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10月2日(土) ヤブマメ

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この季節、ついついレンズが引き寄せられます。紫の誘惑です。花弁がまだ固く締まっているものもあれば、竜骨弁が降りてシベが覗いているのもありました。
さて、この小粋な色の花よりも気になるのはじつは葉です。上の写真の右奥でボヤケてはいても、頂小葉が裏返っているのがわかります。(去年の記事
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そしてこちらでは頂小葉は表を空に向けていました。2枚の写真の具合で明らかなように、頂小葉は日向では裏返り、日陰では展開するのです。
つまり、ヤブマメの場合は光合成に必要な太陽光線の量がそれほど大きくなく、光線が必要量以上の場合には自分で受光をセーブしているらしいのです。「足るを知る」、このごろの我々が忘れている美徳を、野道の藪に見出しました。

<補注1> 完熟した実(豆)と黄葉の様子を収録しました。(2012年12月8日
<補注2> 畑の豆の葉もヤブマメと同じ動作をします。(2023年5月26日
<補注3> 葉質と葉先の形が違うヤブマメを見つけました。(2023年12月22日

2009年のきょうスイフヨウ> 2008年のきょうハナヅルソウ> 2007年のきょうタマシロオニタケ> 2006年のきょうステルンベルギア> 2005年のきょうガマズミ> 2004年のきょうクジャクソウ

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