3月29日(月) ヒアシンス
舞台裏の話をすれば、こんな低い位置に咲く花の撮影には意外な伏兵がいます。それは雨で弾けた砂粒です。肉眼ではそれほど意識しないのに、写った花びらにゴマ塩のようにへばりついた砂粒にガッカリすることがしばしばです。
したがって、こういうリリカルな一枚をものしようというときには、それがバレないように気をつかいます。まさかすべての花の砂を払うわけにもいかないので…。
あ、えらく現実的な話から入ってしまいました。きょうは風信子忌でして、ホントはもう少しハイブローにいくつもりでした。風信子はヒアシンスの和風当て字で、この花を愛した立原道造は1939年のきょう、亡くなったといいます。
そのときなんと24歳、才子と美人は薄命と相場が決まってはいても、哀れすぎて言葉に詰まります。もっとも、なにするでもなく還暦を迎えるのが幸せかと言えば、それもまた言葉には詰まるものです。
したがって、こういうリリカルな一枚をものしようというときには、それがバレないように気をつかいます。まさかすべての花の砂を払うわけにもいかないので…。
あ、えらく現実的な話から入ってしまいました。きょうは風信子忌でして、ホントはもう少しハイブローにいくつもりでした。風信子はヒアシンスの和風当て字で、この花を愛した立原道造は1939年のきょう、亡くなったといいます。
そのときなんと24歳、才子と美人は薄命と相場が決まってはいても、哀れすぎて言葉に詰まります。もっとも、なにするでもなく還暦を迎えるのが幸せかと言えば、それもまた言葉には詰まるものです。
2009年のきょう<アーモンド> 2008年のきょう<ニシキモクレン> 2007年のきょう<カラシナ> 2006年のきょう<アマナ> 2005年のきょう<キブシ>
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コメント
はた衛門さん、おはようございます。
この美しく真白きヒヤシンスたちもKxですかぁ
ペンタックスのKシリーズといえば、
知る人ぞ知るです。
素人の私でも知ってますもの。
はた衛門さん、攻めてますねぇ
画像と文章、一点の曇りも許さじ!すごい!
投稿: ブリ | 2010-03-29 08:58
胸が締め付けられるような文末表現に感動?いや、悲しんでいる私ですよ。そうなんですよねぇ、私はもう還暦を迎えて早2年・・・うーん、言葉につまります(笑)
雨が強く降るとどうしても跳ね上がった泥土が低い位置の花々につきますよね。これがほんと汚い感じでいやですね。雨が降った後だというのに、水を掛けたりして・・・何やっているんでしょうか。やはり言葉に詰まります。
投稿: zenpeichan | 2010-03-29 13:46
ブリさんへ:
あらら、そんなに有名なものなんですか。
このk-xはとってもお買い得なお値段で、性能もそこそこ
評判が良かったんですよ。
もっと派手なボディカラーにすれば良かったかなあ、とか、
いまは外見のことしか気にならないんですけどね(笑)。
zenpeichanさんへ:
えっ、洗ってあげるんですか!!!
奥さまだけでなく、お花にもホントにやさしいんですね~。
感動で言葉に詰まりました(笑)。
投稿: はた衛門 | 2010-03-30 07:15