追加編 : ミズアオイ(完全版)
失敗しました。こんな美しいミズアオイに出会えるのだったら、おととい、無理して虫食いだらけの写真を出すのではありませんでした。
まるで夢の景色でした。遠くに近くに、右に左に、稀少種と言われるミズアオイがこれでもかと咲いています。虫も食べきれないほどにあるのなら、葉の一枚くらい許されるかと試食してみました。味はクセがなく、とてもボリウム(葉の厚さ)があります。
蜂(注:コメント参照)が熱心に花粉を集めていました。その花粉は雄シベ6本のうち、黄色い葯を持つ5本から出ます(右手の花参照)。残りの1本の葯は青(紺)で、雌シベと並んで蜂の足場になっているようです。
後ろ姿の花を見ると、花びらに見えるのは萼であることがわかります。この場合、萼にあたるものを外花被、本来の花びらを内花被と呼ぶのだそうです。
まるで夢の景色でした。遠くに近くに、右に左に、稀少種と言われるミズアオイがこれでもかと咲いています。虫も食べきれないほどにあるのなら、葉の一枚くらい許されるかと試食してみました。味はクセがなく、とてもボリウム(葉の厚さ)があります。
蜂(注:コメント参照)が熱心に花粉を集めていました。その花粉は雄シベ6本のうち、黄色い葯を持つ5本から出ます(右手の花参照)。残りの1本の葯は青(紺)で、雌シベと並んで蜂の足場になっているようです。
後ろ姿の花を見ると、花びらに見えるのは萼であることがわかります。この場合、萼にあたるものを外花被、本来の花びらを内花被と呼ぶのだそうです。
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コメント
きれいですねぇ。
写真のミズアオイは葉っぱも健康的でいいですね。
いつか撮ってみたいです。
そして蜂ではなくてキゴシハナアブのオスですね。
複眼が斑模様をした独特のハナアブですよ。
投稿: ryoi | 2010-09-19 09:09
ほんと、きれいです。
うっとり~。
(写真も腕を上げたような)
6本のうち、1本だけ花粉がないなんて変わってますね。
わざわざ「足場用に」ってそう作ったのでしょうか?
広い宇宙に目を向けて不思議がるのもいいですが、身近な小さな世界の不思議もまだまだたくさんありそうです。
投稿: ちとせ | 2010-09-19 10:27
はた衛門さん、こんにちは。
わたしもミズアオイにあってみたいです。
だめだろうなとおもいつつ、探してはいるのですが。
背が高いお花なのですねぇ
咲いていたら、わかりますよねぇ
やはり、近場ではないみたいです。
でも、かわいい丸い葉も念のためにおぼえておこう・・ってなんと諦めが悪い!
投稿: ブリ | 2010-09-19 11:14
ミズアオイ完全版、花も綺麗ですが葉も綺麗ですね。
私の見たミズアオイ(「牛久自然の森」管理棟前水槽)も、葉は虫に食われてぼろぼろでした。
投稿: ぴょんぴょん | 2010-09-19 19:05
ryoiさんへ:
あ、アブですか。ありがとうございます。
そういえば、お目々がそんな感じでした。
ずいぶんお詳しいんですね!
ちとせさんへ:
おほ、ほめられちゃった~。
まだまだヘタクソながら、この日はお天気に助けられました。
この青雄シベ、雌シベの右に出るのと左に出るのと、
二つのタイプがあるんですよ(驚)。
ブリさんへ:
そう、水面からスックと立つので見逃すことはないと思います。
こちらよりはまだ溜め池も残っていると思うので、
早く会えるといいですね。
ぴょんぴょんさんへ:
人間も食べていたくらいなので、虫にはかなりのご馳走なのでしょう。
咲き始めで数が少ないときは、虫の勢いに負けちゃうみたいです。
さすがにこれだけ咲くと、虫も追いつけないみたいでした。
投稿: はた衛門 | 2010-09-20 08:30