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6月27日(日) ヒメコウゾ

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ヒメコウゾの実が急に色づきはじめました。つい先日までは右端の毛ムクジャラばかりだったのに、濃橙色に輝くまでのスピードにびっくりです。
枝の元側(写真左方)から順々に熟すので、一本の枝でこのように実の成熟過程が学べます。今年着目したのは右から2番目状態で、熟した実(の粒)は横に這うように肥大し、まるで粒々で花床を包もうとしているようです。
左端くらいに熟すと食べごろで、ねっとりした甘さです。「これなに?」と聞く人がいたので教えて一緒に食べたら、その人には「酸っぱくてイヤ」だと言われました。
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実を潰すと、こうして葉から落ちないくらい、かなりの粘性があります。種はコリコリして楽しい食感です。
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いまの時期は、山のなかがコウゾだらけかと思うほどに濃橙色が目立ちます。こんな痕跡(↑)を見つけると、「それもそのはず」と納得します。

<補注> いままで楮と姫楮の区別をよく知らずに「コウゾ」としていました。しかし、先輩のwaiwaiさんがこれを姫楮としたのを機会に、ワタシも正しく呼ぶことにしました。
この「楮と姫楮」問題は少しややこしいので、あすに引き継ぎます。

ヒメコウゾの雌花   ヒメコウゾの雄花

2009年のきょうムラサキセンダイハギ> 2008年のきょうウチワサボテン> 2007年のきょうクマツヅラ> 2006年のきょうカリフォルニアローズ> 2005年のきょうタイマツバナ> 2004年のきょうヤブカンゾウ

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コメント

何時だか、花の名を教えていただいた
あの・・楮ですね
花もなかなかの愛らしさでしたが
実も何ともらぶり~~ではないですかあ!!
 
楮だらけ・・今山に入るとそんななら
近々、是非行ってみたいと思いました

投稿: pave | 2010-06-27 08:53

paveさんへ:
はい、あのときはエラそうに楮と答えたものの、
楮と姫楮の区別に四苦八苦してます。
ふつうに野山で見るのは、どうも姫楮の方らしい、と
いうのがきょう現在の見解です。

投稿: はた衛門 | 2010-06-27 15:04

あ、私の呼びわけは、いい加減ですから。(^^;
ここは、はた衛門さんにきっちり仕分けていただきたいです!
それにしても、よく分からない名前の付け方ですよね。
普通なら、まず「コウゾ」があって、それと比べて
例えば花が小さいとか実が小ぶりとか、
何か違う特徴があって「ヒメ」と呼ぶことにした
・・・という流れだと思いますが。

投稿: waiwai | 2010-06-29 05:54

waiwaiさんへ:
おっしゃるとおり、なにか変です(笑)。
どこかで混乱したのでしょうか。
ユルユルッと考えておきながら、問題の3つの木を
追いかけてみるつもりです。

投稿: はた衛門 | 2010-06-30 07:49

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