11月25日(木) ヘラノキ
いつ載せようか、タイミングをつかめない木でした。ところが、思いがけずきれいな黄葉を見せてくれたので、とりあえず記録しておくことにしました。
シナノキ科の仲間(注1)であるボダイジュと同じような花を夏につけ、それが結実すると、花柄の付け根に、これもまたボダイジュそっくりのヘラ型の苞をつける(注2)と言います。この花と苞(と実)を見つけられないことが、上記の「タイミングをつかめない」原因です。雌雄はないらしくても、どうも花をつけない木もあるようです。
このザクザクの木肌と、左右が歪(いびつ)な葉のおかげで、かろうじて見分けはできるものの、名前の由来であるヘラ型の苞を写さなければ収まりはつきません。いまのところ2カ所だけしかこの木の存在を知らないので、来夏、その2本のうちのどちらか1本でも花を見せてくれることを祈るばかりです。
このザクザクの木肌と、左右が歪(いびつ)な葉のおかげで、かろうじて見分けはできるものの、名前の由来であるヘラ型の苞を写さなければ収まりはつきません。いまのところ2カ所だけしかこの木の存在を知らないので、来夏、その2本のうちのどちらか1本でも花を見せてくれることを祈るばかりです。
<補注1> エングラーとクロンキスト体系ではシナノキ科だったのに、APGではアオイ科に変更されました。ボダイジュも同じ事情です。
<補注2> 花の様子をとらえることができました。(2011年7月12日)
その結果、上の記述で「結実してから苞をつける」としているのは間違いだったことがわかりました。実際は、花が蕾のときから、総苞葉がもうしっかりついています。
2009年のきょう<サカキ> 2008年のきょう<ペラペラヨメナ(ゲンペイコギク)> 2007年のきょう<カワヤナギ> 2006年のきょう<ナツハゼ> 2005年のきょう<カマツカ> 2004年のきょう<サネカズラ>
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