12月6日(日) ハゼノキ
![091206hazenoki1_b 091206hazenoki1_b](http://hatazakura.air-nifty.com/blog/images/2014/12/03/091206hazenoki1_b.jpg)
植物を知るということは、当然にその根まで理解しなければいけないことなのに、ふだんは土手のジシバリを抜いてみるのがせいぜいでした。
それが、そういう荒事をせずに、こんなに大物の地中の姿を見つめることができたのだからウヒョヒョです。見上げたら(↓)、空を覆うような櫨(はぜ)の木でした。
![091206hazenoki2_b 091206hazenoki2_b](http://hatazakura.air-nifty.com/blog/images/2014/12/03/091206hazenoki2_b.jpg)
不運にも、この木は切り通しの崖っぷちに生まれ落ちてしまったのです。しかし、土のなかにあるべき器官をこれだけ風に晒してもメゲる風情はありません。見える部分の数倍もの根が岩に食い込み、養分を吸い上げていることを思うと、山のハゼノキ一本といえども、大事な大事な生命であることをしみじみと感じます。
それが、そういう荒事をせずに、こんなに大物の地中の姿を見つめることができたのだからウヒョヒョです。見上げたら(↓)、空を覆うような櫨(はぜ)の木でした。
![091206hazenoki2_b 091206hazenoki2_b](http://hatazakura.air-nifty.com/blog/images/2014/12/03/091206hazenoki2_b.jpg)
不運にも、この木は切り通しの崖っぷちに生まれ落ちてしまったのです。しかし、土のなかにあるべき器官をこれだけ風に晒してもメゲる風情はありません。見える部分の数倍もの根が岩に食い込み、養分を吸い上げていることを思うと、山のハゼノキ一本といえども、大事な大事な生命であることをしみじみと感じます。
2008年のきょう<ハウチワカエデ> 2007年のきょう<ソヨゴ> 2006年のきょう<タラノキ> 2005年のきょう<メギ> 2004年のきょう<ダリア>
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コメント
このような根を見ると、植物の生命力の強さのヒミツが
わかりますよねぇ。そして生きるっていうことがどんな
に深淵かも伝わります。
今朝は、防災訓練が9時からあります。その時に動ける
よう、面倒でも参加しなくては・・・。
投稿: zenpeichan | 2009-12-06 08:27
はた衛門さん、こんばんは。
ハゼの木って、こんなに大きくなるのですか。
目をそんなに上に向けなくてもよい木のような
気がしていましたが。
それにしても立派な根っこですね。
植物の土から上の部分だけを見ていると、
動けないから、不便だろうななんて思っていたのですが、
動けなくてもお釣りがきそうなくらい、
そのあたりの養分を吸い尽くしそうな勢いのある根っこです。
吸い尽くしたらだめなんだけれど・・・
投稿: ブリ | 2009-12-06 17:49
植物が好きなのは、姿形の美しさ、面白さもありますが、
人間の思惑を超えた強かさにあります。
だから、雑草系が好き。σ(^^;)
植物の強かさの一つは、この根にあるのですね。
お写真から、あらためてそう思いました。
投稿: waiwai | 2009-12-06 20:43
zenpeichanさんへ:
そうか、ウチの町内も防災訓練をやんなきゃいけないなあ。
このところずいぶん揺れることがないですね~。
なんだかまとめて来そうで怖いですね。
ブリさんへ:
単独で育てば上にのびる必要はないのに、こんな雑木林のなかなので、
少しでも光をゲットしようと必死のようですよ。
こんな岩場でも、落ち葉や虫の死骸が腐り、
栄養が尽きるということはないんでしょうね~。
waiwaiさんへ:
ものすごく幸運な出会いでしたよ。
劣悪な環境に生まれ落ちても負けるもんか!!
みたいな、なんか青少年向けの啓発本の表紙に
どうだろうかと、オジサンっぽいことを考えてしまいます。
投稿: はた衛門 | 2009-12-07 07:34
ハゼの木の根ですか、逞しい生命力ですね。カンボジャで見たガジュマルの根を思い起こさせるようなすごい根の張りようですね。
今年は、近くの街路樹の中に南京ハゼの実を見つけ、四国旅行で、ハゼの実から蝋燭を造るところを実演つきで説明を受け、ハゼの木の認識を高めることができました。
投稿: ぴょんぴょん | 2009-12-08 11:25
ぴょんぴょんさんへ:
そうなんですよ。どうしたって、ガジュマルやマングローブを
連想してしまいます。
おっと、ハゼの実を搾るところを見ることができたのでしょうか。
あんな固いものから油分が出てくるところ、ぜひ見てみたいものです。
投稿: はた衛門 | 2009-12-09 06:58