11月29日（月） オオモミジ（猩々）

このごろは、いい大人までが「もっとこだわりを持てよ」みたいな言い方をします。きのうの「ふいんき」とは普及（？）度合いが段違いの困った用法です。
元々は、こだわ（拘）るとは気持ちがなにかにとらわれて視野が狭くなってしまうことで、このように紅葉に心を吸われて、後ろを通る美人さんにも気がつかないワタシなどは「正しいこだわり方」をしていたことになります。
もちろん、心を吸ってくれたオオモミジにはなんの罪もなく、あんな夏（注）だったわりには、よくぞここまでの色に染まったものです。オオモミジの見分け方はずいぶん前に触れているので、今回はドップリとこだわりきって、この色を楽しむことにします。

＜補注1＞ この年（2010年）の猛暑日は33日間（さいたま市）で、2009～2018年の平均15.3日の倍以上という「クソ暑い」夏でした。（2019年秋）
なお、いったん収まっていた猛暑日日数は、2023年・35日、2024年・42日を記録し、猛威が復活＆パワーアップしています。（2024年冬）
＜補注2＞ この猩々と同じくオオモミジから作出された園芸種・滝野川を収録しました。（2022年12月18日）

2009年のきょう＜センニンソウ＞　2008年のきょう＜マムシグサ＞　2007年のきょう＜ヒサカキ＞　2006年のきょう＜タチバナ＞　2005年のきょう＜ベニバナボロギク＞　2004年のきょう＜スイセン＞