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5月6日(木) カンザン(関山)

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春らしい春もなく、いきなり訪れた夏の陽気に、桜がいささか戸惑い気味です。近くの児童公園にある木で、まだそれほど花びらも落とさず、十分に見ごろでした。
シーズン遅くまで咲いてくれるこの特性が「関山」の大きな特徴です。また、花びらの縁に牡丹のような切り欠きが目立ち、一枚一枚が軽く波打っているので、同じ八重の普賢象よりは微妙に賑やかに見えます。色も明らかに濃いめです。
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加えて、なにより「関山」の見分けに役立つのがこの枝振りです。横へ張った枝が内側に湾曲する癖があるので、樹形が大きな盃になります。桜と盃、なんと言うか、できすぎた組み合わせです。もっとも、きのうは酒よりビールが欲しい暑さでした。

<補注1> 「普賢象」に似て、葉化した雌シベが1~2本ありはしても、こちらのくねり具合がやや少なく見えました。
<補注2> 「関山」は「カンザン」と読むのがメジャーです。ただし、シノニムに cv. Sekiyamaとあるのが悩ましく、「セキヤマ」と読むこともアリのようです。

2009年のきょうシュロ(ワジュロ)とトウジュロ> 2008年のきょうオサバグサ> 2007年のきょうピラカンサ> 2006年のきょうオーニソガラム> 2005年のきょうキリ> 2004年のきょうヤマボウシ

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