2月2日(火) リンボク
いまごろ実がまだこんなに青くては、いかに悪食のヒヨドリでも手は出さないようです。たしかに、花盛りそのものがふつうのサクラ属とは半年ズレていたので、その実の食べごろが春になってしまいそうなのは道理というものです。
心配するのは、季節が良くなりほかの食べ物が豊富になったら、こんな実を啄む奇特な鳥がいてくれるかどうかです。熟す時期をほかの木とずらして自分だけ目立とうとしたら、木の実以外のおいしいものがあふれて…「下手の考え休むに似たり」という警句を思い出しました。さてリンボクのこの作戦、どんな結果になるのでしょう。
心配するのは、季節が良くなりほかの食べ物が豊富になったら、こんな実を啄む奇特な鳥がいてくれるかどうかです。熟す時期をほかの木とずらして自分だけ目立とうとしたら、木の実以外のおいしいものがあふれて…「下手の考え休むに似たり」という警句を思い出しました。さてリンボクのこの作戦、どんな結果になるのでしょう。
<補注1> 5月が終わりそうになっても、この実はいっこうにおいしそうにならないのでした。(2015年5月27日)
<補注2> 実ではなく、花がカラスのご馳走のようです。(2018年9月26日)
2009年のきょう<タチシノブ> 2008年のきょう<ニホンスイセン> 2007年のきょう<イトラン> 2006年のきょう<ムラサキシキブ> 2005年のきょう<ヒナギク(デージー)>
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コメント
リンボク、初めて見ました。関東以西の日本に分布する固有種だそうですね。こちらでは見つけるのはなかなか難しそうですね~
果実は黒紫色に熟すそうですね。
次の撮影を期待しています。
投稿: ぴょんぴょん | 2010-02-02 14:19
ぴょんぴょんさんへ:
はい、ホントに珍しくて不思議な木です。
葉は樫に似て、花はウワミズザクラを思わせ、実はネズミモチみたい…
まるで植物界の鵺(ぬえ)みたいなヤツです。
投稿: はた衛門 | 2010-02-03 07:44