスザンショウ> 2008年のきょう<タネツケバナ> 2007年のきょう<カラタチバナ> 2006年のきょう<ユキヤナギ> 2005年のきょう<ハンノキ> 2004年のきょう<ギョリュウバイ>
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コメント
ちゃんと帽子を取らないとシベは見えないのですね。
アフリカ産ということですが、どんな虫が媒介しているのでしょうか。 興味がわいてきますね。
投稿: ryoi | 2010-12-21 16:53
そう言えば、この花に虫が寄っているのを見ませんね。
蜜は甘いのに…。
でも調子に乗って二つ目の花の蜜を吸ったら苦くて、
ryoiさんが「危ない草だ」とおっしゃっていたのを思い出して、
ペッペッペーしておきましたよ(笑)。
投稿: はた衛門 | 2010-12-22 06:38
世の中には、いろいろ変った花があるのですね~
虫も寄らない花があるとは聞いていますが、
この花もそうですか。
びっくりです。
さがせば、まだまだ不思議な花があるようにみえますね~
大変、勉強になりました。
投稿: ぴょんぴょん | 2010-12-22 09:40
ぴょんぴょんさんへ:
背が高くて、いまごろこんなに元気なので、なかなか面白い植物ですよね。
でも、この花が「虫も寄らない」ものかどうかは、まだまだ観察不足です。
投稿: はた衛門 | 2010-12-23 05:48