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8月29日(日) カジノキ(雌株)

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かくかくしかじかというわけで、今年はとても気になる存在のカジノキです。もう葉が枯れるしか芸がない雄株とは違って、雌株では大変化の発見です。
じつは、いつまでも緑のまま固くて、無愛想な実だと思っていたのです。なんとも突拍子な熟し方です。まさかひと晩で緑から真っ赤に変わるとは思いにくいのに、大きな木のどこにも中間状態の実がないのだから不思議です。
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期待の試食は、ちょっと大きな落胆でした。実を転がした手のひらがベッチョリするほどジューシーなのに、そして甘酸っぱい味はイケルというのに、なんとも量が不満足なのです。小袋のなかは僅少のおつゆだけで、あとは種粒だけです。柱頭の残骸らしき毛も邪魔で、残念ながら、野歩きおやつには不採用としました。

<追記> この記事で、「中間状態の実がない」としたのは完全な観察不足でした。訂正記事を載せておきます。(2014年8月24日

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コメント

こんにちは。
おそらく、初見ではないでしょうか、カジノキの実。
ぱっと見たとき、楮の実を連想してしまいましたが、よくよく見れば違いますね。
でも、楮もあの実に変わる途中のを見たことがないので、似たような感じかしら??

こんなの見つけたら、私もおそらく口にします。
確かに写真の実を見ても、食べごたえはなさそうですけど、甘酸っぱいのですか。
我が家の野生の果実大好き4歳児は喜びそう。
是非、試食してみたいですね。

投稿: きおねこ | 2010-08-29 15:42

きおねこさんへ:
おお、たくましいお子さんがいらっしゃるんですね。
見かけがものすごく大きいので期待してかじりついてみたのに、
ものすごく見かけ倒しでした。
ヒメコウゾだと、一列に並んだ実が順に色づいて、
変化見本みたいになるというのに、
カジノキはどうも途中の色合いを見つけられません。

投稿: はた衛門 | 2010-08-30 07:42

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