9月24日(金) ヌルデ
オフホワイトの花が美しい、と知ったかぶりでヌルデを褒めたのが5年前のいまごろでした。過去の自分というのは、草木のことに限らずほとんど恥の塊で、この木が雌雄異株だということにはまったく考えが及んでいなかったことが明白です。
逆に言えば5年の月日が無駄ではなかったわけで、今年は白もあるけれど、なにやら赤っぽい花の木(写真1枚目右側)もあることに気づきました。一応、雌雄どちらの写真でも、ヌルデの証明である葉軸の翼が見える配慮はしてあります。
これはまたなんともチャーミングな花(直径5~6㎜)です。オフホワイトもいいけれど、紅白ならではのあでやかさが際立ちます。写真左下に配したのは花びらが落ちたあとの雌花の様子で、赤い子房の先に残った雌シベ(柱頭が3裂)がお茶目です。
さてそれでは今年は雄花もアップにしてみます。5枚の反り返った花びら(雌花は反らない)から飛び出した5本の葯は、これでもか!と言うほどに真っ黄色でした。
逆に言えば5年の月日が無駄ではなかったわけで、今年は白もあるけれど、なにやら赤っぽい花の木(写真1枚目右側)もあることに気づきました。一応、雌雄どちらの写真でも、ヌルデの証明である葉軸の翼が見える配慮はしてあります。
これはまたなんともチャーミングな花(直径5~6㎜)です。オフホワイトもいいけれど、紅白ならではのあでやかさが際立ちます。写真左下に配したのは花びらが落ちたあとの雌花の様子で、赤い子房の先に残った雌シベ(柱頭が3裂)がお茶目です。
さてそれでは今年は雄花もアップにしてみます。5枚の反り返った花びら(雌花は反らない)から飛び出した5本の葯は、これでもか!と言うほどに真っ黄色でした。
<補注1> 雌花のその後(実)を取り上げました。(2010年10月30日)
<補注2> ヌルデにくつ虫こぶを見つけました。(2021年10月3日)
2009年のきょう<ミズワラビ> 2008年のきょう<ダンドボロギク> 2007年のきょう<サンゴジュ> 2006年のきょう<カラスノゴマ> 2005年のきょう<アスパラガス> 2004年のきょう<シュウカイドウ>
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コメント
こんにちは。
ああ、最近、山の斜面で花を咲かせているのはこれだったのかと、ひとり頷いていました。
タラノキにしてはもう時期外れだし、いったい何だろうと、毎日のように運転中、山の方を見上げてました。
近くで見たいと思っても、勿論、上って行けるわけもなくでした。
こんな花が咲いているんですね。
紅白の雌花の方、是非見てみたいです。
投稿: きおねこ | 2010-09-24 17:39
きおねこさんへ:
これこれ、脇見運転はいけませんぞ(笑)。
はい、この時期、山を白く飾ってくれますね。
お子さんとのハイキングができるといいですね。
おっと、かぶれないとは言われているものの、一応ウルシ科ウルシ属なので、
お子さんには触らせないでくださいね。
投稿: はた衛門 | 2010-09-25 07:36
見事に雌雄の花をキャッチされましたね!
いつも心惹かれながら、思うように撮れないでいます。
投稿: waiwai | 2010-09-26 06:21
waiwaiさんへ:
うまく雌雄が混在している野道がありました。
雌雄が別々の場所にあったら、今年も気づかなかったかも。
お導きに感謝ですよ!
投稿: はた衛門 | 2010-09-26 08:08