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追加編 : トチノキの花の観察

100508totinoki
例年より1週間ほど遅れて、トチノキが満開時期を迎えました。ウチからすぐ近くに立派なトチノキ並木があり、桜とはまた違う、渋い花見が楽しめます。
しかし、今年は見とれるだけでなく、大きな課題がありました。秋にはつい拾ってしまう、あの「魅惑の実」は、並んだすべての木に稔るわけではないのです。
何年か前までは「雌雄異株だろう」と思っていました。しかし、実がつかない木には花もつきません。実がならない=雄株ならば、雄花をつけなくてはいけないのに、花もつけないのではなんの役にも立たないではありませんか。
そんな問題意識から、今年は徹底的に花を調べてみました。ブログに載せるにはやや重いテーマなので、「増補版」に新たにページを設けました。
トチノキの結実メカニズムをようやく理解できました。(写真 ↑ は両性花)

<補注> 続編として「実の観察」を載せました。(2010年6月12日

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コメント

増補版読ませていただきました。
師匠の探求心は本物ですね。
一つのものをこうやって追求していくってきっとワクワクすることなんでしょうね。

投稿: zenpeichan | 2010-05-09 20:05

力作、じっくり拝見しました。
花の仕組み、よくわかりました。ありがとうございます。
次の研究発表も楽しみにしています。(^^)

投稿: waiwai | 2010-05-10 05:58

zenpeichanさんへ:
ワクワクですかね~。自分的にはイジイジだったかなあ(笑)
この並木道は人通りが多いので、あんまり変態っぽい
ことをしていると通報されるかもしれなくて(汗)。

waiwaiさんへ:
うわ、waiwaiさんにそう言っていただくとうれしいです。
雌雄混株という用語がこれでいいのか、ずいぶん基本的なところでよろめきつつ、
そういうお堅いことは脇に置いて、花のしかけはようやく理解できました。

投稿: はた衛門 | 2010-05-10 06:49

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