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7月10日(土) ヤハズアジサイ

100710yahazuajisai
一つの花房からいくつかずつ飛び出した装飾花によって、アジサイの仲間であることがわかります。しかし、背丈があって(この木は3mくらい)枝の構成が散漫で、いわゆるアジサイのコンモリしたイメージとはかなり違います。
名前のヤハズはもちろん矢筈で、萩の仲間のヤハズソウは葉を引きちぎらないと矢筈にならないのに比べ、最初から葉の先がV字カットされています。
この木のことを調べていて、「そはやき(襲速紀)要素」という言葉(注)を知りました。熊襲・速水瀬戸・紀伊の3つの地名をつなげたもので、植物解説でお目にかかる「紀伊半島から四国・九州南部に分布」というあの地域を示すそうです。したがって、そこまで遠征せずに近場で撮影したこれは、残念ながら植栽品ということになります。

<補注> 襲速紀要素に似たような概念で、日本海要素という言葉があると知りました。(2022年11月19日

2009年のきょうアブラチャン> 2008年のきょうカラスビシャク> 2007年のきょうカラタチバナ> 2006年のきょうタイマツバナ> 2005年のきょうサルスベリ> 2004年のきょうメマツヨイグサ

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コメント

一つのことを調べていくと、それに関わるいくつかのことを発見できたり、関連したことの広がりが自然と分かるようになってくるものなのですねぇ。全国つつ浦々植生している場所にも行ってみたくなるのでしょうか。行かせてあげたいなぁ・・・と奥様は思っていらっしゃるのでしょうか?

投稿: zenpeichan | 2010-07-10 14:19

zenpeichanさんへ:
牧野博士が高知のお生まれというのは、たぶん偶然ではないんでしょうね。
襲速紀要素のど真んなかで少年時代を過ごしたら、
興味をそそられるものがたくさんあったんでしょうね。
よーし、今度生まれてくるときは、あの辺で…。

投稿: はた衛門 | 2010-07-11 07:57

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