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1月5日(火) キチジョウソウ

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まさに「血眼」で探し出した1本の穂です。花のときはあんなに豪華だったので、この赤い実も被写体を選びきれないくらい並んでいるだろうと思って出かけました。ところがどっこい、花穂はたくさん残っていたものの、みんなスカなのです。
道沿いに何カ所かキチジョウソウの藪があって、合計すれば20mもありそうなのに、どの穂もどの穂も結実しておらず、枯れた萼が残っているだけでした。
ここがダメなのか、今年がダメなのか、ほかの場所も当たってみなくては…とほとんどあきらめた最後の一叢にマッチ棒の頭ほどの赤い粒を見つけたときの喜びは、これこそ飛び上がりたいほどでした。「キチジョウソウの結実率調べ」という課題を抱えてしまったとは言え、まずは狙いどおりの収穫を得られてうれしいうれしいレポートです。

<追録> ちょっと気になるので、二日連続で吉祥草の実の捜索に出かけました。きのうとはまったく別の場所だったのに、ここも枯れ穂ばかりです。
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直径で3mほどのキチジョウソウの繁みを片っ端から掻き分けていたら、ようやく1個だけ見つかりました。30cmほどの高さの草むらのなか、6~7cmくらいしかない高さの穂ですから、かなりの根気が必要です。
きのうの実と違って、きょうのものは形が丸々しているのが収穫と言えば収穫でしょうか。なぜこんなに実のつきが悪いのか、この秋には花の造りもじっくり見てみたくなりました。(1月5日 16:00追記)
<補注1> 花の観察結果を掲載しました。(2010年11月20日
<補注2> キチジョウソウの実にも「あるところにはある」法則が適用できるようで、見つけるのに苦労したことがウソのようです。(2016年2月24日

2009年のきょうサザンカ(白八重)> 2008年のきょうミミズバイ> 2007年のきょうオオキバナカタバミ(オキザリス・セルヌア)> 2006年のきょうナンキンハゼ> 2005年のきょうノイバラ

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