« 5月8日(土) ハイノキ | トップページ | 5月10日(月) モッコウバラ(白モッコウバラ・八重) »

5月9日(日) オニグルミ

100509onigurumi1
近所を流れる新河岸川の土手で、10mほどに育ったオニグルミを見つけました。こういう場所に植栽はあり得なくて、たぶん上流から流れ着いたクルミの実生です。
この川は川越あたりに発していて、志木と川越の間はほぼ宅地化されているはずなのに、それでもまだ川岸にこの木のお母さんが暮らす環境は残っていたようです。
100509onigurumi2
うまい具合に斜面の上から花に迫ることができました。ウサギの耳のような雌花(雌シベ)は片側の長さが1cmほどと大きく、派手な色なのですごく目立ちます。
100509onigurumi3
一方、まるで鳩時計の錘(おもり)のように固かった雄花は花粉を出し尽くしてしまい、情けない姿になり出しました。
ただ、待ちぼうけの雄が多いほかの雌雄異花の木に比べると、オニグルミは雌花・雄花の開花時期がほぼ一緒(注)なので、この枯れ姿も幸せそうに見えてきます。

<補注> 雌雄の開花を「ほぼ一緒」としたのは大雑把に過ぎました。雄花は前年枝で咲くのに対し、胡桃類の雌花は当年枝につくことに気づきました。(2022年4月27日

2009年のきょうコエンドロ(コリアンダー)> 2008年のきょうクレマチス・モンタナ> 2007年のきょうオオアブラギリ(シナアブラギリ)> 2006年のきょうイチゴ(優香)> 2005年のきょうオオデマリ> 2004年のきょうミズキ

|

« 5月8日(土) ハイノキ | トップページ | 5月10日(月) モッコウバラ(白モッコウバラ・八重) »

コメント

新河岸川の川原にオニグルミの木が生えているのですか、木は見たことがありますが、雌花も、雄花も見たことがありませんでした。雌花は、え~これが花でっか~と言いたくなるほど、花離れした花ですね。びっくりです。

投稿: ぴょんぴょん | 2010-05-10 21:15

ぴょんぴょんさんへ:
ここの川原は、つい最近、護岸整備されたのに、
刈り倒さずに残してくれたようです。うれしいことです。
この手の雌花はなかなか見えにくいものが多いのに、
このウサギの耳は、下からでもよく見えます。

投稿: はた衛門 | 2010-05-11 06:18

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 5月8日(土) ハイノキ | トップページ | 5月10日(月) モッコウバラ(白モッコウバラ・八重) »