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7月31日(土) トチカガミ

100731totikagami1小さな用水池をきれいな水草が覆っていました。水面から立ち上がった丸い葉が、水をはじいて輝いています。その葉の間にちらつく白いものは、ア、花でした。
100731totikagami2透けるようにはかない花びらです。花一つの直径は2㎝くらいで、中央の真っ黄色のシベがチャームポイントです。
100731totikagami3小さいけれどたくさんあった花のなかで、たった一つだけ見つけた雌花です。トチカガミは雌雄異花でした。こんなに雌花が貴重品では、種ができなくて困るだろうと心配しますが、水中の根が越冬するので、種は保険の役割だと思います。

さて、トチカガミのトチってなんだろう…どう見てもトチノキとは関係なさそう、と思ったら、漢字では鼈でした。鼈(すっぽん)の異名がトチ(またはドチ)なのだそうです。なるほど、輝く葉は鼈さんの手鏡というわけでした。

<補注> 上の写真よりも若い段階の雌花の様子はこちら、雌花の太い花柄の様子はこちらです。(2012年8月29日)

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7月30日(金) オオセンナリ

100730oosennari黄色いホオズキかい?…と近づいたものの、花色が薄紫だし、上を向いているから、ホオズキでないことは明らかです。この花、もう少し朝顔のように開くのですが、黄色くなった実も、まだ緑の実も、そして花も写し込みたいと欲張ったらこうなりました。
「大」千成というからには、これとふつうのホオズキの間に千成ホオズキがあるわけですが、例によってその繋ぎ役が未収録です。こうやって思わず「欠落品」が発生し、その捜索に血道をあげる…どうにも果てしのない世界に踏み込んだものです。

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番外編 : おもしろパソ、できたー!

100729x50v2_1パソの自作3台目です。もっとも、今回は嫁さん用にワケありのベアボーン(X50V2)なので、自分で入れたのはHD(320GB)とメモリー(1GB×2枚)とOS(Windows 7 HP 34bit)だけ、よい子の工作としてはメチャお手軽でした。
今回の課題は「画面だけでパソが動かせる」こと! キーボードアレルギーの嫁さんが、気軽に動画配信サイトなどを楽しむことだけを目的にしました。上の写真は付属物を隠したズルではなく、本当にこの15.6インチ画面1枚で作動している場面です。
100729x50v2_2で、その裏側を覗くと、HDとメモリーを入れる前はこんな感じでした。マザボの小ささに驚きます。ふつうは筐体いっぱいにマザボがのさばるのに、15cm四方もないので画面裏はスカスカです。右にのびたヒートシンクが目立ちますが、これでファンレスになって作動音がまったくしないのもこのマシンの大きな売りです。
さて、大好きな工作タイムはあっと言う間に終わり、あとはソフトの設定です。BIOS、OS、システムドライバーと順調にこなし(この段階ではキーボードとCDドライブは必要)、美しい画面や筐体の洒落た佇まいにご満悦です。
あとは無線LANにつないで、画面でタッチボードを操作できるようにすれば…ということなのですが、いやはやこの二つが思いがけない伏兵でした。ネットワーク設定のどこをいじってもLAN信号を検知しないし、システムドライバーのどれを見てもタッチボードに関係しそうなものが見当たりません。
苦労話は書くのも読むのも疲れる(と思う)ので省略しますが、組むのは30分だったのに比べ、上記問題の解決には6時間もかかりました。もともと、「そんなヘンなので大丈夫なの?」と疑惑の眼差しだった嫁さんの手前、いやあ焦りました。
ふつうのメーカー製品ならこんな苦労もなく、懇切丁寧なマニュアルもついてきますが、このシャトルというメーカー(台湾)はそんな親切なことはまったくなし、付属のCDにもBIOS設定方法の英文説明があるだけで、ぜんぜん役に立ちません。

とは言え、素人のワタシがここでこうして誇らしく「できたー!」と言えるのだから、やはり重厚長大マニュアルっていらないものではありそうです。イジリまわしていたら、どうにか二つの問題は解決できました。
奥さま、大喜びです。タッチパネルなんて扱いにくいだけだろうと思うのはキーボード中毒のオジサンの勝手な心配で、「触るだけ~」は快適そのもののようです。
Atom D510(CPU)は、奥さまのこれまでの専用機より数字的には劣るのに、さすがデュアルコアの威力です。韓流ドラマが途中でぎこちない動きになるのが許せなかった奥さまは、さっそく昼日中から「魔女ユヒ」をお楽しみです。良かった・良かった!

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7月29日(木) ベニスジ(ヤマユリ)

100729benisujiヤマユリの変種だそうで、血でも流れていそうです。あと一日二日早ければという鮮度ですが、代わりがおいそれと見つかるわけではないのが苦しいところです。
100729hutuこちらが「その他一同」です。3年前には「派手さは野の花の最高峰」などと褒め称えていたくせに、見慣れてくると先日は匂いにまでケチをつけてしまいました。
100729yakuいえいえ、見慣れたなんて生意気を言ってはいけません。ググッと寄ってみると、咲いたばかりの花の雌シベ(柱頭)はまだこんなに白く、こぼれる前の葯はまるで縮緬のように繊細な風合いです。知れば知るほど、草木には美が潜んでいることに驚きます。

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7月28日(水) アメリカホドイモ(アピオス)

100728americahodoimoきのうのアズキに続いて、これを野菜と言えるか、やや微妙です。芋と呼ばれてはいても、あまりおいしくも大きくもないらしく、どうやら救荒作物だったようです。
それでも最近の面白がりブームで植える人がポツポツ現れ、こうしてここにも登場することになりました。もっとも他人様の畑の物ですから勝手な掘り返しや味見はかないません。芋の姿と味は、いつか幸運が訪れるのを待ちましょう。
ホドは漢字で「塊」と書き、ホドまたはホドイモと呼ばれる日本自生のマメ科植物が存在します。まだ見たことのないそちらの花は少し地味な黄緑色、やはり根茎は食べられるそうで、そのホドイモのアメリカ版がこちらとになります。(園芸名がアピオス)

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追加編 : 続・トチノキの実の観察

100727toti成長途上であえなく生を終える実もあらかた落ちて、今年の稔りもどうやら定まったようなので、トチノキ並木の「稔り具合調査」をしてみました。
写真の木は全86本の内で一番稔り具合の良かった木(の一部)です。下から見上げてざっとの勘定ですが、200個以上はついていました。
この木を筆頭に、50個以上は実がついていそうな木が8本、30個以上が32本とほぼ半数がうれしい稔り状態です。しかし、1・2個だけも含めて淋しいものが36本、この日は実を見つけられなかった木も10本ありました。
これら稔りの淋しい木を見ると、花つきは良かったのに実がつかない(少ない)ものが何本かあり、そのなかには花のときに明らかに雌花が少なかったものもあります。
暑いさなかに苦労して調べた見返りがあったのかどうか、花のときとの比較表を「増補版」の方に追加掲載しておくことにします。

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7月27日(火) アズキ

100727azuki1先日の牛蒡に続いて、野菜の花です。ただ、花が咲く前に収穫される牛蒡に比べると、実を付けるために必須であるこちらの花は、珍しさがずっと劣ります。
しかし、珍しさにもいろいろあるわけで、小豆の花の見どころは正体不明の渦巻きでしょう。この構造は、ぴょんぴょんさんが2年前に丁寧に説明してくれています。
100727azuki2さてそれではきょうの写真の見どころは?と言うと、すでに実ができているその時期に驚きました。上記のぴょんぴょんさんの記事は8月中旬だったし、自分では9月の末に小豆を撮ったことがあります。
小豆の結実がこんなに長い期間にわたるとは意外でした。たぶん品種の違いでしょうが、いつできた小豆が一番おいしい餡になるのか、ちょっと興味が湧きます。

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7月26日(月) シカクヒマワリ

100726sikakuhimawari1もののついでで小石川土産を続けます。茎は丸い断面が一番合理的だと思うのに、なぜかきっちり四角四面なヒマワリです。
両眼で見ればわかりやすい奥行きも、単眼であるカメラでは表現に苦労します。前に四方竹のときも同じ弁解をしたことを思い出しました。
100726sikakuhimawari2背丈は2mほどで、花は直径が7~8cmです。ヒマワリとは名づけられていても、ふつうのヒマワリとは属違い(属名:Tetragonotheca)でした。ただ、種名はhelianthoidesなので、一応ヒマワリ(ヘリアンサス=太陽の花)っぽいよ、ということでしょう。

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7月25日(日) キバナノミソハギ

100725ki_misoせっかく小石川に行ってきたのだから、ご披露すべきはこの黄色い禊(みそ)萩です。自然の野山で見かけたことはまだなく、小石川土産と言えるはずです。
ふつうの禊萩と似ていると解説されるけれど、あまりうなずけません。花色の違いは抜きにしても、なんとなくいつもスカスカで、禊萩のあの密集感がないのです。
さて、園内もどれだけ混むことかと心配したのに、奥は静かなものでした。わざわざ来たのなら、ゆっくりして行けばいいのに…。まあ、用が済んだらさっさと帰った方が身のためという日ではありました。あの大騒ぎの様子はこちらに詳しく出ていました。

<補注> 最後の「こちら」につけたリンク(朝日新聞デジタル)は切れていました(2012年12月2日発見)。たしか、熱中症にかかった人が何人…という記事でした。

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7月24日(土) ショクダイオオコンニャク

100724amorphophallusたぶん、きのう・きょうはこの花がネットに溢れかえっていることでしょう。きのうの小石川植物園は途中で札止め、入れない人が門の外に溢れかえっていました。
入場券を買うまでに1時間半(行列=970m)、入ってからこのご本尊さまを拝むまでが1時間(行列=480m)でした。多少は混むだろうと思ったものの、まさか警察官があれだけ繰り出し、救急隊が待機し、園内には各局の中継車、空にはヘリコプター、地上にはオバサマが倒れて…という事態は想像できませんでした。
ん、何を見に行ったんだっけ? あ、蒟蒻か。蒟蒻は押されて見るもんじゃないや、心太(ところてん)じゃあるまいし。すごい臭いだという触れ込みだったけれど、みんなが吸い込んだせいか(笑)、ちっとも感じられなかったし…。やけに暑い一日でした。

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7月23日(金) オオアワダチソウ

100723ooawdatisou今まで無意識に単なるセイタカアワダチソウだと思って見過ごしていたかもしれないと反省です。考えてみればセイタカはまだ背がのびきらず、花が咲き出すのはこの忌まわしい夏(暑すぎる~!)が終わってからのはずです。
花穂が優しく横広がりです。セイタカはこのシルエットが槍の穂のように尖ります。また、草丈もやたら大きなセイタカに比べるとオオアワダチは半分ほどです。
よく見れば(考えれば)間違えようがないほど異なるお二人を混同していたなんて、恥ずかしくて全身の膚が泡立ちそう(お~、涼しい)です。

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7月22日(木) ヒメヤブラン

100722himeyaburanこれを見かけたとき、ジャノヒゲかと思って見過ごすところでした。いや待てよ、と踏みとどまって正解だった喜びを込めて、きのうのジャノヒゲにつなげてみました。
花が上に向いて、その色が濃いので、見分け的にはそんなに喜ぶほどのむずかしさはないのですが、じつはこれ、去年コヤブランを収録したときの課題品でした。
「さらにこれ以外にヒメヤブランというのもあるそうで」と書いたその姫様に会えたのですから、少しはハシャいでもいいでしょう。ヤブランやコヤブランに比べると花穂がずっと短くて、本当にオチビさんではあるけれど、笑顔が愛らしいプリンセスです。

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7月21日(水) ジャノヒゲ(リュウノヒゲ)

100721janohige先日、オオバジャノヒゲの花を載せたとき、「こりゃいかん」と気づきました。ふつうのジャノヒゲが、冬の実だけ二度も取り上げているのに、花がまだでした。
だって地味なんだもの…と言い繕いながら、ホラホラ上を向いて…などとお節介根性丸出しにスケールで花穂をあおってみました。
そう言えば、オオバジャノヒゲのところでは防塵ゴーグルという今年の新兵器に触れましたが、それより先輩格の小道具は膝パッドです。こうやって這い這い姿勢を余儀なくされるときには不可欠アイテムです。最近、背負うリュックがなんだか重いと感じるのですが、いくら小物でも数が増えればそれなりにズッシリしてきて、新たな悩みです。

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追加編 : ヤマユリ

100720yamayuri尾根筋を歩いていると、妖艶な香りの風が吹き上がってきました。斜面のところどころで、白い大輪の花がゆったりと風に揺れています。
正面からお顔を見たくても、お嬢様たちはみな谷底を向いてうつむいています。そう言えば、ヤマユリというのはせっかく背が高いのに、花が咲くとこうやって自分の重さで茎が撓(たわ)んでうつむいてしまいます。
どうせ撓むのなら最初から短い茎でいいのに、と思いますが、種ができて穂先が軽くなれば、より高い位置から種を撒くことができる計算なのでしょう。撓んでも折れないギリギリの長さと太さ…自然というのはじつに巧妙なしかけにあふれています。

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7月20日(火) クヌギ

100720kunugi1春、雌花の撮影にさんざん苦労させられたクヌギが、そろそろドングリっぽい姿になってきていました。雌花がドングリまで育つのは百分の一の確率だと知ると、春の苦労もなんのその、かわいく思う気持ちが増してきます。
ところが、この写真(↑)のドングリくんは、春にワタシを悩ませてくれた世代ではなく、その1年前に生まれたお兄ちゃんなのです。
100720kunugi2こちら(↑)が今年生まれた赤ちゃんドングリで、まだまだ受精当時の姿と大差ありません。ここからじっくり1年かけて袴(殻斗)がそなわってくるわけで、このタイプ(2年型)のドングリはほかにもスダジイやマテバシイなどいくつかあるようです。
あまりメリットを感じることのできない長期熟成作戦ですが、損得を超えた哲学でもありそうで、頭が下がります。

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番外編 : ツマグロヒョウモン

100719tumagurohyoumonこの「金色の角?」のおかげで、去年、ウチの町内は盛り上がったのです。自分の庭のパンジーを食い荒らされたにもかかわらず、この蛹を見つけた人は「これで俺も億万長者」とみんなに見せびらかしたものでした。
なんのことはない、ツマグロヒョウモンの蛹と判明してゴールドラッシュは夢と消えたのですが、驚いたのは今年も同じ場所にこうして蛹がプラプラしていることです。鮭とか鮎のように、蝶にも生まれ故郷がわかるのでしょうか。

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7月19日(月) チチコグサ

100719titikogusaこんな繊細華麗な姿に「父」の名を冠するとは、命名者にはきっと今の時代を読む目があったのでしょう。
ハハコグサに比べると色目が乏しいところが男っぽいのでしょう。しかし、こうしてじっくり見てあげると、かなりエーデルワイスを彷彿とさせてもくれます。
チチコグサモドキウラジロチチコグサという「傍系」しか見つからずに困り果てていましたが、これでようやくジグソーパズルのキーパーツを手に入れることができました。

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7月18日(日) ゴボウ

100718gobou今年もそろそろ牛蒡の収穫時期は終わりそうで、「ゴボウの花を見たい!」という夢はまたも虚しく散るかと思ったら、ついに願いが叶いました。
こりゃー、アザミではありませんか。キク科なのでした…牛蒡って。残念ながら花は指先ほどで小さいし、一つひとつの花はそれほど日持ちしないみたいです。さらに、葉も枯れてきていたし、観賞用とするにはちょっと苦しいでしょう。
しかしまあ、あの牛蒡の花がこれ!?という感動はあります。食卓に一輪飾っておくと、きんぴらだって牛蒡サラダだって、お味が二段階ほど上がりそうです。

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7月17日(土) ヤナギハナガサ

100717yanagihanagasa出してくれー、とついカゴの鳥の気分になってしまいます。三尺バーベナという別名どおり、スーッと1mくらいのびる茎が持ち味です。
途中で三つ叉に分かれる枝が、こうして格子状の景色を作ります。背丈もあるので、ここのように広い場所でゆったりと育ててあげたい草花です。
そんな特性も知らずに、以前は花だけに迫っていました。しかし、それも無駄ではなく、アップだと花の筒部が長いことがわかります。ここが短いアレチハナガサとかダキバアレチハナガサというのもあるそうで、まだまだ捜索の旅が必要です。

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7月16日(金) ヒマラヤヤマボウシ

100716himalaya_yamabousiおや、ずいぶん遅くまで咲いている山法師だこと、と近づいたら、その葉の厚みや幅がなんとなく山法師と違います。ならば常緑山法師かと考えたけれど、横向きで葉に埋もれる花つきがそれも否定してくれていました。
なるほど、ヒマラヤヤマボウシというのが正体でした。5月の連休ごろに山法師を見てから常緑山法師(ホンコンエンシス)・ヒマラヤ山法師とハシゴすれば、なんと3カ月ほども山法師の花にひたりきることができるわけです。
ただ、ヒマラヤの花はこれから多少白く変化するとは言え、同じ経過をたどるホンコンよりもまだ目立ちにくい恨みはあります。それでも山法師好きなら3種類を並べて植えたいところでしょうに、どこかにそんな贅沢なお庭がないものでしょうか。

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7月15日(木) アーティチョーク(チョウセンアザミ)

100715artichokeなんとも雄大な植物です。これ、しゃがみ込んだのでなく、立ったままで見上げた角度です。花の直径は10㎝を超えています。ドーンという音がしそうな存在感です。
蕾のときから巨大なので目をつけておいて開花を迎えましたが、しまった…今年もまた食べ損なってしまいました。花が開いては食べ頃を失してしまうのに、まだ売り場にはあるものでしょうか。いずれ志木あたりのお店では手に入りにくそうです。
和名では朝鮮薊ですが、来歴的に何の意味もない名づけというので、ここではオシャレにアーティチョークという英名を優先しておきます。(花後の姿はこちらです)

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7月14日(水) ベニバスモモ(ベニスモモ)

100714benibasumomo夏だというのに、紅葉したように全体が赤紫色に見える木に出会いました。ピンポン球くらいの大きさの実が、まだいくつか木に残っています。
足下に落ちていた実をイヤシンボしてみました。やや発酵もしているか、突き刺さるような酸味が強烈でしたが、いわゆるスモモであることは間違いありません。
2年前の春、花を撮ったときはベニスモモと書かれた名札が頼りでした。そのときは「ベニスの桃?」と名前に噛みついたのですが、今回調べていて、ベニ「バ」スモモが標準であるらしいことがわかりました。
これも、漢字にすればベニバ=紅葉だろうからコウヨウスモモ?という問題は依然残りますが、ベニスの桃よりはいいか!と納得です。

2009年のきょうミヤギノハギ(ナツハギ)> 2008年のきょうジュンサイ> 2007年のきょうチョウセンシラベ・シルバーロック> 2006年のきょうカランコエ> 2005年のきょうマルバマンネングサ> 2004年のきょうホテイソウ

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7月13日(火) タマゴタケ

100713tamagotake1野道の脇の窪地にこの真っ赤に輝く物体を見つけて、一瞬「子供のボール?」と思いました。しかし、傍に寄るにしたがい、「ハハーン」です。この色をしたキノコ、今まで何度かお目にかかったことがあります。
100713tamagotake2これが卵から孵(かえ)った姿で、きれいな色が気になっていたものの、これまでは真面目に正体を調べることをしませんでした。真っ赤な卵のおかげで、なんともストレートな名前がわかりました。そしてちょいとした疑問もできました。根元の白い袋こそが卵(の殻)なのではあるまいか…ま、どちらにしても卵です。
驚いたことに、この毒々しさに反してこれは「おいしい」のだそうです。これを囓ってみようなんて、頭の隅にも浮かびませんでしたが、次回遭遇したときにはちょっとだけ!?

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7月12日(月) ネジバナ

100712nejibana1隣の小学2年の坊主が、「オ、無回転シュートができちゃった!」とほざきながら、ボールを蹴りまくって、植え込みの花をメチャクチャにしてくれます。マスコミというのは怖いもので、無回転が有名になってネジバナまで真似(上左)し始めました。
100712nejibana2それでもネジバナは捩れるから捩花で、ふつうは捩れています。が、さてどっちに捩れるかというと、これが複雑な話でした。Z巻き(左)もあればS巻き(中)もあって、もともと性格が捩れているんだから、どっちに巻こうとワタシの勝手でしょ!だそうです。
なかには「ウォォ、過回転シュートってどうよ!」という人(右端)もいて、慎ましやかな存在と思われがちなネジバナは、じつはかなりヘンな奴なのでした。

2009年のきょうムラサキクンシラン(アガパンサス)> 2008年のきょうキブシ> 2007年のきょうヘリアンサス・アトロルベンス> 2006年のきょうカラスビシャク> 2005年のきょうヤブミョウガ> 2004年のきょうアメリカフヨウ

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お勉強編 : タチアオイの同花受粉

100711tatiaoi1タチアオイの花がかなり房の上まで咲き上がってきて、梅雨が終わるのはうれしいけれど、そのあとの酷暑を思うとやや身震いしてしまいます。
そのタチアオイのなかで、これ(↑)はもっとも好きな色です。ドスがきいています。このせっかくの花びらが花粉で汚れてしまうのは、じつに惜しい眺めです。
100711tatiaoi2さてここからはタチアオイに人生を学ぼうという企画で、ごくふつうのピンクのタチアオイが教材です。タチアオイが開花すると、まずこのように雄シベ(の花粉)しか見えない状態が二日ほど続きます。
100711tatiaoi3さてはタチアオイは雌雄異株だったかと思うと、それは考え過ぎというものです。同じ茎の下方には、雄シベの群れの先端から、何本もの雌シベが心太(ところてん)のように飛び出している花(↑)がありました。
100711tatiaoi4その雌シベは、翌日になると噴水のよう(↑)に下に向かいます。
100711tatiaoi5ついには雄シベの花粉のなかに自分の頭を埋め込んでしまいました。できれば自家受粉は避けたいので、初めの数日は雄性期で蜂が媒介してくれるのを待ち、それに続く雌性期の最後には、念のために自分の花粉で受精しようとするのです。
こういう用心深さは大切だなあと思いつつ、人生のどこでこの知恵を生かすべきかさっぱり思いつかないワタシには、どうも大した老後は待っていないようです。

参考図書:田中肇著「花と昆虫、不思議なだましあい発見記」

<補注1> 1枚目写真よりもさらに花色が黒っぽいタチアオイを見つけました。(2012年6月30日)
<補注2> 4枚目・5枚目の写真を補完する自家受粉期のタチアオイを写しました。(2015年6月22日)

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7月11日(日) ギンバイソウ

100711ginbaisou1去年は仕舞いどきの様子しか見られなかったので、「へへ、どんなもんだい!」の一枚です。銀の梅ならぬ純白の花がまぶしい! 蕾のうっすらしたピンクがかわいい! ヘロンと飛び出した装飾花が素っ頓狂! と一人でご満悦です。
100711ginbaisou2おっと、花と一緒に写し込むのは無理かも、と去年思った特殊形状の葉は、案ずるよりナントカで花とのツーショットが撮れました。花に近い葉は先が割れないものもあるのに、この株は小さな葉もしっかりと蟹のハサミになっていました。
おっとっと、蟹のハサミではなくて矢筈型と言わないと、せっかくきのうのヤハズアジサイにつなげた意味が半減します。この形状にどういう意味があるのか、考えはまったく及びませんが、仲間がいるのだから、なにかメリットはあるのでしょう。

2009年のきょうコバギボウシ> 2008年のきょうイランイラン> 2007年のきょうラムズイヤー> 2006年のきょうゴシキドクダミ> 2005年のきょうアガパンサス> 2004年のきょうカラスウリ

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番外編 : ヘンな人たち

草木を探していて見つけたヘンな人たちをまとめて紹介します。
100710deai1もしかして、タカトウダイ専門のハンター? 蜘蛛の巣を作らずに、直接に狩りをするつもりでしょうか。残念ながらそのシーンは見られませんでした。
100710deai2こんなに派手で目立ったら損では? いや、鳥も腰が引けるのでしょうか。ルリタテハの幼虫のようで、サルトリイバラの葉を一枚、食べ尽くしていました。
Usigaeruモーモーと大きな声を響かすわりには姿を見せないウシガエルが、のんびりと日向ぼっこしていました。体長20㎝はありそうで、かわいくありません。
100710deai3同じ蛙でも、こちらには和みました。撮影に雨は困りものですが、このアマガエル兄弟(夫婦?)のためにはひと雨来ることを祈りました。
100710deai4おっとびっくりピョン吉くん。意外と余裕で撮影に応じてくれました。里で悪さをしなくていいように、山の木の実をたくさん食べようね。
100710deai5こちらも余裕でたくさん撮らせてくれましたが、あとで写真を見ると、右の触覚が激しく動いていました。肉眼ではその動きに気づきませんでした。トホホ。
100710deai6鳥はむずかしいです。ワタシに撮られるまでジッとしていてくれる人なんていません。ブレブレはご勘弁です。おっと、この人は口になにかくわえていました。

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7月10日(土) ヤハズアジサイ

100710yahazuajisai一つの花房からいくつかずつ飛び出した装飾花が、アジサイの仲間であることを示しています。しかし、背丈があって(この木は3mくらい)枝の構成が散漫で、いわゆるアジサイのコンモリしたイメージとはかなり違います。
名前のヤハズはもちろん矢筈で、萩の仲間のヤハズソウは葉を引きちぎらないと矢筈にならないのに比べ、最初から葉の先がV字カットされています。
この木のことを調べていて、「そはやき(襲速紀)要素」という言葉を知りました。熊襲・速水瀬戸・紀伊の3つの地名をつなげたもので、植物の分布域でよくお目にかかる「紀伊半島から四国・九州南部に分布」というあの地域を示すそうです。したがって、そこまで遠征せずに近場で撮影したこれは、残念ながら植栽品ということになります。

2009年のきょうアブラチャン> 2008年のきょうカラスビシャク> 2007年のきょうカラタチバナ> 2006年のきょうモナルダ> 2005年のきょうサルスベリ> 2004年のきょうメマツヨイグサ

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7月9日(金) タイトゴメ <写真差し替え版>

100709taitogome_b_2書き取りテストになりそうなタイトルです。答えは「大唐米」で、これを「だいとうまい」と読めば、昔の中国で栽培(原産はベトナムあたり)されたお米のことですが、これが訛って日本では質の悪いお米をタイトゴメとした…らしいです。
たしかに、このクチャコチャ~とした葉は米粒に見えますから、素直に考えれば万年草の上に米粒とか小米とかを載せればいいものを、ほかの仲間(メキシコマンネングサマルバマンネングサツルマンネングサなど)とは一線を画した名前です。
などと考えて調べていたら、コゴメマンネングサというのは別にありました。九州南部や沖縄諸島に育つそうで、タイトゴメに比べると花つきが質素だそうです。ほかにも万年草の種類はまだまだありそうで、こちらも万年生きないと追いつきそうにありません。

<補注> 掲載から4年後、当初の写真(↓)はタイトゴメとは違うものである疑いが濃くなったので、間違いなくタイトゴメと思われる(沼津の海岸で撮影↑)ものに写真を差し替えました。
100709taitogome
<追記> あらためて2枚の写真を比較すると、過去掲載のものは明らかに葉が平たすぎ、タイトゴメとは違うようです。変だと気づいた当初はオウシュウマンネングサかと疑ったのですが、それにしては葉が丸すぎます。しかし、ほかのなにかの種類と特定することもできないので、現状では正体不明としておきます。(2014年6月30日)

2009年のきょうツルレイシ> 2008年のきょうオオハンゲ> 2007年のきょうグリーンローズ> 2006年のきょうカラジューム> 2005年のきょうナンキンハゼ> 2004年のきょうタイサンボク

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7月8日(木) オオバノトンボソウ

100708oobanotonbosou1低い笹の茂みのなかから、脛ほどの高さに飛び出した花が目を惹きます。トンボと言うには翅がやや寸足らずでも、長くのびた距のおかげでそれらしく見えます。
100708oobanotonbosou2翅に見えたのは萼片で、側弁は開かずに上側の萼片と合体してヘルメットのような形になっています。そのなかから葯がチラリと覗いています。ラン科(ツレサギソウ属)らしく、唇弁は下にのびて強くのけぞるように巻いています。
100708oobanotonbosou3同属には紛らわしいものがたくさんあって、調べていると頭がこんがらがります。根に近い部分に大きな葉が2~3枚あることでコバノトンボソウと区別し、側弁が開かないことでヤマサギソウではないと判断しました。
100708oobanotonbosou420日ほど前に見つけたときはこんな(↑)蕾状態でした。林のなかの道端で、このようにうっすらと陽があたる環境が好きなようです。

2009年のきょうヤブコウジ> 2008年のきょうサンシュユ> 2007年のきょうトリアシショウマ> 2006年のきょうキュウリ> 2005年のきょうトウネズミモチ> 2004年のきょうビヨウヤナギ

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7月7日(水) タケニグサ

100707takenigusa1花びらのない花が続きます。きのうのイワガラミは、開花と同時に花びらを落としてしまうのでしたが、このタケニグサが開花と同時に散らすのは萼です。
100707takenigusa2涼しげな茎の色合いが好きで、身近に植えておきたいくらいですが、背丈が楽に2mを超えるので、狭い我が家では叶わぬ夢です。

2009年のきょうトモエソウ> 2008年のきょうサルビア・インディゴスパイア(ラベンダーセージ)> 2007年のきょうシャシャンボ> 2006年のきょうナス> 2005年のきょうチヂミザサ> 2004年のきょうシャグマユリ(トリトマ、トーチリリ-)

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7月6日(火) イワガラミ

100706iwagaramiデジイチを持たずに出かけたことがくやしくてたまらない一枚です。山あいの農道をドライブしていたら、杉林の縁が1カ所だけ白く輝いているのを見つけました。
名前どおりの岩ではなくて、絡みつきの対象は杉の木でしたが、ゆうに7~8mは這い上っていました。いかにも深山幽谷にしか生息しないような名付けをされたものですが、耕作地の脇の林で見つけてしまったとはうれしい誤算です。
ひらひらする装飾花が一枚の萼であるところがイワガラミの特色で、装飾花というよりはむしろ装飾葉と呼びたい姿です。また、本来の花=両生花はシベだけです(花びらは開花と同時に脱落)。装飾花の枚数は最小限に抑え、無駄な花びらは捨てて、骨っぽく質実剛健路線をまっしぐら…男・イワガラミに惚れました。

2009年のきょうノカンゾウ> 2008年のきょうボッグセージ> 2007年のきょうギンロバイ> 2006年のきょうヤマモモ> 2005年のきょうリョウブ> 2004年のきょうモミジアオイ

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7月5日(月) バーベナ

100705verbena1とっくに掲載していたつもりのバーベナが未収録でした。無視していたお詫びに、とっておきの派手バージョンです。品種名は「ピンクパフェ」だそうで、なるほど…。
100705verbena2こちらの品種名は「ラベンダーグレース」ときました。見かけに合わせて、名前もぐっと渋めです。カワイコぶりっこと高貴さと、さてどちらに人気は集まるものでしょう。

2009年のきょうオオバギボウシ> 2008年のきょうブルーサルビア> 2007年のきょうリシマキア・プンクタータ> 2006年のきょうインドハマユウ> 2005年のきょうノブドウ> 2004年のきょうアサガオ

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7月4日(日) アカメガシワ

100704akame_m雌雄異株の花の場合、往々にして雄花の方が楚々として、女性的に見えることがあります。アカメガシワの場合がまさにそれで、なにやら儚(はかな)げで繊細で、同性としてはつい肩を叩いてあげたくなる風情です。
100704akame_fでは雌花はどうかというと、その逞しい姿に惚れぼれしてしまいます。たしかに、花粉を供給すれば用済みになる雄花と違い、これから立派な種を育てなければならないのですから、化粧に身をやつしているヒマなどはないのでしょう。

2009年のきょうクサフジ> 2008年のきょうキミノニワトコ> 2007年のきょうヒツジグサ> 2006年のきょうコンボルブルス> 2005年のきょうワルナスビ> 2004年のきょうメタセコイア

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7月3日(土) ストケシア(ルリギク)

100703stokesiaふつうは属名(学名)をそのままにストケシアと呼んでいますが、瑠璃菊という別名もあるのだそうで、白花も撮ったのに、そっちは出しにくくなりました。
蕾のときも咲いてからも、イガイガと言おうかケパケパと言おうか、ただきれいなだけではないオマケに心惹かれます。蕾を囲うイガイガは苞葉の棘で、一方、花を飾る白いT字状物体は、キク科特有の集合花ゆえの多くの雌シベなのでした。

2009年のきょうタマザキクサフジ(ツルレンゲ、クラウンベッチ)> 2008年のきょうウツボグサ> 2007年のきょうイタチハギ> 2006年のきょうオカトラノオ> 2005年のきょうボタンクサギ> 2004年のきょうユズリハ

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7月2日(金) ネムノキ

100702nemunoki1午後2時過ぎ、ネムノキの開花の様子です。暮れれば閉じる葉とは逆に、花は歌舞伎町のお姉さまたちと同じリズムで開き出します。
ふだん見かける扇状の花は、あれは一晩のお勤めを終えたあとの姿なのでした。扇状になると見つけにくい雌シベも、この段階ならはっきりわかります(白い糸)。
100702nemunoki2しかし、蜜は夜の蛾たちだけで売り切れにはならないようで、前日開いた花に蜂がずいぶんとしつこくへばりついていました。ひょっとしたら雄シベが絡まって身動きできないのかと思ったら、それは余計な心配というものでした。

<補注> ネムノキの花後の様子はこちらです。(2015年8月7日)

2009年のきょうキンコウカ> 2008年のきょうモモバギキョウ> 2007年のきょうヤマユリ> 2006年のきょうテリハノイバラ> 2005年のきょうツルハナナス> 2004年のきょうノウゼンカズラ

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7月1日(木) オオバジャノヒゲ

100701oobajanohige1ヤブ蚊に悩まされる時期になりました。今年は防塵ゴーグルという新兵器を調達したので、目に飛び込む蚊は気にしなくてよくなりました。
そんな新兵器の威力が遺憾なく発揮される藪暗がりに、うっすらピンクの小花が目立っています。葉を見るとヤブランとかノシランを連想しますが、花穂が両者のように長くなく、地上10~20㎝の低いところで花がうつむいています。
100701oobajanohige2こうして離れて見ると、たしかにジャノヒゲの葉を広く丈夫にした感じです。ジャノヒゲを名乗るものにはナガバジャノヒゲもありますが、名前は近くても、このオオバジャノヒゲとは全体の感じがずいぶん違います。

2009年のきょうオニシモツケ> 2008年のきょうマタタビ> 2007年のきょうコナスビ> 2006年のきょうアリアケカズラ> 2005年のきょうハルシャギク> 2004年のきょうザクロ

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