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9月15日(水) マルバチシャノキ

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ガッシリとした葉の緑が熟した実を美しく引き立てていました。青くて固かった実がこうして色づくまでひと月半、あっと言う間の変化です。
実の塊ごとに熟度はやや違い、後ろに見えている房などはすでに柔らかでした。直径が1㎝くらいと食べでがありそうで、味見せずにおれません。むにゅ。ん? 強い酸味と軽い苦みのほかには取り柄がなく、鳥さんに進呈とします。
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しかし、食べ物としては落第でも、オブジェとしては花瓶に一枝挿しておきたい見応えがあります。葉や花柄の緑と実の黄色が対比する優しさ、鋭い先端に収束される擬宝珠型の実の緊張度合い、そして襷のように貼りついた5枚の萼のコミカルさ、誰に見てもらおうと企んだわけではない無垢な美しさです。

<補注> 若葉のころはこちら、花の様子はこちらです。

2009年のきょうソクズ> 2008年のきょうヤマジノホトトギス> 2007年のきょうコボタンヅル> 2006年のきょうトキリマメ> 2005年のきょうホワイトベルベット> 2004年のきょうタラノキ

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